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逃亡大統領ガニはウズベキスタンにはいない by ウズベク外務省

2021-08-18 00:21:45 | アジア情勢複雑怪奇
アフガニスタンから金持って逃亡したガニ大統領は、ウズベキスタンにいる、という記事がtwitterで流れている。

15日にすぐに流れた。私が見た時にはイギリスのIndependentが書いていた。

だがしかし、昼間コメント欄でも書いたけど、ガニ大統領は、アフガニスタンの裕福な地主クラスの家に生まれて、相応のお勉強をして、1978年に親ソがはっきりする前に、アメリカに行って、そこからずっとアメリカで育成されている人なので、まったくのアメリカのエージェントであるように見える。世界銀行の人としてアジアの様々なプロジェクトに参加しているようなので、要するにオリガルヒ世界の要人でしょう。ちなみに、今でもアフガニスタンに広大な土地を所有している模様。

そんな人がウズベキスタン、つまるところロシアに逃げることはない。

ということで、これはデマだろうと思っていたのだが、当のウズベキスタン外務省が正式に否定した模様。ガニとその他のアフガニスタンの公人はウズベキスタンにはいない、そうです。

Ashraf Ghani, Other Afghan Leaders Not in Uzbekistan Now, Uzbek Foreign Ministry Says 




そして、この記事によれば、現在オマーンにいるとある。そして、まぁ最終的な向け地はアメリカだろうね、だそうだ。

まぁそうでしょうと私も思う。

で、タリバンが悪いと騒ぐ前に、自分たちがしつらえた大統領が、こうもあっさり秩序も顧みず逃亡したんだから、その責任を追及したらいいんじゃなかろうか。

ロシア外務省の、例のカブロフ氏


ガニはアフガニスタンで裁判にかけられるべきだと言っている。

MOSCOW, August 16. /TASS/. Afghanistan’s President Ashraf Ghani deserves to go on trial before the Afghan people for fleeing the country in the most disgraceful manner, Russian Special Presidential Envoy for Afghanistan Zamir Kabulov said on Monday in an interview with the Zvezda (or Star) TV channel, published on the news outlet’s website. 


ただ逃げただけじゃない、最も不面目なやり方で逃げたと怒ってる。

前日には、アフガニスタンの人々のために命をかけて働くのなんのと言っていたらしい。

で、自分で逃げた後、流血の事態を避けるためだったのへちまだのと言ってたね。お前が腹でも切れよ、と言いたい。

まぁ、金融屋の傀儡なんてそんなものでしょう。そんなものは、ただの紙の兜みたいなもの、と思ったかどうか知らないけど、ガニを信じてなかったアフガニスタンの一般人の方が、人間としてよっぽど正常。

そして、ガニの逃亡はちゃんと「上」と連絡してるからこそ、主流メディアがガセ情報を流すんだろうとも思う。この軍事政権のやったことは一から百まで汚らしいし生産性がない。


アメリカ人は、この膨大な金、アフガニスタンに使った膨大な金の出入りを調べるべきだね。結局、何の足しにもなってない。ただただ、関係者が使っただけ。誰が不正利得を得たのか、せめてそれぐらいは記録に残して、永遠に不名誉を与えるべき。




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7 コメント

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アフガンの竹中平蔵! (ローレライ)
2021-08-18 06:39:44
散散中抜きして幽霊政権軍を作ってくれたアフガンの竹中平蔵が逃亡した話! タリバンには功労者でアメリカには裏切り者である。
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ネコババ野郎 (セコイアの娘)
2021-08-18 08:04:00
カネ返せぇぇぇぇぇ!!!!!

アメリカ納税者
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Unknown (にゃんこ)
2021-08-18 12:43:52
この件、RTでも報じていますね。
マネーロンダリングだとコメントしています。
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Rula Ghani (セコイアの娘)
2021-08-18 13:29:44
ガニの連れ合いがレバノン出身のクリスチャンだというので、気になって調べたら、やはりマロン派だった。マロン派、使い勝手がよい。
2015年には、女性権利の活動家として、Timeの10人に選ばれている。
https://time.com/collection-post/3822997/rula-ghani-2015-time-100/
危険と隣り合わせで、食う事にも事欠くような貧しさが日常の国で、Modern Womanも糞もあるか。
女性の権利より、食う事が先決でしょう。
私はこういう価値観の押し付けが大嫌いだ。
しかも、現金を詰めるだけ詰め込んで慌てふためいて逃げた様を見せられては、「嘘つけ!」と叫びたい。
ちなみに、Runaは、米、アフガン、レバノンの国籍を持っている。用意周到。
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アジアはきれいでもない (ブログ主)
2021-08-18 14:34:54
セコイアの娘さん

そうそう、私もそこらへん、同じように思いました。要するに、Westの手先そのものの一家。

でもって、この人たちもアジアの人なわけだし、旧ソ連のスタン諸国で金持ちになったリーダー層もみんな似たりよったり。
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stanは印欧語語彙です (И. Симомура)
2021-08-18 22:16:20
stanはまるでチュルク語語彙であるかのようですが,印欧語起源です.意味は英語のまさにstateです.ポーランド語にもある単語で,やはり英語のstateの意味をもつ語彙です.旧ソ連邦でスタン語根をもつ国名にはチュルク語(アルタイ語)国家が多いのですが,例外がありタジキスタンだけが印欧語族に所属します.パキスタンとアフガニスタンは印欧語族の言語に所属する国です.現在のトルクメニスタンは古代ではイラン系(ペルシア系)の先住民がいたのですが,ウイグル族に侵攻されこの地を去ります.印欧語系言語話者の先住民はこの侵入者を「チュルク語話者の集団」を意味するトルケスタンで呼んだわけです.日本語や漢語では「国家」はまさに「家」のような堅固な存在に見せますが,印欧語では「安定した集団状態」を意味したのだと愚考しております.ところでイランIranの{ir}とアイルランドの古称エア Eire の{eir}は同一起源です.アルメニアArmeniaの{ar}も多分同源でしょう.原義は「島」と推測されております.但しこれは約五十年前に比較言語学の授業で教わった知識ですから,今では誤謬かも知れません.悪しからず.
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ありがとうございます (ブログ主)
2021-08-19 14:24:24
И. Симомураさん

興味深いお話ありがとうございます。
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