駐日ロシア大使館さんのツィートが大変活発で面白い。
今日はこれ。
プーチン大統領
— 駐日ロシア連邦大使館 (@RusEmbassyJ) June 10, 2022
💬誰も傷つけることがないよう、今は例を上げるのはやめておく。しかし国や国家集団が主権による決定を下せない状況にあるとしたら、これはもう明らかに植民地と言ってよい。
植民地には歴史的見通しがなく、かくも厳しい地政学的闘争を生き残るチャンスもないhttps://t.co/gq3fBiDPlH pic.twitter.com/JMEJdgbXQF
実際そうでしょう。
sovereign(主権)とそのcolony(植民地)があって、後者なら大きな問題に対する決定権はありません、というただそれだけ。
これは、ロシアが何か特別なことを主張しているのかというというそういうことでもなくて、現在、ヨーロッパ各国が、自分から経済的自殺を行っている最中で、それにもかかわらず、その他各国に自殺を呼び掛けているという馬鹿な状況になっているので、各国民が、一体全体俺らは何をしているのだろうと考えざるをえない状況となっている。したがって、この手の発言はわりと平易に皆さんに受け入れられる状況って気がする。
こっちは英語版。
💬 President Vladimir Putin: There is no in-between, no intermediate state: either a country is #sovereign, or it is a #colony, no matter what the colonies are called. And a colony has no historical prospects.
— MFA Russia 🇷🇺 (@mfa_russia) June 9, 2022
If a country is not able to make sovereign decisions - it's a colony. pic.twitter.com/9WNeji0GGL
で、ロシアを倒す、ロシアを弱体化するという西側の願望(戦略的意思決定)によって引き起こされたこの混乱は、現在、言ってみれば、15年戦争が佳境に差し掛かったみたいなものでしょう。2007年のミュンヘン安全保障会議からこっちでちょうど15年。
各国民を騙しだましここまで来た大戦争時代だったのだな、って感じ。西側諸国民はロシア相手に戦争する体制に持ち込まれていることを、ほとんど承知してない。どうするつもりなの、これ、って感じ。
内緒の大戦争は容易ではない
ロシアだけが目標なのではもちろんなくて、ここを倒して、かかってくる奴らが集合体にならないようにする、それによって、世界を西側主導の世界にするということが究極の目標でしょう。
なんでロシアを狙うのかというと資源と場所はもちろんだけど、西側にとって、ここの主体性がもう無茶苦茶迷惑なんだろうなとも思う。このままではいけない、と思うと本気で戦おうとする意志を持つ人たちこそ、西側なる宗教体制にとって本当の敵でしょう。彼らが好きなのは、羊のような群れ。
ところが、開けてみたら、西側について来る人々が・・・・。いつものメンツばっかりやんけ、だった。The Westとその他(The Rest)が別れちゃった。

そこから、現在、欧米人の言論活動においては、これは大変なことになった、というある種のパニックが起こっている。
こんなこともあった。1週間ぐらい前、インドの外相が、対ロシアの制裁に協力しないインドをヨーロッパが批判していることに対して、興味深いことを言っていった。その後、多くの人に見られている模様。
ヨーロッパは、ヨーロッパの問題は世界の問題、世界の問題はヨーロッパじゃない、みたいなものの考え方(マインドセット)から抜け出さないとならないのだろう、あんたの問題はあんたらの問題、私の問題は私たちの問題、云々と語ってる。
LOL, hope the European Union has an ambulance handy. (Watch full). pic.twitter.com/3PPZDLKz0V
— Shiv Aroor (@ShivAroor) June 3, 2022
これは、指摘のフォーマットは違うけど、上のプーチンの発言と通じるものがある。
動画の後半で、質問者に、西側がこうで、中国がこうで、そこでインドがどこにフィットするかということで、みたいなことを振られると、この外相が、
いやそうじゃなくて、だからそういう構図を私は受け入れないといってるんだよ、と言ってる。
上から降ってくる結論を飲むか飲まないかじゃないんだ、ってことでしょ。なぜなら、私はsovereignだから。sovereignは、その上がない、ということ。
で、こういうメタフィジカルなことを言いだすというのが、いやぁ、インド人だわぁとか思って、私としてはとても愉快。
15、6年前に、欧米の人間は中国がライバル、中国がライバルとうるさいけど、いやぁ、ヨーロッパ系はインド人に切り返される方が大変なんじゃないのか、としばしば思った。メタ・レベル(要するに形而上学)でものの考え方を指摘するようなことをする人が日常的にいるのがインド。そして、そういう、場合によっては邪魔くさい、御託を並べやがって、みたいな感じにもなるそれそのものが彼らの楽しみだったりする。多分何千年も。
どうなることか。多分、8月末からヨーロッパ各国が政治的に混乱していくことになると思うし、日本は極東での話を正面から取り合わないとならなくなるんだろうと思う。つまり、ここも混乱。
そこにあって、植民地の現地官僚みたいな人たちしかいなくなってる日本は、エライこっちゃって感じ。
自由だ民主主義だと言いつつ相手国の主権を奪う、それも「人でなし特別殺戮」で。ウクライナの多くの人でなし過激派、教育され訓練された、不幸でならない。犠牲者とも感じます。
主権を奪われ植民地である事すら自覚できない、それが日本でしょう?、と思います。日本が極東でのウクライナ版にならぬことを!
西側って、そういう作りではないのでは?
支配者層と各国一般人、って感じではないかと愚考します。
だからこそ、アメリカ人が何か反乱気配が大きい。
これは多分元植民地だったので、そうだ俺たちはコロニーのまんまやんけ、と認識が早く現実に到達するからではないのか、など思ってみたりもします。
それにしても、日本のウクライナ関連のニュースは酷過ぎて、ずっと気分が悪いです。
インフレも止まらないし、日本はどうやって生きていくのだろう。自分の事は、年取っていて残り少ない人生で良かったと思うけれど、これからの若者のことが心配です。
船がドッグ入りした時、三菱重工の長崎の寮の部屋にインド人船員を連れてきたことも思い出しました。すっかり忘れていました。ロシア人からはレコードもらったり。中国船では美味しい中国料理を食べさせてくれるらしい。
海事関係では、北欧の国がやり易いとか言っていました。でも、北欧ってナチス側ですよね。主人もナチス的な性格の気がします。日本人って、そうなのかな?