あらららら、と思ったニュース。
トルコの野党議員が、シリアで使われたという例のサリンは、材料がトルコ経由でシリアに運ばれシリアで混合したものとRTのインタビューで答えた模様。
EXCLUSIVE: Sarin materials brought via Turkey & mixed in Syrian ISIS camps – Turkish MP to RT
https://www.rt.com/news/325825-sarin-gas-syria-turkey/
この議員は先週トルコ議会でこの問題を取り上、サプライルートについて調査しなかったトルコ政府を批判したそうだ。
トルコはジャーナリストが逮捕されたり、言論弾圧は常に強行な国なんだけど、それがあるから猶更反発する人も強くなってきたなぁという印象。
シリア政府が使ったという想定のもとに語られるシリアのサリン問題は、当初からシリア政府じゃないという説が色濃くあって、一説によればオバマ大統領が2012年にシリア空爆をやめたのもこの件が米国情報機関から挙げられていたためだといわれている。
このへんで書いた話。
イギリス、シリア攻撃続行、多分無理
シリア雑報 Nov25
で、当然のことながらその話はロシアの諜報も知らないわけはなく、むしろ、ロシアとイギリスの諜報が証拠を固めて主張していたという話だった。
ってことは、トルコ、またまた大ピンチになるんですかね。
そして、それがもたらす次の帰結は、シリアのアサドを犯罪人のごとく書き続けたけど、それって大分違うんじゃないですか、というところか。
これは、アサド大統領の直接のインタビューがイタリア他で流されている状況と符合する。要するに、聞いてみればこの大統領だけがそんなに悪人なんて話じゃなくなる、ってことをロシア主導で地固めしていたような感じ。
これもまた続報を待つ、って感じですね。
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「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書) |
堀 茂樹 | |
文藝春秋 |
記事内の上祐ちゃんの発言も素直には受け取れないですけど、この記事そのものも素直には受け取れないですよ。記事は、このように受け止めということなんだろうから、そうでないところに真実がある、と思って考えたくなります。
頻繁にトルコへ渡航する元オウム「上祐史浩」はISに興味があるのか〈週刊新潮〉
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151125-00010001-shincho-soci