シリア、イエメンでは相変わらず腐ったところだらけのアメリカ様ですが、なにやらトランプ政権が特筆すべきことをやりそうだという噂。
トランプ政権「世界の民主化運動を支援するお金はもうない」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/post-9693.php
米国務省が、全米民主主義基金(NED)の予算を大幅に削減しようとしている。親米の民主主義を広げるため、世界中のメディアや労働組合、人権団体に資金提供を行ってきたNPOだ。
The Trump administration wants to dismantle Ronald Reagan’s ‘infrastructure of democracy’
いやぁ、やってください、是非!
こここそ、CIA別動隊、そしてそれよりも何よりも「布教」と雇用を一緒に持つから、持続的に異常で人さまに迷惑をかけていることに気づかないとんでもない人々を輩出するまさにその総本山でしょう。より悪質化したコミンテルンというべき存在。
年代が年代なので最初のコミンテルンにはそれはそれなりにあったと思しき、反大資本家みたいな要素のまるでない、つまり一般人を救いたいみたいな要素はかけらもない、大国によるカラー革命援護路線一本槍の部隊とも言える。
このへんがまとめかな。
フリンの行く末とコミンテルン
現状、この資金は基本的にはどちらかといえばデモクラッツ側で使われているであろうと思うので、共和党としては反対する要素は比較相対的には少ないではなかろうか。まぁレーガンが設置したものではあるけど。
そういうことなので、トランプはやりやすいのでは?
でもって、トランプ政権ができた時のティラーソンの国務省スタッフに対するメッセージでも、基本的に過激な民主化運動を毛嫌いしている傾向は見て取れたので、前から行うべき課題としてあったのかもしれない。
政策と価値観は違うので混同しないように by ティラーソン
■ 価値観と政策
その中で気がつくのは、まず、オバマとかケリーがこれでもかと言ってまわった、exceptionalだの、indispensable nation だのという、要するにアメリカは例外的な存在で、世界にとって欠かすことのできない、かけがえのない国なのだあああああ、とかいう脳天かち割りたくなるようなことは一切言っていないこと。たとえ職員向けであっても。
その代わりに、ポリシー(政策)と価値観は違うのだ、と結構丁寧に説明している。
自由や人間の尊厳、人がどのように扱われているか、これは私たちの価値観です、政策ではありません。価値観は変わりません、しかし政策は変わり得ます。
もし誰かに、この価値観を表すようにすることを条件にしていたら、相手はそれをなかなか飲めなくて、従って私たちの安全保障を脅かすことにもなるでしょう。
といった感じ(私がまるめて書いてますので、この通りの字句で言ってるわけではないですのでご注意)
これはつまり、私がかねがね批判している、価値観外交なるバカの吹き溜まりのような話にさよならを言っているということになるんじゃないかと思う。
いやぁ、これでようやく価値観外交たらいうアホ話にさよならできるんじゃないかと、これも楽しみだ!
そういえばオバマが今月末に来日するとどこかで読んだ。これはまたこの「我々は特別だ主義」の売り込みか? もう腐ってて食えねーよ、と誰か言ってやって!!
つか、オバマが通るたびに世界中のシリア大使館はこういう写真を見せつけたらどうだろう。シリアの不幸は上で書いたような団体を含む過激リベラルによってもたらされたもの。
これはアレッポを西側とテロリストの手から奪い取った時に、シリアの民衆が命を落としたロシア将兵らの写真をもって街頭に出た時の写真。驚くなかれこの解像度の良好な写真はシリアの戦線をリポートする米軍関係者の記事の中あった。
どうにかこうにかして、あの禍々しいホワイトヘルメットにもこの余波が及ぶことを祈る。
■ オマケ
よく考えると、この間のプーチンの強制MAD宣言で、スターウォーズ計画は面目丸つぶれとなったわけだし、ここでNEDが倒れると、これはつまり、冷戦終結を売り込んで多くの人の多幸感を誘っておきながら一極支配に進んだ、史上最悪の狂人集団であるところのネオコン/トロキスト軍団に引導が渡されている、と考えることもできるだろう。
しかしながら、そうであればこそ、この人たちは何をしでかすかわからない。注意が必要だ。