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デス・カルト西側の奇妙な戦争と解放の記憶

2022-02-14 23:21:14 | WW1&2
実に愚かしい世の中の実に愚かしい、オバマ/バイデンによる2014年ウクライナ・クーデターの後始末は続く、といった世の中。

言論統制がスゴイと思うのは、お前、クーデターやった張本人だろ、という声は、西側では米の一部ぐらいからしか出てこないところ。

2014年ウクライナでクーデーターを仕掛けたバイデン
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/6d1431b35f9579ac8e21cbd242b0f131



隠れもない事実なんだけど、よくぞここまで統制できるものだとむしろ感心する。

そんな中、今日はどこもかしこも株安になっていた。そうするとみんなして、ウクライナ危機が~とかいう理由にするわけだけど、冷静に考えてそんなの関係ないでしょう。

足元のインフレ懸念が実は公式より大きかったというのが先週あたりに見え始めたのが原因じゃないのかしら。

G7などという不道徳な集合体が、わざわざ不出来な頭と顔を揃えて、金融制裁を決意したそうだ。

G7財務相、ロシアに経済・金融制裁の用意 侵攻なら

声明文では、G7はロシア経済に「甚大かつ即時の結果をもたらす経済・金融制裁」を科す用意ができていると強調した。

って、つまり、想定として、ロシア国民全員に不幸を招くことを嬉々としてやっているという点で、実際問題、この人たちは、50万人のイラクの子供が死のうとも経済制裁には価値があると抜かした、マデリン・オルブライトと全く同じ思想の持ち主。

現在、西側を統治している人たちは、死という死を快楽と捉える、ある種のデス・カルト集団だと思う。

で、問題は、ロシアはイラクではない、ってところですね。イラクよりもずっとずっとずっと強い。2014年からの制裁は結局効かなかったどころか、時ならぬ合法的保護主義を獲得しちゃったロシアはアウタルキーに磨きがかかってほぼ全員大喜びだった(食料のみならず、航空機とか輸送機器みたいなソ連時代にできていたが90年代の混乱で輸入国に転じていたものが、みんな復活しちゃった)。

だから、サダム・フセインのつもりでプーチンに立ち向かった西側集団は、この7年、実に壮絶に無駄なことをして、西側はロシアの資源は買えてるけど、実は市場を失っている。そうそう奪還できそうにない。

こうしていくうちに、アメリカなんかまさにそうだけど、あれはもうシステム崩壊に入ってる気がするんですけど、どうなんでしょうか。だって、嘘がまかり通り、何をやっても、何が悪くても、取り上げて裁いて示しを付ける、みたいな仕組みが失せている。

儲かる奴が儲かるんだからそれでいい、で終わりにして大丈夫なのだろうか・・・?


■ 証拠を見せろ by ゼレンスキー

西側デス・カルト先進国が、よだれを垂らしながら、戦争だ、戦争だ、人が死ぬ、人が死ぬと叫び、笑い、快楽に酔いしれる中、現地ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの侵略が数日以内にあるとか西側が抜かしてるが、その証拠を見せろ、と言い続けている。

 


そして、バイデンに、ウクライナを見に来いと言ったらしい。西側の子分集団より、強いよ(笑)

Zelensky Invites Biden To Visit Ukraine In "Coming Days" In Pushback Against 'Imminent' Invasion Fears

まぁ、バイデンはクーデターの責任者の1人なんだから、見に行く義務はあるんじゃないの? 思えば、なんで行かないの? オバマなんか行って指揮でもすりゃいいんじゃないの? コミュニティー・オーガナイザーしか前職のない男に司令官は任せられないか? あんな男でよかったアメリカって何って話ですが。


そして、兄弟国のロシア、ベラルーシの人たちは、な、見ただろ、西側諸国は自分では兵隊を出したくない、ロシアと戦争なんかしたくない、お前らウクライナイ人の最後の1人まで使い尽くそうって算段なんだぜ、と普通に語ってる。今日はルカシェンコが言ってた。

Western states want to spark conflict in Ukraine but not to fight themselves — Lukashenko

ウクライナ人も、西側に買われている人以外はまぁみんな気づいているでしょう。どうせそんなもんだろ、みたいな。


■ 独仏の対応

で、今日はドイツのショルツ首相がキエフを訪問し、その後モスクワに行く予定になっている。

先週はマクロンがモスクワ、キエフを訪問していた。そして、プーチンは、昨日バイデンと話したが、マクロンとも話している。

ということで、米のラインと独仏のラインが出来ている。


しかし、現状、本当にはミンスク合意をキエフ政権に飲ませられなければ話は落ち着かない。そして、独仏だけでできそうにもない。だから手詰まりであることに変わりはない。

だがしかし、ゼレンスキーがバイデン他の西側メディアの騒ぎに抗しているというのは、これはつまり、独仏側に寄っていると見える。ここに今後の展開の糸口がありそう。


言うまでもなく、ドイツは、そしてEUとしてフランスも、ここでロシアとウクライナに軍事紛争なんかあって欲しくない。あったら、ノードストリーム2どころか、1も止めろとかいう騒ぎになるは必定。

ゼレンスキーの方は、ドンバスの前線で惨劇が起こりました、みたいなことになってロシアが動き出したら、ウクライナ国内も動く、というのを警戒しているんじゃないのかな。

つまり、例えば、キエフ政権下のウクライナ軍が大量に投降する、といった事態があり得る。大いにあり得る。実際、2014年クリミアでは当時のウクライナ海軍が一気に投降したので、血を流さず事態が終わった。

そんな状態になったら現在のキエフ政権は民衆の支持を失って終わりになる(もう終わっているんだが、明白になる)、という帰結しかない。

ついでにいえば、ゼレンスキーのおじいちゃんは、第57警備隊ライフル師団の指揮官の1人としてウクライナをナチから解放してたソ連軍警備隊の中尉なので、ウクライナ人が全体としてロシア人に反抗してrebelsになる、などという西側メディアの報道を荒唐無稽な話として、ひょっとして不愉快に思ってるんじゃないか、と思ったりもする。どれだけ否定しても彼の心の奥底に子供の頃の光景が云々、耳の奥に残る祖父の一言が云々、みたいな。小説ならここらへんの葛藤の心理描写は不可欠でしょう。

(57警備隊ライフル師団は1943年の今頃、ボロシロフグラード作戦でロストフからドンバス北部の解放中。史実と同じくなるのか!(笑))

1943年2月ロストフ解放


そして、キエフで西側と連動している人たち以外の大多数ウクライナ人も、別に戦争になりそうでおびえている、みたい感じではないと多くの人が証言している(昨日のコメント欄でもいただきました。ありがとうございます)。

さすがに西側の観察者の声も増えてきて、twitterでもいくつも見られる。

これは上手。「みんなロシアとウクライナの戦争を予想している。ロシアとウクライナの人たち以外」だそうだ。

 


というわけで、エンドゲームが全然見えない、だってそもそも始まってもいない、ただ戦争願望が走りまわるという、奇妙な戦争。妄想が妄想を呼び妄想地帯でだけヒートアップしてる人を使ったゲームのようなもの。

デス・カルトを解体するには、人々がこれに釣られないことがまず肝要だね。はがゆくても離れていることが大事。



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1 コメント

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ロシア軍は関東軍でわない! (ローレライ)
2022-02-15 04:10:54
ロシア軍は関東軍より統制がとれているので盧溝橋事件を起こさせ辛くNATO側も手詰まり,だから極東で演習中のロシア艦隊に原潜水艦の特攻をした!
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