関ヶ原 [DVD] | |
キングレコード |
原作司馬遼太郎。歴史事象の解釈としてちょっと疑問かも(特に家康は関ヶ原の合戦に際してそんなに余裕があったのか否かという点で)…という感じだが、単発モノ(全3回)だったので手っ取り早くみられるのは+評価。
最大の特徴(欠点?)は、家康:森繁久彌、三成:加藤剛、島左近:三船敏郎、本多正信:三國連太郎、秀吉:宇野重吉、ねね:杉村春子、等々、俳優陣が濃すぎて(&それぞれ似合ってなくて)、登場人物の力関係がわからなくて、何を見ているのか判然としなくなることではないかと思う。 三船、三國両氏の配役は、相当違うようなぁなど私は思う。
DVD版最大のオマケは、司馬遼太郎、森繁久弥、加藤剛の対談が収録されていること。三成における正義を真剣に信じている風のいつ見ても真剣味あふれる加藤剛氏が興味を引く。大岡越前とごっちゃになりそう。今日から考えると、お茶の間の三成像とは案外こんな感じで作られていったのではあるまいか、と思わされる。
関ヶ原 (テレビドラマ)--wiki情報