今ではそれほど珍しくなくなったかもしれないけど、アメリカでは二大政党制というのが不満で不満でという人たちが6割を超えているというギャラップの世論調査。
September 25, 2015
Majority in U.S. Maintain Need for Third Major Party
http://www.gallup.com/poll/185891/majority-maintain-need-third-major-party.aspx?version=print
黄緑の線が、第三の政党が必要だ
緑の線が、二大政党が適切にやってる
でもよく見るとわかる通り、第三局が必要だという声はここ1.5年ぐらいある程度一定なのに対して、二大政党でいいという人が今年に入ってちょっと増えているようだ。
これはきっとあまりにも混乱した大統領候補者たちのせいだろうか?
いずれにしても、アメリカは二大政党制です、という今日どこの教科書にでも書いてあることは、国民がある程度満足してそうなっているというよりは、何度試みても3つ目が持てないという事情の元にあるとは言える。
■ 二大政党に拘ったのは多分間違いだった
さて、それを考えた時、無理にでも二大政党制にしようとした過去20年ぐらいの日本の政治は果たして正しかったのか、と考えてもいいと思う。
私は民主党を見ていて、二大政党に拘ったのは多分間違いだったんだなと思ってる。なんでかというと、この人たちは、大枠で2つになるなら、俺らもおとなしくしてると与党になれる、みたいな非常に迂闊なことを考えてると思うんだなぁ。小政党のような放言はできないといった責任感として働くというより、おとなしくしてたら部長になれる、みたいな能力の優れていない機を見るに敏なだけのサラリーマンみたいにみえる。
それが野合してようが、誠実でなかろうが一向に構わないという態度になり、国民の方を見ているというよりも、アメリカとかジャパン・ハンドラーズみたいな方に目がいって、今は自重、今は自重みたいなへ~んな権力ゲームに耽溺しちゃう根本的な原因だろうなと思う。
私は3つから5つぐらいで、その中で時代によって2つが強いぐらいが理想じゃないのかなと思う。
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今考えてみるとコラボレーター自民党を倒したら困るから適当に2つ似たものを作りたかったというただそれだけなんでしょうね。