10月3日付けのスプートニクに、
ロシア下院外交委員会アレキセイ・プスコフ(Alexei Pushkov)が、ドイツのメルケル首相はついにクリミアはウクライナには戻らないと認めた、とツィッターで語ったという記事が載っていた。
Finally the Penny Drops: Merkel Admits Crimea is Part of Russia
http://sputniknews.com/politics/20151003/1027980523/merkel-admits-crimea-is-part-of-russia.html#ixzz3nfQnaJeY
金曜日の例のノルマンディー・フォーなる会議のことであるよし。ノルマンディー・フォーは、ドイツ、フランス、ウクライナ、ロシアによる会議。なんでノルマンディーという名がついているかといえば、2014年のノルマンディー式典で初めてこの4人の組み合わせによる話し合いが成立したからだと思う。
他媒体の報道がないしロシア報道も特にもりあがってないようなので、まだ裏は取れてません状態ではあるけど、とはいえこれは象徴的な問題であって、もう既にこの件に関しては大勢は決していたという感じではある。
コーエン教授がドイツで語る独・露・US関係
で書いた通り、ドイツはシリア問題でロシアの関与が重要だと発言しはじめていたし、そのように動いているっぽかった。
さらにいえば、欧州人にとって、クリミアがウクライナのものであるかロシアのものであるかなんて、もう、どーでもいい、でしょう。だってそれってみんなRusの話でしょ、だから。どのみちロシア圏でしょってこと。
そういうわけで、これは黙っていてもそうなる話だったと言えると思うけど、ロシアがシリアで活動を強化した以上、ウクライナはロシアと西側の交渉材料となる。
ウクライナ問題を欧州側が引いて片付けることにする代わりにシリアでこうでて、ああでて、となるんじゃないのかな。
で、ドイツ、フランスの目標は、ロシアと米というかNATO諸国の利益には一致した部分がある、という話にまとめて、ロシア vs 米 にしないことではないかと想像。
■ おまけの妄想
で、クリミアは北方領土と同じである by 岸田外相 はどうなるんでしょうかね。
前から何度も同じこといっているけど、この外相のセンスはひどすぎてお話にならない。
多分、岸田さんって親中派なんじゃないのかな。宏池会だし。親中派っていうか米中共同管理体制における親中国の役割、ってことね。だから日露間を破壊するのがこの人の使命。安倍ちゃんと利害はあってないのであろう、と思う。
で、だからこそ、ラブロフに釘というか、いきなり切りかかられる役割に見事選ばれたんじゃないかと夢想。日露関係にとって大事な人物だと思ったらロシアはああいう切りかかり方はしないだろうと思う。
cf:伊藤貫さんが説明された米中共同管理体制についてはこのへんで書いた通り。
米外交政策内の私たちの位置を考えれば・・・
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