2014年にバンデラ主義者やナチ賛美の集団をかついで、アメリカのオバマ政権が作った現在のウクライナの政権（略称：バンデラ・ウクライナ）の行方はいかに、といった感じの1週間でございますが、今日はとびきり危険な話がもちあがった。
ザポロージャの原発で火災があって、それがロシア軍の攻撃だというもの。一体なぜそんな攻撃がロシア軍に必要なのかまったく理由がわかりませんが、最初からそう出てて、どうあれそういう主張になるらしい。
RTによれば、この原発の立地する町の長がロシア軍の砲撃のせいで起こり、火はプラントに広がっていると言い出したらしいが、緊急事態担当の当局はこれらの主張を否定した。
It was originally reported by Energodar’s mayor that the fire had been caused by Russian shelling. It was also reported that the blaze had engulfed the power plant itself, but the emergency services dismissed these claims.
いずれにしても火災は鎮火し、放射線レベルにも問題はないようだ。
そして、ゼレンスキー大統領は、第二のチェルノブイリになる、と言い、私は各国のエライ人たちとも話してる、とEU、ドイツ、イギリス、アメリカの首長のの名前を挙げている。
“We’ve contacted leaders, our partners. I talked to Charles Michel, Olaf Scholz, I talked to [Andrzej] Duda, talked to President Biden. We contacted IAEA’s Grossi, and also Prime Minister [Boris] Johnson. We are warning everyone,” he said in his video address.
ザポロージャの原発も含めてすべての原発にロシアは到達しているので、その中で起こったというのは懸念されるところ。短い距離のロケット弾でも十分周辺部の火災ぐらいは起こせるが、プラントとなると話は別だろうと思うので、そこは区別して考えたい。
多分、騒ぎを作って、「国際社会」の興奮を引き出して、米軍に出動してもらう、みたいな低能なことを考えた人たちがいたのではないのだろうか、と思ったりする。
ますます、空の支配が重要になるね、これは。
■ ナリュイシキン発言
で、ウクライナと原発といえば、昨日、ロシア対外情報庁の長であるセルゲイ・ナリュイシキンが、ウクライナは核兵器作りに取り組んでいた、証拠はある、という発言をしていた。
Russian Intelligence Chief Says Intel Showed Ukraine Was Working on Nukes, US Knew About It
そしてそれは、ロシアが知っているだけでなく、アメリカも知っていたとも言ってる。
実際、ウクライナはソ連の重要な工業地帯を含んでいるので（東側）、その素質は十二分にあったし、今も装置その他あるんでしょう。
その上、金持ち国家群がついて、なんとしてもロシアから離そうと何十年も取り組んでいるわけだから、この疑惑はかなり信ぴょう性があると言えるんじゃないでしょうか。
しかし、それはつまり、アゾフ大隊に核を持たせるみたいな話に近接しているわけで、いいのかそれは、と誰しも思い、いいわけないだろうと正常な人は判断して行為する、というところじゃないだろうか。
今般の、ロシアの戦略レベルでのdecisive（決定的）な決定と実行の過程の下で、原発にも焦点にあたっていたのは知る人ぞ知る問題だったからだろうと思う。
実は私もこの2年ぐらいそれは考えていたし、へんなことがいろいろあったのも知ってる。
ともあれ、正常なマインドセットの人たちの手にコントロールが移ってよかった。
で、この話は当然、イランや北朝鮮に対して核を持つなとあれほど騒ぎ、経済制裁をかけまくっている「国際社会」に対する疑問も含まれる。
アメリカは、核兵器を持たせることを取引材料のネタにしているところがあるので、この無責任さはいずれ追求されるべきでしょう。ドイツが狂ったことのきっかけの1つは、核シェアじゃないかな、とも思う。意味がないんですよ。でも、強くなった気になる。しかし、これはまったくそういう道具じゃない。戦略レベルの理解がない人たちが持つべきじゃない、持つと自分たちが馬鹿になるもの。（その意味で魔法の兵器かもしれない）。
■ 捕捉
ウクライナの核兵器開発疑惑について、ロシア情報筋からの詳細記事。
ウクライナ、ロシア停戦交渉の二度目の席上、両国交渉団の握手は印象的です。ロシアの意図はウクライナ側に正しく伝わったのだろうと解されます。
けれども停戦どころか、更なるウクライナの自壊とロシア政権の汚名を望むワシントンの、その傀儡の表情からは、酷しい板挟みの苦悩が読み取れます。
ゼレンスキー政権は既にどちらからも切り離された。覇権主義大国(崩壊間際の)、その手練手管に堕ち、薄汚れた利権と莫大な私財の隠蔽が保証される限りにおいて人は、余りにも脆く如何様にもコントロールされ自国民の搾取も虐殺も厭わなくなってしまう。
歴史的背景は違って見えますが、腐敗を見逃してしまう国民性はどこか似ている。根気よく摘み取る覚悟が無いと外線につけ入られ何時か国が崩壊してしまう。他人事には思えないです。
定期点検中だとは、怪しいですね。
原発を停止して、核爆弾用のウランを作っているのでは？新潟や福島原発で行われていたと実証された方が何年も前にツイートされていました。
初めまして。
今しがた、RTを見ようとアクセスしたらつながらないんです。おかしいと思い調べたら、CNNのオンラインニュースで、上記タイトルの記事を発見しました。
ここアメリカでも、ロシア発信の情報を封じる動きです。ロシア発の情報を得るのが難しくなっていくようで、恐ろしいことになってきました。
別にロシアが全面的に善だなどとは思いませんが（神様ではないのですから）、自分たちのしてきたことを棚に上げて、こういうときだけ正義の味方気取りのアメリカとそのお追従仲間には腹が立って仕方がありません。
また、日本の一部には、インドはそろそろロシアを見限ってアメリカや日本の陣営に入るべきだとする論調も見かけますが、ソ連時代から続くロシアとインドとの関係を全く理解していないと言わざるを得ません。
先日、イギリスがロシアを国連安保理の常任理事国から除外すべきだと主張したそうですが、これほどまでに「お前が言うな」という表現が相応しい意見を他に知りません。
自分たちがイラク、コソヴォ、アフガン、イラク、シリアで何をやってきたかもう忘れたのでしょうか。
チャゴス群島問題で、自分が国連決議はおろか、国際司法裁判所や国際海洋法裁判所の勧告さえも完全無視している現実は棚上げでしょうか。
自由と民主主義を守るとは建前で、本音では自分たち以外は人間と思っていないのに、ロシアが何かしたときだけ正義の味方気取りでロシアを糾弾する姿は、見ていて滑稽です。
そして相変わらず、アメリカやイギリスなど欧米が絶対正しいのだと信じ込んでいる一部日本人の姿も。