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江戸と治水事業を思い起こす

2019-10-13 17:24:40 | 参考資料-それ以降

いやいや、すごい雨でした。

台風が来る前からこれは雨台風だと書いた通りになったなと、そこは個人的には小さく満足するけど、でもやっぱり、と思って心配したけどならなくてよかった、となってほしかった。

気象庁の人が直前に、狩野川台風の話を持ち出していたけど、そういうのを何度も周知させて予想されるのがどんなものなのかを理解させるって大事だと思う。こうなったらああなる、ここに雨降るとこうなってみたいなことを頭の中でシミュレーションさせてまず気構えを作らせる、みたいな感じ。

 

しかし、現在の政権なんかは、危険なことがありそうだ、よしどうやってそれを政権支持に持って行くか、みたいなことしか頭にない人たちだからなぁ。何を言っても無駄って感じ。

災害のたびに安倍が何かを言うわけだけど、思わず、油断してるとこいつが出てきちゃう、みたいなことを思いながら物凄い反射神経でテレビの音声を消したりしている人は世の中私だけではなかろうと思う。

あの舌っ足らずが、自衛隊を自分のもののように使ってるのも気にいらない。お前のもんじゃないんだ、それは国民の軍であるはずなんだ、手を離せ馬鹿野郎、など思う。

消防の人、警察の人、そして各地の消防団の人たち、いやほんとにお世話になってますぐらい言ってみろ、とかも思った。

 

■ 地理は宿命、だからこそ開拓する

今回の台風の場合は、キャサリン台風も参考になったと思うな。事実、夕べは利根川と渡良瀬川合流地点にほど近い栗橋がやっぱり危険だった。ここらへんはホント重要ポイント。

 

で、前にも書いたことがあるけど、大まかにいえば地理って宿命的なものなので、この地理と共存してきた人の歴史を知るって、実は防災にとってもとても重要だと思う。

荒川とか、よくぞここまで河川改修して来たなぁなどとも思った。秩父地域の雨はすごかったので、いやほんと頑張ったな、と。

実際、関東の歴史は河川改修の歴史みたいなものだし、東国の繁栄はその上に成り立ってる。日本中どこでもそうなんだけ、とりわけ関東においてその色が濃いのは、河川さえ改修できれば関東の広い土地、水運は必ず繁栄に結び付けられると家康(またはその周辺)が思ってそれに拘ったってところが、ある種日本史のターニングポイントみたいなところであろうとも思うから。

そして、これによって東半分が西とはちょっと違った発展のパターンを取った。で、それはどこから来るかというとやっぱりそれは頼朝時代以来続いてきた武士集団ってか、開拓農民的武士集団の悲願みたいな感じではなかろうか。

西は朝廷・公家集団と宗教集団が一般人の上に立ちたがる傾向を強く持ってるから、開拓者集団としては離れたかったんじゃないかと思うし、考えてみりゃそれも当然だと思う。

 

ということで、そんなことを考えてながら今夜はこんなものを見てみようと思った。

伊奈忠次 関東の水を治めて 泰平の世を築く

徳川家康の江戸建設  (堂々日本史)

 

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