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ウクライナ各地にミサイル着弾

2022-10-10 21:14:04 | WW1&2
10月10日のモスクワ時間早朝、ウクライナ各地にミサイルが着弾しまくった。

私はたまたまTelegramを見ていたのでかなり早くに気がついた。最初はキエフだったんじゃないかと思うけど、そこからあれよあれよという間に、キエフ、ポルタヴァ、リヴネ、ジトームィル地域、ドネプロペトロフスク、ハリコフ、フメリニツキー、イヴァノ・フランキーフスク、テルノピリ、リビウなどに着弾していった。

インフラ、軍事施設、司令のいるところ(いわゆるdecision making centersでしょう)を狙ったもので各地で停電が発生している。1発、2発ぽこっていうものではなくてキエフなどは何十というオーダーだろうと思われる。全体で200発ぐらいか、という説を読んだ。

つい昨日あたり、ロシア軍の司令官が任命されたばかりだったので、こんなtweet(いや、多分最初はtelegram上だと思うけど)があった。

 


この人が使命されたことで、要するに本格的な軍事作戦を開始するのだろう、少なくともそういうフォーメーションのためだろうと多くの人は思ったわけだけど、これを、ロシア軍の戦況悪化のためとか言っていたのが西側メディア。

今後どうなるのかは現時点ではわかりませんが、ともあれ、今日のミサイル攻撃が明日もないとは限らない状況となり、最低でも、西側メディアとMI6&CIA、英国防相あたりが言い散らかす仮想戦記で足らなくなったことは間違いない。

ロシア軍は弾がない、ミサイルは60年代のソ連製とか、よくそんな馬鹿なことを言いふらすものだという話しがあちこちに落ちててたまげる。

そのうちキエフやその親であるEU、バイデンあたりが何を言いだすのかが出てくるだろうけど、ともあれ、今朝(現地)のモーニング・コーヒーならぬモーニング・ミサイルは、全体ではこんな広がりだそうだ。




この大きさにまず着目せんとでしょう。東西南北1000キロ✕1000キロぐらいの大きさのところに、その外から撃ってる。何カ所からなのかわからないけど、クリミアの黒海艦隊とカスピ小隊、サラトフあたりからが大多数だろうと想像する。使ったのはカリブル、イスカンダルあたり。

そして撃ち方。壊すものと壊さないものがある。インフラ施設は壊してる。でも壊さないものがある。

これは悪名高きウクライナ保安庁(SBU)が入っているところらしい。つまり、建物の中心にあてて破壊にいってるんじゃなくて、すぐ傍で脅してるんだと思う。
※一時FSBとなってましたがSBUです。知らせてくださった方ありがとうございます。




クリミア橋の爆破計画もSBU が犯人だとロシアの当局者は言っている。

ゼレンスキーのオフィスも破壊されてないけど、近くに落ちたと読んだ。

こんだけ撃っといてと思うかもしれないけど、爆破の程度から考えて、抑えめの、徹底破壊じゃなくてピンポイント破壊、脅し、まだやるのか、どうなんだ、といった感じだと思うな。

(ロシアはナチ以外のウクライナを愛している、とも言うね。アメリカ人がイラクを壊すような真似ではない。)

ということで、キエフ当局の出方待ちですね。きっとわーわーヘイトを募らせてるでしょうが、そのヘイトと親元のEU、アメリカの対応がどのように絡み合うのかが焦点でしょう。ウクライナは独立国じゃなくて、NATO諸国の持ちものになってるわけだから。


こんなことしてたわけですが、




この2014年のクーデターを機にロシアに復帰したクリミアと本土を繋ぐために作った大がかりなプロジェクトをわざわざプーチンのお誕生日に爆破するというのは、当然ながら、あからさまな挑発なわけだから、この挑発を見過ごすことはできない、とロシアが一体となって判断するのは理解できる。

ロシア本土に対するテロ攻撃の増加や、トルコ・ストリームへの破壊工作などが考えられるから。


■ ザポロージェ

その他、ミサイルの影で目立ってないけど、今日はザポロージェでNATOの戦闘員が多数詰めている場所が攻撃されたようだ。

 

ザポロージェはついこの間ウクライナから出てロシア連邦の一部になった場所。そこに30か国からの傭兵が集まって攻撃を編成しているようだという話しだった。傭兵といっても正規兵が軍を一旦止めて出ているだろうと言われている。今日はその宿舎にあたる建物が襲われ、かなり破壊された模様。多分、NATO、とりわけポーランドにとって痛いことになっているのではないかと思われる。ポーランド人は何千人も入ってるようだが、全員生きて帰れると思うよな、って感じで狙われても不思議じゃない。あまりにも悪質で危険要因だから。

(ナチ以外のウクライナ人には愛があるから、外野がいらつくほど、できるだけ壊したくないの、という考えに縛られ、オープンフィールドに連れ出しての武器破壊を主体にしていたロシアさんだが、ポーランド人にもドイツ人にもアメリカ人も愛はないと思われるので、NATOが出てきたら徹底的になる、という可能性も頭に入れておくべきかとも思う。)


■ ベラルーシ

ウクライナの真北のベラルーシ方面にも動きがあった。昨日あたり、ウクライナがベラルーシとの国境沿いの橋という橋を壊してる、とかいうニュースがあった。

Ukraine blows up border bridges with Belarus – Minsk

今日になるとルカちゃんは、NATOはベラルーシを襲う作戦を考えてると言い出した。

NATO mulling options to carry out aggression against Minsk, Belarusian president says

NATOっつか、まずはポーランドがうざいわけだわな、とも思うけど、とにかくロシアとベラルーシが共同地域部隊を配備することに合意。

基本的にロシアとベラルーシは連合国家で、政治的には、ルカシェンコとその周辺がマルチベクター路線です、とかいう馬鹿なことをしていたためその不安定さが問題だったわけだけど、国民の方は、ロシアが襲われて自分たちが安全だと考えるほど馬鹿じゃないんだと思う。つまり、ルカ周辺の既得権益の問題を超えた問題となると、ルカのマルチベクターの出る幕ではない。したがって、ベラルーシ軍がロシア軍と共同するのは当然で反対があるとも聞かない。そもそも、実は、ほぼロシアと同様の訓練をしてきていると思われる。

近く、S-400を運用してイスカンダルを配備することになっていた。
これは10月7日の記事。
Iskander, S-400 missile systems to arrive for Belarusian army — top brass

なにかやっぱりベラルーシ側で何か動きがあったのかなという感じはする。

ますます目が離せなくなってきた。



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2 コメント

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ほんとの敵 (ブログ主)
2022-10-10 21:57:43
ミールさんお久しぶりです

おっしゃる通り、ウクライナ人が敵なわけではないことを示すためにロシア軍は犠牲を引き受けた、それがわかるから4州のロシア入りがかなったと思います。

本当の敵はロシア世界に入り込んでマスター面している西側ですからね。意外に転換しない可能性もあるな、って私は思ってるんです。外れるかもしれませんが。
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転換点 (ミール)
2022-10-10 21:41:44
特殊軍事作戦は徹底して民と軍を区別して,民に被害が及ばないように行われました.そのために犠牲が多かったのですが,そうであったからこそ,ドンバスのみならずザポロージエ,ヘルソンの民心を離反させることなくこの住民投票の結果となったわけです.
しかし,気の狂った西側の見境のない攻撃が激しさを増し,引く素振りを見せない現在,もう転換点を迎えたということかもしれません.
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