中国が、宇宙ステーションの基幹部分の打ち上げに成功。これから残りを打ち上げて、来年22年には宇宙ステーション「天宮」が完成する模様。まずは、おめでとう!
まぁその、「天宮」で、あまみやさんって何と思ってしまった私は漢字文化圏(笑)。
中国、宇宙ステーション建設着手 基幹施設打ち上げ成功
習近平(シー・ジンピン)国家主席は29日、打ち上げ成功について「宇宙ステーションの建設は宇宙強国に導く重要なプロジェクトだ」と激励した。今後さらにロケットを10回打ち上げ、宇宙ステーション「天宮」を2022年に完成させる計画だ。
RTのtwitterのミニ映像。
China launches core module of its planned PERMANENT space station into orbit
— RT (@RT_com) April 29, 2021
More: https://t.co/zR0TRIUfGY pic.twitter.com/zkutEMBXut
中国は国際宇宙ステーション構想に入らなかった時から独自路線を行ってたんだと思うので、誰も驚いてはいないと思う。
去年「北斗」が完成したし、着々とやっているといった趣。
現時点で、全球を対象とした航法衛星システムは4つ。
むしろ妙な驚きを覚えたのは日経の文章。
習近平(シー・ジンピン)指導部は30年までに米国、ロシアと並ぶ「宇宙強国」となる構想を掲げる。中国のハイテク産業育成策「中国製造2025」や、21~25年の5カ年計画で宇宙開発を科学技術の研究開発の重点分野としている。
ついこの間、ガガーリンの記念日の頃には、ロシアはかつては宇宙大国だがもうダメだ、ざまーみろ、みたいなノリの文章が日本語の記事で見られたのに、あれ、一応、中国様と並ぶ「宇宙強国」とまだ見なしているのだろうかと、怪訝に思う。
ロシアは資金繰りが大変だ~とロスコスモス(宇宙開発関係の機関の名前)があちこちでぴーぴー言ってるけど、ともあれ、2024年に現在の国際宇宙ステーション参加は終わりで、2025年に、自国のステーションを打ち上げる予定だそうだ。
SAMARA, April 23. /TASS/. The first module of a new Russian orbital station will be launched in late 2025, Roscosmos Chief Dmitry Rogozin said on Friday.
この構想で行く模様。
(英語版は多分情報が古いかおかしい。ロシア語(翻訳)推奨。)
いずれにしてももう協力しても始まらない国際ステーションなら、早くロシアのセグメントの維持をやめて、新しい方に資金投入すればいいんじゃないか、とも思ったりするがどうなるんでしょう。
以前は、ロシアとアメリカで現在の国際宇宙ステーションの後継の話をしていたこともあったのになと思うと懐かしい。ISSよ、何もかもが懐かしい、になるんでしょうね。
長年見てるから、このコンビがなくなるのも寂しいものがあるな、とは思う。バービー人形もあるし。(最近、ロシアの女性宇宙飛行士がアメリカのバービー人形のモデルになってた)

で、アメリカは、金持ち国家群の西側ブロックでやるとか言い出すの? どうなんでしょうか。最近は、地球より火星に興味があるようだし、火星侵略構想とか練ってるんでしょうか。