久しぶりにウクライナのクーデターの時の写真がスプートニクに載っていた。
イタリアのジャーナリストの人が、イタリアではほとんどウクライナ紛争のことが語られずに来ているが、それはヨーロッパはこの紛争に関して間違った側についたと思っている、だから触れたくなくて知らんぷりしているだろう、みたいな話だった。しかしニュースになっているのは初めて議会で話題にすることになったから、だそうだ。ここ
ちなみにドネツクでは、Malorossiya(リトルロシア、らしい)という国を作り、これをウクライナの後継と位置付ける、という提案をザハルチェンコが出しているが、EU各国からは無反応であるらしい。ウクライナの後継と位置付けるってところが肝なんでしょう。キエフ政権は外国人の傀儡だから。この成り行きはまたそのうち。
Donetsk Republic Declares Creation of New State of Malorossiya
https://sputniknews.com/politics/201707181055637932-donetsk-malorossiya-ukraine/
でまぁ、上の写真を見てもわかる取、ウクライナの紛争というかほとんど内戦というべき事態を作ったオバマとメルケルは、ウクライナにネオコンを突っ込んで、地元のネオナチの酷い悪政を許したのがこのお話の核心。以降、NATOがキエフ政権を使ってウクライナの中部から西を乗っ取った。
ロシア革命のトロキストグループが途中ネオコンと名を変えつつ今日まで生きてるんだろうなというのが私の考えね。で、これがナチでもあるし、現在までくすぶってる、世界各地の反共グループの核心とも思ってる。反共ってのは要するに冷戦時代にこれだと包括的にくるめるからそういう名がついただけ。東アジアだと台湾が強く、日本だと統一がらみの人が中心だろうけどそうとも言えない広がりがあるみたいだ。
まぁだから岸グループ総力あげて、みたいな安倍政権はどんぴしゃでこのトレンドにいるんだと思いますけどね。それを日本の中のいくつかのグループが、表でわーわー言わせておくうちに後ろで話しを決める、みたいな感じでひっぱってこうなった、って感じか?
それはともかく、ウクライナに戻って、こういう事態を引き起こして、1万人以上のウクライナ人を「テロ対策」とかいうフザケタ話で殺して、100万人ものウクライナ人がロシアに帰化し、その何十倍もの人たちの人生に大きなトラブルを作り出しておきながら、これをロシアの侵略と称しているのが西側なる世界。バカでしょう、ほんと。
で、そういう究極の人権侵害をし、国家を破壊し、民族を分断させることを喜々としてやっているし、それを終わらせる覚悟さえない人々が、
EUは、今年の4月にロシアの最高裁が禁じたエホバの証人の信者さんの集会について、認めるように、という要請をしたそうだ。
春先の記事はこれ。
ロシアの最高裁、エホバの証人の活動を禁じる判決
これについて、既に、OSCE、イギリス、アメリカから懸念が示され、EUは、エホバの証人の人たちの集会の自由を認めるよう求めたのだそうだ。
とても不思議。とても心優しいEUさんですね、とも言えるが、ワシの生態系を懸念する米軍が沖縄の住民の上の低空飛行はまったく無問題というのと同じ構図でもある。不気味だ。
しかし逆に、要するにイギリス、アメリカ、EUがここまで力をかけるような団体なんだな、ということがよりはっきりしてわけで、興味深い。