なんと書き始めていいのかわからないけど、アメリカの大統領選挙は今週大詰め。
ふと見たら、NHKがこのようなことを書いていた。
米 歴代国防長官が共同声明 “大統領選の結果受け入れるべき”
2021年1月4日 13時10分
4年前、トランプが勝った時、全然トランプ勝利を認めようとしなかった世界中のエリート集団に言われる筋合いはないでしょう。
1年前には、大統領の弾劾裁判をやって、呆れてものも言えないような劇場だった。やりたがってた割には出来の悪い劇だったなと思ったものだった。ほんと、糞。
さらに、その4年間、引っ張ってきたネタのロシア疑惑は、ヒラリーらがトランプ追い落としのために作ったネタで、トランプがモスクワでおしっこかけられて喜んでたとかいうアホな話などが盛り込まれ、まったくもって、今考えるとよくぞあんな馬鹿なことをしたものだと思い出すだに、見てたこっちも恥ずかしいぐらいだ。
で、今度は敗北を認めろという人は一体何様だと思ってるんでしょうね。
バイデン氏勝利に異議申し立てへ 共和党議員150人超
6日に米連邦議会で行われる米大統領選の選挙人の投票結果の集計をめぐり、共和党上院議員11人が2日、バイデン次期大統領勝利の投票結果に異議を申し立てる意向を明らかにした。同党下院議員も、少なくとも140人が異議を唱えるとみられる。結果が覆る可能性はほぼないが、150人以上の共和党議員がトランプ大統領に同調し、大統領選の結果を否定するのは極めて異例だ。
いやぁ、ロシア疑惑で4年間、イギリス諜報の手の中で踊ってた人たちにそんなことを言われる筋合いないでしょう。
トランプ派には、あと4年間、かつて民主党と世界中の主流メディアがやったのと同様に、4年間びっちり、嘘ネタ、馬鹿ネタ、困惑ネタをかましていく権利があるんじゃないの?
BLM運動に限らず、民主党支持者はよくよく火をつけるのが好きらしかったけど、トランプ派は現状火を好んでいるような傾向は見えない。安心なところだ。だけど、ああいう暴動をエスタブリッシュメントは許してきたんだから、同様なことがあっても全然不思議じゃない。
「燃えてるけど大部分平和的なプロテスト」 ならOKだという判例らしいし。
CNN reporter reports in front of a burning building in Kenosha with a chyron that reads “Fiery But Mostly Peaceful Protests After Police Shooting”
— Daily Caller (@DailyCaller) August 27, 2020
No, really
pic.twitter.com/VMUB3AdB3V
あと、理由があれば、ナチ派になってもいいし、スナイパー 送り込んで暴動化したって大丈夫という例示もあった。アメリカにとっての民主主義ってこういうのが理想なんでしょ!
(ウクライナの右派 2014)
■ 大統領をもてあそんだエリート集団
で、そもそも、選挙で選ばれたトランプを大統領扱いせず、エリート集団がよってたかって騙していたわけだから、そのエリート集団が今更、民主主義なんだからトランプは不正だろうが選挙結果を受け入れろ、などと言うなどというのが噴飯もの。
シリア特使はアメリカ軍が勝手にシリアを占領している状況を、トランプに止めさせないよう、トランプ大統領に嘘を言っていた。
米システム:大統領を騙す機構
2020-11-14 09:08:28
トランプ大統領は、ロシア疑惑に関するヒラリーまわりの文書を全部出せと言ったのに、黒塗り書類が出る始末。
大統領が命じても聞いてくれない!
2020-10-07 21:44:12
■ 結構情けないアメリカ
で、NHKを含む勝手なエリート集団にも腹は立つものの、とはいえ、アメリカ庶民もたいしたことないよな、ってのが今般の大統領選挙を見ての私の感想ですね。
この先、混乱していって2020年の選挙には不正があって、バイデン失格、トランプ勝利みたいなことになる可能性はまだあるだろうと思って見てるけど、それが達成できたとしても、やっぱり、全体的に、この集団ダメやわ、って感じ。
だって、世界中の多くの人たちを傷つけ、殺し、騙し、買収し、もう無茶苦茶やってきたその主たるリーダーがアメリカなので、アメリカというのは民主主義のチャンピョンでもなんでもなく、むしろ、ヤクザ者のチャンピョンみたいなものでしょう。
ついでにいえば、アメリカの選挙システムがグダグダなのは何も2020年に急に始まったわけではない。
簡単にいえば、アメリカのシステムは、書いてあることは立派だが、一度もその理想に近づくように運営されたことはない、というのが適切な評価ではなかろうかと思う。選挙システムしかり、共和国連邦めいた国の作り方しかり。原住民と黒人入れないで選挙やっても気になってなかったことしかり。
だから、このままじゃダメだ、このままでいたくない、俺たちの立派ところを見せてやる、っていうロジックなら、地球上の多くの人たちも応援するにやぶさかではない、ってなるかもしれないけど、トランプの周囲の人たちは、自分たちはさも素晴らしいことをやってきた素晴らしい人たちだと素で信じてるわけ。
そこから、悪いのは中国共産党だとか、共産主義者たちの世の中になるか否かの戦いです、とかいう尾ひれがついていく。そりゃ中共のやり方がいいなんて私もまったく思わないけど、問題はそこじゃない。でもそっちに行かないと人がついてこないところも実際ある。
こここそアメリカをアメリカたらしめている、アメリカのバカなところ、って感じなんですよね、ほんと。つまり、民主党系の「世界一極支配」妄想もアホなら、共和党系がわめいてやまない「アメリカこそ世界一」という、何にでもちょこっと抵抗したがる(自由だ!)有徳のアナーキストみたいな考えも利口とは到底思えないってところ。
このへんが、今後のアメリカにとっての課題だし、もちろんこれにくっついて行く以外何も考えなかった属国群の課題でもあるでしょう。
■ オマケ
思い出した。このお正月に古い友人と話した時、アメリカの選挙に不正はあったのか否かの話に流れ、私はあったと思ってますよ、として知っていることをボチボチと語った。納得されているようなされていないようなだったけど、相手ががぜん身を乗り出した(と電話のこちら側では思えた)のは、
そもそもアメリカには住民基本台帳のような人員把握のシステムはないんです。だから、理念上国民各位に投票の権利があるといっても、それを現実化する仕組みに欠けている、修正できてない、と言っていいと思う
と私が言った時だった。彼女は驚き、税金はどうなっているのかというからそこも説明し、その後、じゃあ、アメリカって今何人いるのかわからないってこと?というので、私は、
論理的にも現実的にそうだと思う。多くの国でどこにもひっかからずに存在している人というのはいると思う。だけど、日本や欧州各国、ロシアといった100年前に既に十分に整備された統治の仕組みを持っていた国では、それらは制度上の例外でしょ。でも、アメリカではそれが基本なの
と答えた。
(人口が関係する比較などでアメリカの典拠になっているデータは、直近のセンサスによる推計、と書いてあるのに気付いている人は少ない?)
そこから有権者登録という仕組みが必要になったんだろうけど、これは植民地時代の名残で、それをそのままやっているのがアメリカなんですよ、とも言った。
そうやって話しながら、私がしじみじ思ったのは、私たちはアメリカという国を完璧なものとして捉えすぎているというところ。ハリウッド映画の見過ぎ。
いろんな面で、例えば憲法などの理念に共鳴するのはまだいいとしても、あの現実に近づけようとするのは、よってきたるところからいけば、政令指定都市1つ分のホームレスを量産しようという試みに違いないわけで、そこらへんを冷静に受け止めて自分たちのシステムを考える方向に頭を切り替えないとならないと思う。
ちなみに、私の居住州では、全労働者の1割が不法移民と言われていますが、実際はそれをはるかに上回っているのではないかと思います。少なくとも私の住む地域では、いわゆる3K業種はほぼ100%不法移民でまかなわれています。
下院議席数の配分には、こうした不法移民を含めた人口数に応じて割り当てられるため、民主党にとっては、不法移民が重要な支持基盤になっており、保護政策に熱心すぎるあまり、問題もおきています。
ちなみに、2016年の大統領選でも、こうした不法移民票(本来選挙権のないはずの)が組織的に大量動員されたとウワサされており、今回の選挙でも総投票数が登録有権者数を上回ったのは、このウワサも部分的に原因なのではないかと疑っています。
今は、アメリカ全土が、ジョージアのゆくえを固唾をのんで見守っている感じです。
どっちにしたって、カラー革命家 OR America No 1かの二択なんだけどね。(笑)
それもありましたね。
不法移民は大都市には常に多数いるとみんな知ってる。こういうのは平均で出してもあんまり意味がなくて、集中してたらそこは、言ってみれば買われてしまう。
その上で、有権者としての適格証明さえいい加減でいい州(または選挙区)がたくさんある。これもまたみんな知ってる。
さらに、小国家みたいな人達が多数いるのに、選挙資金を規制できない→買われる
にもかかわらず、何もできないで来た。その結果を見てる。
結局、国内の改革をするのが面倒なので、外征にせいだしていた、みたいなところも結構あると思う。国内改革は儲けにならないし。
おっしゃる通りジョージア。車を走らせてる人は、たとえ日頃どんな主義主張を持った人でも、私はエライと思う。こういう人たちがいないと何もはじまらないもの。