ウクライナのゼレンスキー様が日本人に向けて何か言ったらしいけど私はまだ未確認。
いやしかし、なんというか、ものすごく極悪で俗悪で薄気味悪い世の中になっている。
ナチのコラボレーターを正式に賞賛してやまない、バンデラ主義者のウクライナの政権を西側各国の首脳たちが平和のためのヒーローのように持ち上げ、他方で、現実のウクライナ(というより次第にウクライナ地方になってきている気がするけど)では、アゾフに解放された人たちが続々と出てくる。
さらに、ゼレンスキーはイスラエルに行って、ロシアをナチに見立て、ナチのロシアがウクライナでホロコーストやってます、みたいな恰好で話した。これを、もちろん歓迎しないイスラエルの国会議員たちはいるわけだけど、反応として鈍いというか、嘆きで終わっているところが、現在の西側の薄気味悪い圧政状態を表していると思う。
Israeli lawmakers tear into Zelensky for Holocaust comparisons in Knesset speech
ウクライナは、ドイツ支配の時代にドイツの機構と現地のコラボレーターたちが、ユダヤ人を含む大量の人間を殺害していたことが知られている。これを、現在の「ウクライナの民族主義者は英雄である」主義の人たちは、悪いことはドイツの犯罪にして、自分たちは犠牲者であると布教しているのだと思うんだけど、事実はそうではない。
バビ・ヤールの虐殺として知られている一件が代表例だけど、ドイツ人だけが犯罪者なのではなくて、現地組も惨い。
#Lukashevich: 79 years have passed since the events in Babiy Yar, where in 1941 the Nazi occupiers and their local accomplices, supporters of ideas of Ukrainian national exclusivity, killed tens of thousands of #Ukraine residents - jews and representative of other ethnic groups pic.twitter.com/l3bM2fLVJc
— Russian Mission OSCE (@RF_OSCE) October 4, 2020
ここに限らず、リトアニア、ポーランド、ウクライナあたりのドイツの占領行政中の現地コラボレーターたちは、一体どうしてあんな人たちなんだろうと呆れるほど惨い。人殺しが彼らにとってのエンタメなんじゃないか、みたいなところがある。軍事とか戦争という範囲で捉えるのは不適切だとさえ思う。
それはちょうど、ISやらアルカイダというのが、戦争という範囲の産物というよりヘイトの産物みたいなのと同じなのかもしれない。破壊工作に生きがいを感じるタイプの人たちがいる。さらにそれが、今のアゾフ、右派セクターの異常なロシア・ヘイトに続く。
この類のヘイトの増産体制を止めさせることは、誰にとっても良いことだろうとしか私は思わないわけだけど、思わない人もいるからこんな薄気味悪い世の中になる。
■ バンデラ主義者の政権を支援するソロス
で、このような事態を受けて、1つ確実に崩壊したなと思ったのは、
ユダヤ人だからナチは嫌いなはずよ、という考え方。
これは、冷戦後期に「ホロコースト」なる用語が世間に広がったことによって、「ユダヤ人」という集団が存在し、その人たち全員があたかも、ベラルーシでなぎ倒されるように死んだ人たちと同一の運命をたどり、みんなナチの犠牲者だ、といったような話として広まった。それは本当ではない。
そもそもユダヤ人は各国にいたし、その国の状況によって、あるいはその人たちの社会、経済のステータスによって、身の振り方は一様ではない。
例えば、ジョージ・ソロスはユダヤ人だが、ソ連/ロシアよりもずっとナチにシンパシーを抱き、今に至るまで、ナチの子分として統治されていたハンガリーが崩れたことを残念に思い、ソ連/ロシアがハンガリーに来て、ナチに抗する人たちから見れば「解放」であった事象を今でも呪い倒している。
今般のウクライナの一件で、はしなくもそれが見えてちょっとした話題になった。
バンデラ・ウクライナが戦っているのを見て、「私はブタペストの包囲戦を思い出した」と言い、今のバンデラ・ウクライナを、リベラル・デモクラシーでオープンな社会、とか書いちゃう。
‘Reminds Me of the Siege of Budapest’: Soros Inadvertently Compares Ukraine’s Army to WWII Nazis
ハンガリーは、ドイツとオーストリアが合体した第三帝国のドイツと一緒に、ソ連領内を攻撃しに行って、ソ連に反撃されて、これはもう敗北は不可避と思った当時のハンガリーの重要人物ホルティがスターリンと交渉して一度は降伏した。
そこを、ハンガリーの現地ナチと本家ナチが組んでクーデターで政権を取って、降伏を取り消して、わざわざブタペストで市街戦をするはめになったわけです。
1945年2月13日、ブタペストついに陥落
これで得をしたのは、その時間稼ぎの中で逃げた人たちぐらいで、残りの人たちは単にブタペストの街が破壊され、それに伴い死んだ人も多数いるわけだから、まったくの丸損。
それはちょうど、今のウクライナで、もはやウクライナ軍にもアゾフ大隊にも勝ち目はないのにずるずると、西側のお金持ち国家群の援助なるものに釣られて、死ななくてもいいウクライナの若者が死んでいくのとまるでまったくマそっくり。
今の、ウクライナの政権は、ナチのコラボレーターであったバンデラを称賛して、国家的に英雄視しているわけだから、ゼレンスキーがユダヤ人だろうが何の関係もなく、ナチを継続した政体と言うべきでしょう。
そして、ドイツ占領下のポーランド、ウクライナ西部あたりで、ナチのプロパガンダを広めるために大活躍していた祖父を大変に尊敬している、カナダの副首相フリーランドが、ソロスと浅からぬ縁を持っていることも、ナチ繋がりと思えばなんの不思議もない。
「西側ではナチズムが生きている」カナダ編
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/56c3565c2060f59497e6aff2d32d6600
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/56c3565c2060f59497e6aff2d32d6600
アメリカはアメリカで、たどり着いたところはマジでこんなだったわけだし。
いやほんと、どうしてこんなことをしでかしたのだろうか、と呆れる。
こうであるからこそ、西側一帯が極度の言論統制下におかれてるんだろうな、とも思う。カッコ悪くて話せない(笑)。