ニュルンベルク裁判結審から75年になる今年、映像を含む裁判記録がデジタル化され公表される模様。(裁判は、1945年11月20日 - 1946年10月1日に行われた)
米スタンフォード大学がオンラインに出しているそうだ。
Files of the Nuremberg Trials published online
既に、5000点ほどオンラインに出ているらしい。
スタンフォードの当該のサイトはここ。
Taube Archive of the International Military Tribunal (IMT) at Nuremberg (1945-1946)
そういえば、1か月ほど前には、ロシアがハバロフスク裁判の重要性を巡ってフォーラムを開いて、ナルイシュキン、プーチンといった大物が動画出演していたことが話題になっていた。
日本のメディアは右も左も、日本に対する牽制だ、歴史戦だとしか書いていなかったが、普通にいって、公式の記録が多くの人にとって利用できるようなものになっているだけ。
アメリカが「許した」731部隊とナチ残党
それによって、それにもかかわらず、アメリカ+英が、ドイツで、日本で、勝手に、とりわけ酷い奴らを「使える奴ら」だといって回収していたことが明らかになっていく。
総じていえば、過去何年か書いているように、the Westが冷戦期に作った嘘歴史は嘘に満ち満ちている。
そして、多分、世界中の、とりわけアメリカの学会などで、それを放置したことのデメリットがメリットを上回ってるとの判断があるんじゃないのか、と思ってみたりもする。
だって、何が悲しくて、SSガリチアの暴走を眺めてなきゃならんのだ、でしょう。
また、極東方面でも、何が悲しくて、不正行為の総合プロ集団みたいな日本の各組織を庇いまくる、日本は悪くない、日本には大義があったとかなんとかいう頭のおかしい話を野放しにしてないとならないんだよ、といったところ。
いやそりゃ、あんたたち米の「取り扱い」が不備だったからやろ、ではあるけどね。つまり、言ってみるなら、アルカイダといい、日本の「愛国者」といい、ウクライナの「愛国者」といい、使ってきた手駒の腐れ具合が酷くて、今捨ててますみたいな感じなんじゃないのかしら。でも手駒といっても、トルーマン、ブレジンスキー、レーガンと、政権の主流を支えた集団だったりもするので、そう簡単ではないし、成功するかもわからない。
この中でもわけても日本は危険だと私は主張したい。先制攻撃、サプライズ攻撃を是としている、あまり例のない集団だから。これはもう、文化論の問題だとも思う。
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■ 偶然ではない
で、なんでこんなにチンピラな話になっちゃったかとうと、決して偶然ではないですね。東西の反共団体が確実に存在していて、その両方が燃え上がっているもの。
つまり、ウクライナのナチ・コラボレーター(ナチ協力者)の一群による、
反ボルシェビキ各国ブロック(Anti-Bolshevik Bloc of Nations :ABN)と、
極東では、1954年の文鮮明・笹川&児玉・蒋介石による、アジア人民反共連盟。ここが1966年にWACL(世界反共連盟) となって、今も名称変更して存在している。
そこに、ジョン・シングローブなどの、OSS→CIAグループが見え隠れする。
「The West is winning」& 東西の反共集団
見え隠れする、というのは恐らくヨーロッパ、アメリカ側から見ているとそんな感じに描かれるんだろうけど、日本から見ると、最初っから、もっとはっきりと見えると言っていいんじゃないだろうか。
だって、どうしてそんなにエライ人扱いされるのか全く皆目見当もつかない、おかしな男、ウィロビーなる、アメリカ人というより全くのドイツ人である男が存在し、事実権力をふるっていたから。
ファシズムとの戦い変じてファシズム内左右となる
ということは、結局これは、朝鮮戦争とは何であったか問題に行き着くのかしら、という疑念がぬぐえない。