面白いものを見つけてしまった。
ロシアで、「メモリアル」というNGOが、嘘ばっかり言ってるというので訴追されて、最終的に最高裁が解散すべきという判断を下した。
判断のポイントとしては「嘘」の部分というより、外国エージェントであることが要件であったように見えた。
が、このNGOの話が、朝日にまで載るのかぁと驚く。
ロシア人権団体に解散命令 「メモリアル」ソ連崩壊後の運動リード
歴史美化する政権、排除へかじ
やっぱ外国エージェント説は本当だったんだなと思って笑いたくなる。EUも抗議してたな、そういえば。
で、この団体は、最初は、ソ連は酷いものでした、私たちはソ連体制の被害者です、みたいなことで人を誘っていたようなのだが、そのうちに、結局のところ、スターリンは悪い奴で、それはつまり、ナチ以上に悪い、という、なんのことはない、折から西側に大量に出回っている、ナチ賛美の変形だったというお話。
NGO Memorial closed by Russian court over ‘foreign agent’ breaches
それをロシア政府およびそれを支持する人々が、とんでもない奴らだと言ったところで、それが一体何の事件なの?というところでしょう。
ナチって、ソ連の人を4年間で2700万人も殺すという、短時間殺人記録の押しも押されぬ記録ホルダーですよ。(これ以上の人たちが現れないことを願いたい)
その戦いを指揮したスターリンとナチが一緒だと言って回る人たちを、西側が盛大に支持していたのかと思うと、私たちはとてつもない罰当たりだとしか言いようがない。
そして、その誤りを表明する現在のロシアの政権を「歴史美化する政権」と書く、あなたは何?って感じ。
まぁその、戦後のアメリカ覇権なるものは、実のところ、ソ連邦の2700人万人の死体の上に浮いていたようなものなので、今更言っても始まらないほどに、実に実に惨い時代だったと言うべきでしょう。恥ずかしい。
で、このブログを読んでくださっている方たちにはもはや自明だと思います。西側の「リベラル」は実はナチ派なんです。自分たちが何を騒いでいるのかわかってないだけ。
マジで、見直されるべきはベルリンの壁崩壊イベントだと思うなぁ。
ベルリンの壁の崩壊:ナチ・リベ勃興の日
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/d12a3715be00b639b6896a789b60ed13
ベルリンの壁の崩壊:ナチ・リベ勃興の日
https://blog.goo.ne.jp/deeplyjapan/e/d12a3715be00b639b6896a789b60ed13
何度も書いてますが、これは、反ファシストを源流とする東ドイツを倒した、ナチ派大勝利のイベントなわけですよ。だから、90年代というのは、言ってみれば新ナチ派勃興の日々だったと言ってもいい。ユーゴスラビアの人々は賛成してくれるでしょう。
で、こうなったのは、やっぱり新左翼問題だろうと思うんですよね。私の知らない時代に、反スターリンとかいう、訳のわからない主張で盛り上がってたわけでしょ? これが、親ナチへの呼び水でしょう。つまり、日本を含む西側諸国のリベラル・ナチは実は根が深い。
そこらへんを主張してきた私としては、いや~ついに話が大きくなったと、とても嬉しい反面、一体この混乱をどう収拾するんだろうと唖然としてる。
今回の記事よりは前回のNATO拡大・侵略路線記事に近いかもしれませんが、去年12/27の朝日新聞に気になる社説があったので。同紙はブダペスト覚書なるものを持ちだして、核兵器を引き取る代わりにウクライナの主権を尊重し、武力行使や威嚇をしないことを誓ったのに、それを踏みにじってると決めつけています。
いったい何なんでしょうか、その「覚書」とやらは?先に隣国にロシアに敵対的な政権を選挙が気に食わないからとクーデターすら使いまくって作り上げ、ネオナチ同然のヘイトクライムが茶飯事の連中に権力を握らせ、威嚇を繰り返させてきたのはNATOや西側大国でしょうに!
「約束を破ったのは西側が先だ」これを千回でも突き付けてやらねばいけませんね。
これはもちろん重要ですが、そもそも、ウクライナという国で当事国の大統領を追い出してクーデターを起こした政変の果ての政権は、覚書当時の保護対象と言えるのか、ということから、ブタペスト覚書の話は2014年当時にはさかんに叫ばれましたが、最近下火です。
外国人主導のクーデーター、それに続く、アメリカ、イギリス、カナダetc.の各国機関やら軍のウクライナ駐留という問題をのけて、きれいごとを言っても、王様は裸だ状態ですね。