雨の日に拾われた猫の話

2006年初夏、しとしと降る雨の夜に拾われた二匹の子猫。
リツとコトと名付けられOL一人との同居生活が始まった。

雨の日に思うこと 2

2007-10-28 21:38:23 | リツコト
昨日の続き



家に着き、子猫をとりあえず明るい場所でみてみると、
とてつもなく汚いということだけは良く分かった。
そして、とってもくさい。

家の中を探検される前にノミがいないかチェックと
シャンプーをしよう!そう思ったが、寒さで震えている
子猫を見ると哀れでそれもできない。

そうだ、寒いときはエネルギーだ!
ということで、ミルクを温め、パンを小さくちぎって
ミルクにひたす。
即席子猫用ご飯をつくり、おそるおそる与えてみる。

「これを食べてくれなかったらどっかにキャットフード、
しかも離乳食みたいなのを買いに行かなきゃな~」
そう思っていたが、そんな心配は無用だった。

走って寄ってきてガツガツガツガツ一気食い!
ひとまず安心して、猛烈な勢いで食べる二匹を見守る。

ごはんが終わりおなかぱんぱんの二匹は狭い家の中を探検し始めた。
しかし、そのくさい体で大事なベッドの上に乗られちゃ困る。
私には3度の飯より快適な眠りのほうが大事なのだ。

ということでお風呂に入れることにした。
お風呂といっても手のひらサイズの子猫たち。
洗面所にお湯をはり、小さいしろねこからそうっと足先をつけてみる。
案の定ピイピイ鳴く。
しろねこが鳴くとあわててしましま子猫が様子を見に走ってきた。
不安そうな顔で私の1m後方でしろねこの災難を見守る。
しろねこは、細いつめで私の腕にみみず腫れの跡をたくさん残し
ながら必死に抵抗。
しかし、うちに泊まるならシャンプーは絶対にしていただかなければならない。

温かいお湯で毛を丁寧にぬらし、汚れたお湯を一度換え、石鹸を手に取る。
小さな体を両手で抱きしめるようにして丁寧に泡立てていった。
すると、薄い毛の中に小さなゴマみたいなものが点々と…。

やっぱり…。ノミだらけだ…。

一度すすいで、再度石鹸洗い。
今度は見つけたノミを一匹一匹毛の間から引っ張り出す。
その間もピイピイ鳴くしろねこをなだめすかし、両腕にみみずを
たくさん抱えつつの作業は困難を極めた。

ある程度のところで見切りをつけ、タオルにくるんで拭く。
とても嫌がるので、母猫が子猫をなめるようなまねをして
小さい面積で細かく拭いていくと突然おとなしくなった。
ある程度毛が乾いてきたら、ホットカーペットをつけその上で
あとは自力で乾かしてもらうことに。

おなじ作業でしましま子猫にもきれいになってもらい、
乾いたところでようやく眠りにつかせてあげることができた。
二匹の猫を丸洗いしねこが眠りについたのはすでに3時近かった。
残っているだろうノミは多少気になるが、すごかったにおいも消え
シャボンの香りのふわふわちゃんが出来上がった。

子猫たちには、段ボール箱の中にいらないフリース生地の布を
敷き、同じ箱の中にトイレ(靴箱にティッシュを敷いたもの)
を入れその中で眠ってもらうことにした。
トイレのしつけもしてないので家の中に放すのが怖かったのだ。

翌朝、へんなところにう○ちとかおしっこをしてませんように…。

そう神様にお祈りしてから眠りについた。









まだ続きそう。。。




あ、湯沢水上温泉ツアーから帰宅しました!
紅葉がとてもきれいで開放される旅だったな~。

この雨の日シリーズが終わったらアップします♪




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