"Щелкунчик" (Н. Цискаридзе - А. Воронцова) 31.12.2009
"くるみ割り人形"(N. Tsiskaridze - A. Vorontsova) 2009.12.31
バレエ「くるみ割り人形」(振付:Yu.Grigrovich)のパ・ド・ドゥを
ニコライ・ツィスカリーゼとアンジェリーナ・ヴォロンツォワが演じる。
ボリショイ劇場、2009年12月31日。
ニコライ・ツィスカリーゼの個人的なアーカイブからのビデオ。
最初の登場で二人とも観客に背を向けて立ちますが、女性はトゥで立っているのですが、一瞬、ニコライ・ツィスカリーゼさんもトゥで立っているのか?と錯覚した位に、踵を極限まで上げて立っているのには驚きました。
ここまで男性が美しく立つのは見た事がありません。
ワガノワバレエ学校のレッスンで、男性生徒が女性を抱き上げるのが下手くそ過ぎて、
「何だその抱き方は!?」
と言って、美しく更に安全な抱き上げ方を教えていらっしゃいましたが、バレリーナのサポートも完璧です。
「この頃の子達は、スマホでやりとりするだけで女性と接する事もないから、女性の抱き方も分からないんだ(呆)」
😊😊😊笑っちゃいました((´∀`*))
パ・ド・ドゥでは男性が縁の下の力持ちの役割をするのですが、この抱え方、持ち上げ方が下手だと、転ばされたり落とされたりして、怪我をする事も有ります。
只、女性の方も、男性におんぶにだっこと言う訳には行かないのです。
リフトされた時には、自分でも上へ上へと身体を吊り上げる様にしないで体重をどっかり乗せてしまうと、男性の負担が大き過ぎて、腰を痛める原因に成ります。
よく、女性がアラベスクの姿勢を保ったまま、男性と手を繋いで、男性が女性の周りを360度回る、と言う振り付けが有りますが、これも、男性が女性の姿勢が崩れない様に、正確な円を描かずに、「楕円」で回ってしまったら、女性は転びます。
「経験者は語る💦」
振り付けを完璧にこなすには、息を合わせて、何度も練習するしかないのです。
こんなに上手い人のを見ていると簡単そうに見えるでしょうが、一つも簡単な事は有りません。
ソロと違って、相手と合わせる事を楽しめない性格だと、難しいかも知れません。