唯一のパン切れを助けてくれた人間に差し出した子犬。
ゴミ山で寒さと飢えで震えていたのに、幸いなことに…
殺処分する気だった飼い主は、気が変わったのか、子犬を山に捨てた。
助けようと近寄ってきた人に、たった一枚のパン切れを咥えて、近寄った子犬。
救助に対してのお礼なのか、それともその人間もお腹を空かせていると思ったのか。
尻尾を振りながら近寄る姿は、愛情に満ちている。
レスキューされ永遠のおうちも見つかり、この子犬は飼い主に、「特別な石」を見つけてはプレゼントする。
人に喜んで貰おうとするのか、喜びを共有しようとするのか、こんなに愛情深い子を殺そうとする残忍な人間が存在することが、実に忌々しい。
「畜生にも劣る」と言う言葉があるが、本当にそのような輩が棲息している事が残念である。
犬にも猫にも、見習って欲しいものだ。