超ローカルな話だが、我が家から徒歩1分にある「焼きたてパン キムラヤ」が昨日8時新装オープンした。この日を待っていた人が多かったのだろう、私達が9時半に行くと既に売れ切れてしまったパンが多数あった。食パンは江戸川橋「関口フランスパン」まで買いに行くが、菓子パン類はこの店が多い。私が好きな菓子パンやサンドイッチ類が豊富に置かれている。「源氏の会」の会員でこのパン屋さんが気に入っている方も多い。「ここの玉子サンドは絶品」と語る御仁もいる。この店の隠れファンは多い。
私達がこの地に引っ越してきたのは1983年。その当時は本郷通り沿いには魚屋・八百屋・肉屋・豆腐屋など多くの食品販売店や商店が軒を連ねていた。それが徐々に減少していき、36年後の今、残ったのはこのパン屋・理髪店・花屋・蕎麦屋など数軒を数えるのみ。大健闘して来たと言えるだろう。
長らく店主兼コック長だった親父から代替わりして、息子さんが後を継いだ様に見える。先々代が昭和28年(1953年)に創業で、銀座木村屋からの暖簾分け。最近はその息子さんが中心となり、焼きあがるパンの種類や味が少し変化していた。そこを一気のリニュアル。(写真右が本郷通り)
このお店は、大き目な“パンの耳”が無料。私達はそれをかなり有効利用している。新店になってもそれが置かれるか否かが気になって早めに出掛けていったのだが、耳はちゃんと置かれていて一安心。陳列棚に大きな変化は見られなかった。多分厨房の方が大きく変わったのだろう。開店1時間半で相当数売り切れの大繁盛だった。(写真:売り切れが目立つ陳列棚)