一昨夜は『三菱養和スポーツスクール』で一献傾けた。集いしは、「お話会」のメンバーの津久井さんと私の妻、それにこの「お話会」で最近語った尾上さんと池辺さん。更に、場所確保の役割を担う私の5名。
養和スポーツスクールは巣鴨駅徒歩3分にある、公益財団法人「三菱養和会」が運営するスポーツクラブだが、実はこの建物の中に「レストラン・パルテール」があり、洋室レストランも和室もあった。私は20年ほど前まではこのスポーツクラブの会員で、水中ウォーキングの後にレストランを利用したこともあったが、その存在を忘れていた。津久井さんは知っていて、夜の会食に相応しいとここが選ばれた。 和室の利用は初めてだった。建物の地下1階の奥の方にあり、利用した部屋は15畳の広々とした部屋で炬燵形式の席になっていた。料理はコースで3500円とお安い。三菱から多少の補助が出ているのだろうか?
料理を味わう暇もないほど会話が弾んだ。池辺さんは、「お話会」でのテーマが「生涯一記者として」とある様に、週刊朝日の記者だった。そのお話会での語りが大変面白く、妻は記録を取っていた。私は初めて直接話を聞いたのだが、流暢な語りで、話す内容が豊富だった。「伝書鳩」の話をした尾上さんは豊島区の、とある町会の会長だったが、その後を引き継いだのが池辺さん。現在は再度尾上さんが会長職にあるそうな。
尾上さん、池辺さん、津久井さんはラジオ体操を通じて知り合ったという。話題はその地元目白通り周辺の事(例えば目白御殿)や落語・小石川高校・早稲田大学などあちこちに飛んだ。
その中で3つのことを書き綴っておきたい。池辺さんには色々の著作がある。そのなかの一つ『ゆきあいの空』(副題:アルツハイマー・パーキンソン老人看病記)は池辺さんの体験を綴ったもので相当売れたらしい。
津久井さんは昔から落語が趣味でこの方面に詳しい。昨夜は『東都寄席演芸家名鑑』を持参していて皆に配布してくれた。彼の友人が作成したのもので一冊2000円もする。この本で話題は落語家に及んだ。三遊亭兼好の師匠が好楽とは私達以外は皆知らなかった。
尾上さんは鳩に関する本を自主出版しようとしていて、写真の面で私が少しお手伝いをしていた。最終的には断念されたようだ。
非常に楽しい会だった。