1月3日、夜半から朝にかけて降った雪で箱根の山々はうっすらと白く覆われ、箱根路は凍っていました。宿泊先「文の郷」は、8月16日の箱根大文字焼きの眺めの良い事を売りにしています。この朝、宿5階の展望台から明星ヶ岳を望むと”大”の字の部分だけは白く化粧をし、普段よりはっきりと”大”の字が見えるのでした。(宿から見える”大”の字)
復路の観戦場所は、前日と同じように「小涌谷」付近の踏み切りと決めていました。それに間に合う箱根湯本行きの登山電車は強羅発8時16分です。それより後の電車では、選手は通過してしまいます。しかしこの電車に間に合うように宿を出ると、8時から開始の朝食が食べられません。困りました。ままよと、朝食開始の15分前に食堂の前に出向き、うろうろしていると、どうしたのですかと聞かれ、事情を話すと「直ぐに食事をお取りください」との事。この辺の融通の利かせ方が実に有難いです。ますますこの宿が好きになりました。(8時11分強羅:発車5分前)
(まずは1号車が・・・) 今日は昨日の失敗に学んで、タイム差のことは一切気にしないことにし、先頭のやって来るのを待ちました。なんと東洋大・早稲田の両校の選手が肩を並べる様に疾走してきて、あっと言う間に目の前を駆け下って行きます。もの凄いスピードです。両選手が通り過ぎると、直ぐ身を乗り出して、合図にしていた帽子を振りましたが、後刻、宿でテレビ観戦の家人に聞くとテレビには全く映っていなかったそうです。この観戦ポイントには固定カメラがありましたから、その動線をきちんと把握しておけば、旨くテレビに登場したかも知れないと、後で推測しましたが・・・。(写真:先頭を争う東洋・早大)
その後、早稲田の高野選手が転倒するというハプニングはありましたが、この6区で先頭に立った早稲田は以後先頭をキープし続け、東洋大の猛追をかわし、21秒差で逃げきったのでした。シード権争いも激烈を極め、国学院大寺田選手が一瞬コースを違えるなどという、大きなハプニングのオマケまで付いて第87回「東京箱根間往復大学駅伝競走」は無事幕を閉じました。
かって25年ほど前、私も箱根の坂を、練習で走ったことがありました。その当時の名称で「生活指導主任連絡協議会」なるものが箱根の山中で開催され、向丘高校の生活指導主任であった私は出席を余儀なくされていました。迫り来る”河口湖フルマラソン”参加の為に皇居の周りで日々練習を積んでいた私は、練習が途絶えるの嫌い、協議会が開催されるホテルに早めに入り、研修が始まる前の1時間ほどを、この坂道を利用しての練習に当てたのです。そのとき箱根の急坂で走ることの辛さ、厳しさを身をもって体験しました。そのときの走った距離は3kmに満たなかったと思いますが。
登りコースが約23km、下りコースが約21km、その長き距離を走り切った選手に拍手・拍手。箱根の坂に限らず、箱根駅伝の各区間は殆どの区間が20km超。この長距離を疾走した全ての選手に拍手・拍手です。
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