「『源氏物語』と川口祥子さんの会」と名付けられた「偲ぶ会」が5月16日(火)に六義園内の「心泉亭」で開かれた。参加者は「源氏の会」の方に限り、そこへ妻の妹夫婦が加わり合計で12名の会だった。(写真:緑陰の心泉亭)
準備は2月末から始めていた。夫であった私から妻を偲ぶ会を提案するのは躊躇いがあった。そこで会設立以来の会員で、中心的なお二人、春子さんとともさんに相談すると、3人の名前で会への参加を呼びかけましょうということになった。私は早速六義園へ出向き、「心泉亭」の空きを確認し、日程を5月16日と決めて来た。この「心泉亭」で、13年前の2010年の5月22日に『源氏物語』の読み合わせを開催したことがあり、会とは縁のある場所が「偲ぶ会」に相応しいと思えたからだった。 心泉亭での飲酒は禁止だが、会食は可能だ。そこで、亀戸升本のお弁当のなかから「福升」を注文した。それ以外に私は「源氏の会」の方々とご一緒した花見や街歩きの時に撮影した写真をA3に拡大し額縁に入れたものを7枚準備しておいた。
さて当日は快晴だった。12時に正門前に集合し、12時半に心泉亭に入室。テーブルを設置し、お弁当を配り、お茶の準備し13時頃開会。(写真:心泉亭は椅子席ではなかった) 冒頭に私が挨拶をさせて頂いたあとは特に司会のご指名ではなく、自由に話をして頂いた。フリーに語って頂いた。大きな役割を演じたのが義妹の夫の石野さんが持参したミニ写真集。妻と私の幼い頃から新婚時代までが登場する写真集で、写真に登場する妻に関する話題が多く語られ、笑いの絶えない会となった。(写真:妻が何歳のときかは不明)
会終了後寄せられた感想メールを幾つか拾ってみると、
「祥子先生の子供の頃、青春時代のアルバムを見てやはり素敵でした。そして皆さんが繋がっていることが改めて解り、祥子先生の存在に感謝です」
「祥子先生の源氏の会はずうっと続きそうな気がします。祥子先生の笑顔が見えるような気がいたしました」
「とても良い会だったと思います。人数もメンバーも、ちょうどよかった気がします」
「本当に良い会でした。皆さんの素晴らしさを感じました。お招き頂いて、感謝しています」
「思いの籠った、思いの溢れた時間でした。こんなにも素晴らしい出会いを祥子先生にいただいたのだと嚙み締めました」
「なつかしお話や、知らなかった祥子先生のお話を伺うことができて、よい時間でした。同じテーブルについていらっしゃるように感じました」
“偲ぶ”とは、去っていった人を忘れずに思い起すことだろうか。残された人たちの哀しみが「偲ぶ会」で少し和らいだかもしれない。秋の再会を約束して会は終了した。
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