愛より優しい旅の空@柴田よしき
あらすじ(「BOOK」データベースより)
鉄道の旅を愛し、突然姿を消した叔父。そのゆくえを探し、一心に列車に乗り続ける香澄だが、いつしか各駅停車旅の醍醐味を味わっていた。京急の歌う電車に秘めた技術者の願い、南阿蘇鉄道で出会った美しい蝶、小海線の大カーブをめぐる考察…やがて、新たな情報に導かれ、今なお震災の爪痕が残る東北へ向かうことになるのだがー線路がつなぐ人々の想いが心揺さぶる、鉄道旅ミステリ第二弾!文庫オリジナル。
第一弾である「夢より短い旅の果て」の読書感想文はこちら。
主人公の香澄が行方不明の叔父を探す事が主軸になり、物語は進みます。1話目「歌う電車」、2話目「青い蝶の空」は香澄が見知らぬ人から打ち明け話をされるんだけど、香澄が心の奥底に秘めている感情がそういった人たちを惹きつけるんだろうねと思うし、それを受け入れる香澄がとても穏やかで好感が持て応援したくなります。3話目からは実際に叔父を探す行動に移るんだけど、どうも実際の鉄道の説明、東日本大震災の説明が前面に出ていて、叔父を探すのは後付けのような感じがして、私的には感情移入できませんでした。が、香澄、その恋人の寛也、香澄の先輩の井上、それぞれのキャラクターは際立っていておもしろかったです。
あらすじ(「BOOK」データベースより)
鉄道の旅を愛し、突然姿を消した叔父。そのゆくえを探し、一心に列車に乗り続ける香澄だが、いつしか各駅停車旅の醍醐味を味わっていた。京急の歌う電車に秘めた技術者の願い、南阿蘇鉄道で出会った美しい蝶、小海線の大カーブをめぐる考察…やがて、新たな情報に導かれ、今なお震災の爪痕が残る東北へ向かうことになるのだがー線路がつなぐ人々の想いが心揺さぶる、鉄道旅ミステリ第二弾!文庫オリジナル。
第一弾である「夢より短い旅の果て」の読書感想文はこちら。
主人公の香澄が行方不明の叔父を探す事が主軸になり、物語は進みます。1話目「歌う電車」、2話目「青い蝶の空」は香澄が見知らぬ人から打ち明け話をされるんだけど、香澄が心の奥底に秘めている感情がそういった人たちを惹きつけるんだろうねと思うし、それを受け入れる香澄がとても穏やかで好感が持て応援したくなります。3話目からは実際に叔父を探す行動に移るんだけど、どうも実際の鉄道の説明、東日本大震災の説明が前面に出ていて、叔父を探すのは後付けのような感じがして、私的には感情移入できませんでした。が、香澄、その恋人の寛也、香澄の先輩の井上、それぞれのキャラクターは際立っていておもしろかったです。