楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

竜飛崎へ

2021年07月22日 | 円 -bicycle-

 

ワクチン接種も終わったし、換気十分の本州日本海沿いをツーリングしてみることにした。

コースは青森県・竜飛崎から新潟までの約600Km。なかなか暑そうだ。

 

津軽半島の「今別」まではJR輪行、そこから竜飛崎まで北上し、半島突端の激坂?を超えて新潟まで野宿をしながら走行する。

 

このブログの『私の自転車旅物語』のパートで書いた2016年の敦賀→新潟に繋がるので、いつか山陰地方経由で下関まで走ると本州の日本海沿岸走破になる。

叶うかどうかわからないが、何かしらの目標を持ち続けたい。

 

先日、朝のポタリングで道の駅に寄ると珍しい形をした自転車を屋根に乗せた軽自動車を見かけた。

京都からアルバイトをしながら旅をしている中年の男性だった。自転車は岩場の競技用とかでサドルが無く、フレームのダイヤモンドが押しつぶされたような形状だった。座る暇が無い自転車というものがある。

 

竜飛崎も行ったことがあるとかで突端の岩場の景色、キャンプ場のおばちゃんが「津軽海峡冬景色」の曲を流してくれたことなど、話しが盛り上がって楽しみが膨らんだ。

 

※ということで暫くBlogは太陽光パネルの発電量次第になります。

 

 

 

 

 


サドルの交換

2021年07月11日 | 円 -bicycle-

 

自転車旅に使っているMTBのサドルがボロになってきた。

外してロードレーサーに付けた。少し気が引けた。

 

 

昔し、草レースで乗っていたロードレーサーのSan malcoを旅自転車に付けた。少し気恥ずかしい。

どうしてなのかは分からない。

 

ずっとMTBのボロサドルを新しいものに替えよう替えようと思いながら今日まで来た。

しかし、いまさら買うまでもない。

 

古いロードレーサーに安住することになったサドルと物置で使われずにいて再び一緒に走ることになったサドル。

考えてみればそれぞれに良い交換になった。

 

コロナウイルスとオリンピックの喧騒を避けて、どこか静かな海沿いを走りたい気分になった。

旅自転車のSan malcoが颯爽としている。

 

 

 


お四国病 

2021年07月05日 | 円 -bicycle-

 

初めて北村温泉キャンプ場へ1泊ツーリングした。気温が高い割に風が心地よかった。

大豆だろうか、一人で除草している女性が見えた。農作業は根気がいりキツイ。この時期の田んぼの色は緑の絨毯だ。

 

「札幌からお越しの方はご遠慮願います」の看板があるだけで、受け付けは無し。無料。温泉は600円。

 

テントの間隔は個々人のマナーで取られており、ゴミはきちんと持ち帰りされていた。フリーサイトの極みである。

 

出掛ける前日にふと思いついて昔の職場の同僚のOさんにメールすると岩見沢からカブでやって来た。

徒歩で3回に分け、そしてカブで1回、四国遍路をしている旅人だ。

 

その時の自然風景とお寺の写真を所属する倶楽部の展覧会で観たことがあった。今はペンタックスのサイズの小さな白黒フィルムで野草などを撮っている。

本人の風貌もそうだが、牧水、山頭火、放哉の寂寥感が写し込まれているように感じた。

 

3年ぶりで飲んだ。

『お四国病』とういものを聞いた。

四国遍路をしていると「帰れなくなる」らしい。実際、何人かのそういう人に出会ったという。

お遍路を重ねるほど重症化する〝病〟のようだ。心地良いからなのだろうけれどそれは何なのだろう。

 

歩いていると何も考えなくなるという。

自転車旅でも気がついたら何も考えていないことがある。

それが心地良さか。知らないうちに『お四国病』にかかっていた。

 

ヒトの脳は常に他人のことを考えているから大きくなったらしい。そこから解放されるのは居心地が良いに決まっている。心のフリーサイトかも。

 

「捨て去り、忘れ去りしながら歩く修行の路」

 

 

帰路、久し振りに“もつ蕎麦”を味わった。どのような技を使うのだろう、鳥もつの臭みが全くない。ガラの出汁の効いた田舎打ちはいつも旨い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


気持ちの良いポタリング

2021年06月27日 | 円 -bicycle-

 

朝から快晴で気持ちの良いポタリングだった。漁川河川敷道路から田園地帯の10~20Kmほどを毎朝のんびり走る。

 

 

遠く恵庭岳の雪が消えて、秋蒔き小麦も少し色づいてきた。8月上旬に収穫される。(左;今年4月)

 

 

 

馬鈴薯の『北海50号』だろうか。かつて恵庭にあった農水省の原原種農場で品種開発されたが登録に至らなかったため品種開発番号のまま栽培されている。近所の馬鈴薯畑はほとんどこのイモのようだ。

男爵より目が浅く、似たようなホクホク感がある。さっぱりしているのでサラダには向いていると思う。

 

 

薄ピンク色の花は『男爵』だろうか。明治末期にイギリスを原産とする品種「アイリッシュ・コブラー」が川田男爵によって七飯町に導入されてからジャガイモの代名詞になっているオバケ品種だ。

 

近くの道の駅に隣接して“花の街恵庭”の象徴的な広場『はなふる』が今年オープンした。来年の6月25日からの「全国都市緑化フェア」の会場として整備が進んでいる。

 

朝のポタリングのコースも多彩に、カラフルになってきた。7月になると早出し馬鈴薯の収穫が始まる。

 

 


自転車旅の電源確保

2021年06月11日 | 円 -bicycle-

 

快晴の日が続き、携帯小型ソーラーパネルの蓄電能力をチェックしてみた。

太陽光発電して自転車旅のスマホ、音楽アプリに利用している。走るのは人力エンジンだ。😄

昼間の走行時にパネルを荷台にセットしてリチウムバッテリーに蓄電する。就寝中にスマホ等に充電するが日照不足が続くと心細くなる。

 

雨が降ってツーリストホテルやライダーハウスに泊まる時は安心感で気持ちが伸び伸びする。

コンセントから直ぐに充電出来る便利さは水道の蛇口を捻る便利さと同じで、普段当たり前として感じない有り難さに気づかされる。

 

スマホがあやしくなったら温泉のコンセントやキャンプ場の炊事場にコンセントがあればそれらを小刻みに利用し、雨天などでいよいよの場合は宿を探す。

 

チェックの結果、快晴の日はソーラー付きリチウムバッテリーがほぼ満タンとなり、スマホは余裕をもって2回はフル充電出来た。中国製mp3プレーヤーも蓄電に問題は無い。

別に3日間くらいは持つ大容量のバッテリーがある。それをパネルに接続した場合はどうなるか。上手く充電出来れば週に一度くらいの宿利用で済み理想的だ。次回、天気の良い日にチェックだ。

 

《写真;右上の六角形製品は太陽光発電によるランプ》

 

 

 

 

 


初ツーリングへ

2021年06月05日 | 円 -bicycle-

久し振りの好天が期待出来そうなので今シーズン初の自転車ツーリングに出掛けることにした。

いつもの洞爺湖周辺に2~3日。今年は美笛峠を越えられるか?(笑)

コロナ禍でどこのキャンプ場も閉鎖のようなので適当な場所で野宿だ。

 

途中、蟠渓温泉で1泊しようと電話を掛けたら「外部からの受け入れは抑制するよう役場から連絡が来ている」とのことだった。

一人なのでOKになったが多人数は断っているとのこと。田舎の旅館も大変な状況になっている。

かたや理念も何も無い異常なオリンピック。バブル方式とやらで「特別扱い」は理不尽だ。

 

庭のスズランが満開 2021.6.3

 


なかなか暖かくならない

2021年05月14日 | 円 -bicycle-

 

日課の朝の自転車ぶらぶら散歩。

6時過ぎから近くの漁川の堤防道路と農道を昔の職場の先輩であるAさんと1時間ほど走る。

今年も4月1日から始めた。

 

なかなか暖かくならない。いまだに手袋を履いている。

時々暖かい川面の温度と地上の冷たい空気の微妙な差が朝霧を発生させる。

太陽の上昇とともに直ぐに消える束の間の幻想的な景色だ。(2021.5.14  6:25)

 

 

 

 


タロコ鉄道事故

2021年04月04日 | 円 -bicycle-

台湾で大きな鉄道事故があった。

 

 

ニュースで“タロコ”という言葉を聞いたので場所を注意していたらやはり花蓮の近くのトンネルだった。道路に駐車していたトラックが崖を滑り落ちて線路を塞ぎ、列車が衝突して50名が亡くなったという。台湾では最大の鉄道事故になった。

 

2018年の4月に3週間かけて自転車で台湾一周、現地で言う「環島」(ホァンダオ)をしたことがあった。凡そ九州一周に相当する900Kmになる。事故現場近くに台湾の観光地の一つである「太櫓閣(タロコ)峡谷」があり寄っている。

 

この時の前年に大きな地震で崩落があった峡谷ばかりでなく、付近は切り立った岩山が東部の海岸道路に迫っているところも多く、道路での落石事故もたまにあるとの情報だった。

考えた結果、台湾ウイスキーの醸造で有名な宣蘭ランまで100Kmほどを大事をとって輪行した。普通列車に自転車ごと乗り込んで幾つかのトンネルをくぐった。台湾の鉄道は殆ど自転車乗り込みOKだ。

事故列車は台北から台東に向かう逆周りの特急だったが、鉄道でも必ずしも安心ではないということか。心配すればキリが無いことだけれど。

 

道端に停車していたトラックが線路に転落した状況は明らかになっていないが、熊本地震の時も自転車旅で遭遇しており、天変地異、事故はいつ起きるか分からない。

何起きてもおかしくないと漠然とこの頃思う。

 

《太櫓閣峡谷と東海岸の様子 2018.4.13》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






春間近か

2021年03月11日 | 円 -bicycle-

6:00に起きて部屋のカーテンを開けると周りの景色がよく見える季節になった。あとは彼岸の頃に一度荒れて春だ。

手帳を見ると去年は4月1日に朝のポタリングを始めている。5日には「寒くて中止」とある。

冬の間、室内でロードバイクを回して体力維持に努めてきたが、年齢が積み重なって今年はどんなシーズンになるのだろうか。

 

ラジオを聴きながら1時間ほどペダルを回してから自己流ストレッチをする。

最近になって気がついたが、仰向けになって両腕を結んで頭の先に伸ばすと左腕が伸びきらない。

 

人間の身体は左右均等ではないのでそのためかなと思いつつ、思い当たるふしがあった。

若い頃のラグビーだ。左肩の筋肉が固まった感じがある。ポジションのFW左フランカーはセットプレーからの守りの時は左肩でタックルに入ることが多い。

知らず知らずに左肩にダメージが蓄積していたのかもしれない。年を取ると顕在化する。

 

腰、頸椎は古傷でガタガタだが、幸い自転車に大事な足首、膝の関節がまだ元気なことに感謝しなければならない。

 

《25年前の愛車》

 

 

 


自転車旅の準備

2021年02月23日 | 円 -bicycle-

自転車旅に利用しているメンバーカードの更新時期になった。

コロナ禍で出掛けられるかどうか、迷いながらも結局は継続割引もあったりして手続きをした。

 

長距離輪行の時に威力を発揮するのがJRの『ジパング倶楽部』だ。200km以上の距離の場合に乗車料金が全国どこのJRでも30パーセントの割引になる。

年会費は3,840円とちよっと高いが特急指定席券まで対象になるので、都市間高速バスとあまり変わらない料金で楽に移動することが出来る。一回使えば年会費分は返ってくる感じだ。

しかし、残念ながら昨年は一度も使うことは無かった。

 

ユースホステルも会員証が今年からデジタル化されて会費が2,000円から1,500円に安くなったので継続することにした。PCから手続きをすると即、海外にあるユース本部からスマホ用アプリが送られてきた。

最近の宿泊はテント、ライダーハウスなのでY.Hの頻度は低いがいざとなった時の安心料だ。

今は「飲酒禁止」、「夜のミーティング」のような堅苦しさは無く、旅好きの老若男女が利用しているようだ。長崎、別府、花巻、ニセコは土地柄を感じさせる印象的な想い出が出来た。

しかし、所在地が限られ、最近は営業終了も目に付く。アプリで検索すれば国内外とも3,000円前後で泊まれるゲストハウス、ツーリストホテルが山ほど出てくるので仕方のないことか。

 

今年はメンバーカードを更新して正解と思えるシーズンになって欲しいものだ。