「説明が不十分」だから「国会で説明する」という記者会見だった。
メディアは岸田首相の認識がまるで違うことを質すこと無く国会閉会中審査という塹壕に潜ることを許してしまった。
情けない。
NHKは閉会中審査を「国葬の意義を説明するため」と報道していた。
「意義」ではなく、「法的根拠が無い」ので「反対」している。
何故、メディアは記者会見の場でこの点を追求しなかったのか、残念である。
閉会中審査は出来るだけ短い時間を各党に割り振るはずだから岸田首相は霞が関の原稿を見ながらひたすら同じ答弁を繰り返し、時間が来て打ち切りとなるのは過去の例から明らか。
まるで塹壕で嵐が過ぎ去るのを待つが如く。
閉会中審査の開催方法を巡って与野党が折衝していて、野党(国民民主)は質疑時間の確保とともに、国葬開催の条件として、「開催費用を明示すること」を申し入れているという。
もしそうだとしたら呆れて物も言えない。
10億ならいいのか、50億ならいいのか。
それが代表の葬儀参列の条件なのか。
野党が衰弱している。
岸田首相の言動には自主性や明確な信念、信条のようなものがあるとは思えませんね。
コロナについての全数把握についても二転三転の説明にならない言い訳のようなものでお茶を濁し、連日「朝令暮改」の連発。
そして国葬についても役人が書いたものを読むだけで辻褄の合わない言葉で言い逃れをしようとし、国民をあの「朝三暮四」で騙そうとする幼稚な考えは自分の言動に自信が持てないからだと思います。
野党もメディアも故事(朝三暮四)の猿のようにならないように本質を衝いた質問で攻めなければならないのに・・残念ですね。
コメンテーターと称する連中と視聴者のメール投稿を紹介するだけで、社、局としての意見を表明することをしなくった結果と思っています。
これからは「物価対策」ですが、岸田財政規律墨守政治家のアタマには「消費税減税」のカケラもありません。
「国民より財務省」が鮮明になります。
困ったものです。