《暗闇を抜けて光をめざすさまを音楽で表現したベートーベン。今年は生誕250年》
7月17日に九州交響楽団も5ヵ月振りに演奏会を再開した。検温、手洗い、マスク、隔席、演奏時間の短縮などの対策を準備してこぎ着けた。観客も演奏者も団の人達も感動の演奏会だったに違いない。
大学のRugby部にいた頃、先輩に「1日休めば戻すのに3日かかる。1ヵ月休めば3ヵ月。」とよく言われた。事実そうだった。夏休み明けは身体も重く、心肺機能も低下していた。
Covid-19が漂う環境にありながら、プロ野球もサッカーJリーグも相撲も長らく自主練習で体力と試合勧を維持し、今、観客の前でのプレーが始まっている。
各地のオーケストラも70名~80名のアンサンブルを直前の数日間のリハーサルで取り戻し再開している。コロナ禍でプロというものの凄さを見た。
観光のみならず、どの業界も存続の危機に直面し、必死に再起の努力をしている。にも拘わらず、安倍首相は国民の前できちんと語れず、麻生副総理は世間を逆撫ですることでしか存在を示せない器であることが改めて露呈した。あまりのお粗末さに唖然とする。
その場限り。何事もウヤムヤにしてやり過ごす術に長けた政治のプロはいても、“信頼”を基盤に国民をリードする政治家が見当たらない。
都道府県知事に丸投げしている間に再び感染爆発して人の交流が閉ざされることがないよう、「検査と隔離」の徹底で経済再起動を目指す方向性が必要だ。
《練習場から演奏会場へ機材等の搬送》
《アクロス福岡シンフォニーホール 2020.7.17 「午後の名曲」》
《ファンの暖かい声援!》
《指定の空席にはファンの声援》
《鳴り止まないカーテンコールで団員全員が再登場》