「厚真町大沼野営場」に出掛けた。このブログでフォローしている“ヒデ”さんの記事で知った。辿り着くのが難しいと言われる
〝隠れ家キャンプ場〟は予想に反して大勢のキャンパーで賑わっていた。
2020.9.19 16:00
管理人さんによると、かつてはフェリーで苫小牧に上陸したバイク・自転車の旅人がポツポツと来る程度だったが、最近は札
幌、室蘭など近郊からの人が目立つという。やはりコロナの閉塞感があり、自然の空気を吸って伸び伸びしたいということか。
鯉沼地区に近づくと案内看板がいくつか立っているので見逃さないよう注意して走った。
珍しいソロの若い女性、中年の夫婦、ミニカブの旅人、ハンモックに焚き火で炊事の野宿達人・・・。家族連れ、職場グループ
も定番の焼き肉で煙もうもうでは無く、鍋で料理を楽しんでいた。キャンプ好きの人達が多いとみた。
(撮影の許可を頂いた。)
夜になると大きな自然の沼を囲むなだらかな林間と平坦な芝のキャンプサイトから焚き火が上がる。それが沼の水面に映り、ふ
と3年前の台湾一周自転車旅の時の九連の谷間の灯が浮かんだ。動物は怖がるが、ヒトは灯りによって心が落ち着く。
1泊530円。恵庭から行きは早来、厚真経由、帰りは上厚真、沼ノ端、千歳経由でどちらも約60Kmだった。炊事場とトイレが管
理棟にあるだけで、芝サイトからは歩くと7~8分を要する。
水道は地下水の汲み上げでキャンパーの多い週末は水量不足となり、管理人さんが往復1時間を掛けて日に4回もタンクで運んでいるという。
食材は10Km離れた鵡川か厚真で予め用意しておく必要があり、チャリには辛い(笑)。
今度は閑散とした大沼も楽しんでみたい。睡蓮の花が綺麗だ。
2020.9.21 出発の朝。天気に恵まれた良い旅だった。