安倍首相が近々、インド、中国、中東に外遊する。タラップには大抵満面の笑みを浮かべた昭恵夫人がいる。「桜を見る会」の疑惑の霧の中の旅立ちに敢えて躊躇はしないだろう。
確かに身の回りのお世話はあるにしても、では他の大臣はどうなのだろう。この人に要する費用はどうなっているのだろうといつも思う。
安倍昭恵夫人は2017年3月17日付けで「私人」と閣議決定された。
経過を上西小百合議員の5項目の質問主意書に対する総理大臣答弁書で読んでみた。(衆議院ホームページ)
・夫人は総理公務補助を行っている。国家公務員では無い。
・総理公務補助を支援する職員は国家公務員等旅費規程、国家公務員災害補償法が適用される。
・夫人が職員の旅費を負担した場合、国は標準の旅費を支給しない。
・私的な行為については、政府としてお答えする立場に無い。
公務補助を行っているから公的な外務省ホームページに「安倍総理大臣の〇〇〇訪問の際の安倍総理夫人の活動」というインデックスがあるのだろう。
しかし、施設訪問、懇談などについて、掲載も飛び飛びで、時には単なる羅列記事であっても報告されていた「夫人の活動」が今年4月のフランス訪問から更新されていない。記述するような公務補助は無いということか。
国内で物議を醸している私人の海外での活動に公私混同は含まれていないのか、国内外においていくらくらい税金が使われているのか、国会は調べて欲しいものだといつも思う。