2018.4.13 花蓮市内
2018年の4月に半月ほど、自転車で台湾一周旅をした時に太魯閣(タロコ)渓谷を訪れたことがあった。
前年に大きな地震があって、落石の危険があったので花蓮市内からは日帰りバスを利用することにした。
「タロコ」とは台湾原住民タロコ族の言葉で「連なる山の峰」の意味という。その名の如く、太魯閣渓谷は台湾島の東側の花蓮市から西側の台中市へと2,000m級の険しい山々を縫って続く。
川が削った断崖絶壁にへばりつくようなトンネル続きの道路から谷底を見ると大理石の岩肌と緑色の川が美しい台湾の有数の観光地だ。
先日、 4月3日に台湾東部沖でM7.7の大地震が発生した。
ニュース映像によると花蓮市内のビルは倒壊し、太魯閣渓谷も崩れ落ちた巨大岩石と土砂で道路が埋まっている。
台湾を自転車で走っているとよく『環島ファンダオ?』と声をかけられた。
そうだと答えると、『加油ジャーヨウ!!(頑張れ)』と励まされた。
今以上の被害が拡大しないこと、一日も早い国土の復興を願う。
心優しき台湾の皆さん、加油!!
太魯閣渓谷にあった郵便局に近くのお寺の尼さんがいた。
2018.4.13 イワツバメの巣がたくさんあった。
人力だけの難工事は3年10カ月を要し、212名が殉職したという。 トンネルの壁面には鑿の跡が刻まれていた。
人力だけの難工事は3年10カ月を要し、212名が殉職したという。 トンネルの壁面には鑿の跡が刻まれていた。
人間の底力は凄いものである。
ニュースで台湾政府の素早い救災対応を見ていると、地震国のこの国の税金の使い方があちこちで間違っていることが分かる。