急に寒くなった。
お盆過ぎの残暑に期待してもう1回くらい近隣に泊まりのツーリングに出掛けたいと思っているが新型コロナの感染爆発で行動自粛の地域指定が広がり難しくなりそうだ。
いつも思うのだけれどこんなイタチゴッコのような〝対策〟をいつまでやっても埒は開かない。
人流を抑制することの必要性は認めるにしても、抑制と解除を繰り返えしてきた結果が全国で家庭に放置されている新型コロナ感染者が7万人という現実だ。住んでいる恵庭市の人口に匹敵する。凄い数だ。
入院出来ずに亡くなる人も出始めている。重症患者は感染者の1割程度が2週間後に現れてくるという経験則があるというから手をこまねいていると増加の一途を辿るのではないか。
感染者数は検査数を減らして誤魔化しても重症者数は誤魔化せない。
日本で起きていることとは信じがたい。医療専門家は「災害レベル」と断じるまでの凄まじい事態に至った。
菅内閣のこの1年の無為無策とオリンピックの強行開催が招いた「人災」であることは間違いない。
ところが国会は開かれず、管首相のまともな記者会見は無く、野党は音なしだ。まるで国の体を失ったようだ。
「検査」「隔離」「医療」がセオリーであり、ラムダ株の脅威が言われ続けてきても管首相は政局第一で対策を深化させなかった。責任は重い。
立憲民主党は野党の対策要求を纏め、菅政権がやらないのであれば退陣を迫る局面なのにどうしたことか。
連合をあてにして共産党を毛嫌いし、相変わらず内部の痼りを露呈し、総選挙の狸の皮算用に胡座をかいているようでは政権交代の展望は拓けない。
オリンピックで動員した医療資源の再配置、隔離病棟の確保、予備費の活用による緊急対策々、やることは山ほどある。
〝管首相のままで総選挙〟と考えているのだろうけれど、そんな消極的な姿勢では自民党総裁選に埋没する。