楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

Sakuranboさん、私の好きな映画のセリフ

2024年09月14日 | 日記



そうですね、私は『生きる』(1952年、黒澤明監督)を何度も観ました。
志村喬が好きなこともありますが、人生の尊さ、儚さ、美しさにいつも涙します。

末期の胃がんを宣告された役場課長の渡辺勘治が茫然自失の生活から一念発起、住民から長年にわたって不衛生の苦情があった公園の整備を成し遂げ、そして葬儀。

通夜の席で役場の連中が自分の手柄のように酒を酌み交わし、翌日からまた住民の要望に目をつぶるシーンが黒沢明によって映し出される。

私の仕事が地方公務員だったので身につまされ、そしてまた「惰性で流されそうになった時、これではダメだ。」と自分を奮い立たせてくれました。


渡辺勘治の「何もできないけど、何かしなければならない。」という言葉が好きです。そして、あの粉雪舞う整備された公園の夜、ブランコに乗りながら志村喬がひとり口ずさむ〝ゴンドラの歌〟が胸に迫ります。

「命短し、恋せよ乙女」


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