東京新聞・望月衣塑子記者の原案による話題の映画を観てきた。安倍首相と官邸の周辺が関与したのではないかと疑われている「加計学園事件」などが強大な政治権力により蓋をされたままということを改めて思う。
警察情報とネットを使った世論操作の恐ろしさを感じる。先進的で便利な技術も使い方で暴走し、凶器にもなるのは現代社会の落とし穴だ。冷静な目を失いたくない。
最近、日米交渉の内容がトランプ大統領から暴露される機会が多い。ど-んと出しておいて、「やっぱりそうか。」と諦めさせる。マスコミも予定調和の報道で追従する。
二人の間の了解済みの世論操作テクニックなのではないか。真意を聞きもしないし、木で鼻を括ったような説明しか返ってこない。
様々なプレッシャーを受けて報道が萎縮してしまったが「この国の民主主義は形だけがあればいい。」という権力側の呟きが象徴的だ。折しも参議院選挙が公示された。投票の前に観る映画と思った。