楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

無線キーボード

2021年02月16日 | 日記

5年前にパソコンを入れ替えた時に付いてきた1,000円位のキーボードが壊れた。よくこれで信号が送れるものだと感心するような軽くて、薄っぺらなものだった。動きが鈍かった1個のキーが遂にダメになった。

電気店に行ってみた。値段で選んでレジで接続ケーブルの長さを聞くと1.5mとのこと。ハードディスクを離れた所に置いているので微妙だ。

そのことを話すと「無線のが同じくらいの値段でありますよ」と言われて再び売り場に戻った。周辺には無線タイプのキーボードか沢山並んでいる。

驚いていると「今、皆さん線が邪魔とかでこれですよ。オホホホッ~」こちらも思わず笑った。2,700円だつた。どんどん置かれて行く。

邪魔なケーブルかぁ。細々でも世の中と無線ではなくケーブルで繋がっていたいものだ。

 

 


新会長は商業オリンピックと向き合って欲しい

2021年02月14日 | 日記

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が15日の週にも森会長の後任を決めるとの19:00のNHKTVニュースが流れていた。

法人のトップは理事の互選だから、まずは理事でなければならない。手続きは評議会で「選任」し、理事会で「選定」のはずだから、「候補者検討委員会」の設置も含めると来週で全てを終わらせるのはキツそうだ。

巷間言われている橋本聖子参議院議員が会長になるための取り進めを推測したらかなりタイトだ。

 

◆最速で決める場合

1.「候補者検討委員会」で橋本議員を会長候補に推薦

2.取り敢えず五輪担当大臣と兼務し、タイミングをみて後任大臣決定(政府処理)

3.理事会が評議会開催を要請

4.   評議会で理事候補として「選任」

5.  理事会で理事に「選定」

6.  理事会で新会長に選出

少なくとも3~6を同一日に一気呵成に処理しないと間に合わない。

 

◆橋本議員が五輪担当大臣を退任する場合

橋本大臣の退任と後任大臣を閣議決定し、新大臣の認証式が上記に加わる。宮内庁と日程調整も必要になるので、相当立て込んだ日程になる。取り敢えず選択しないだろう。

 

今朝(2/14)起きたら、福島県と宮城県で震度6強の地震。ここらも揺れたそうだが気がつかず。これでは何かあったときの対応が遅れる。

慌ただしい1週間がニュースワイドショーを埋めそうだ。

 

全ては「候補者検討委員会(御手洗名誉会長が議長)」のメンバーの選出、決定にかかっている。このような緊急事態の時は副会長か、専務理事が昇格するのだが組織が脆弱ということか。

 

Rugbyというスポーツの片隅にいた経験があるが、東京オリパラ大会は誘致から今日まで諸々の嘘があり、支持できない。Rugbyも商業主義を免れず残念なことはあるが。

新会長が誰になるにしても、これを契機に、“商業イベント”になったオリンピックと向かい合って欲しい。スポーツのためにもアスリートのためにも。

 

 

 

 


コロナワクチンのこと

2021年02月12日 | 日記

接種費は無料と言うけれどコロナワクチンの値段を知りたかった。

交渉の妨げになるとして公表されていないようだが、ベルギーの予算担当閣外相の〝うっかり〟ツイッターから漏れていた。昨年12月17日にブリュッセル時事が伝えていた。

それによると、EU委員会と製薬各社との1回分の契約価格は(当時のユーロレート)

・英国アストラゼネカ 約225円

・米国モデルナ 約1,860円

・米国ファイザー 約1,520円 

EU委員会は6種類で約20億回分を確保し、加盟国は人口比で購入するという。

 

韓国のwowkorea(2月10日付け)によると、日本政府はファイザー・独バイオテック、モデルナ、アストラゼネカ・オックスフォード大学などから5億6,400万回のワクチンを先購入し、アジア諸国の中で最大規模の確保量らしい。

「1億2,600万の人口を全て接種しても余る量だ」と伝えている。

 

こうした情報は外電ばかり。国内では出てこない。日本メディアの衰退ぶりがここにも現れている。韓国叩きには熱心だ。

ワクチンにも“アベノマスク”、“COCOA”のような無駄遣いは無いのだろうか。国際的な争奪戦のなかで、日本は近隣諸国にどう思われているのか。

 

最近になって、厚労省はひとつの薬瓶からの抽出量が注射器の形状によって変わると言い始めた。

これまで用意した注射器では予定していた6回分ではなく5回分しか採れないという。

近く国内使用承認になるファイザー社製とは1億4,400万回分(7,200万人分)の契約らしいので、実際には7,200×5/6=6,000万人分ということになる。縮小分を新たに契約するのか、注射器を買い換えるのか。知恵を働かし欲しい。

 

廃棄されるワクチン量を金額換算してみた。

1億4,400万回×1,520円×1/6=366億円

 

政治スキャンダルと霞が関幹部の忖度の後始末で職員の士気も体力も注意力も落ちてきているとしたら国益の損失でもある。

 

 

 

 

 

 

 


先ず議論すべきはオリンピック開催のこと

2021年02月11日 | 日記

つい先日、室戸岬沖で自衛隊の潜水艦と商船が衝突した。20年前にハワイオアフ島沖で米軍の潜水艦と宇和島水産高校の練習船が衝突した。

単なる偶然だが、どちらにも森喜朗氏が世間の猛批判を受けている姿と重っている。

今は女性蔑視発言で国内外で猛批判を受け、20年前は事故報告を受けながらゴルフを続行して世間の猛批判を浴びた。この時は退陣の一因になったのが暗示的だ。再び?

 

小渕首相が急逝し、密室の派閥談合で後継者に決まったのが森喜朗氏だった。政治家の中でも名前をもじって、“蜃気楼”と揶揄された。

ある時突然現れて消える実体の無い現象と掴み所の無い政治姿勢が共通していたからか。

 

管首相周辺は、本人が「消える」のを待ちつつ、後釜に“あの人”をと水面下で探っているだろう。再び“あの人”が蜃気楼のように現れるのは最悪だ。

森発言の重大さが男女平等というオリンピック精神やジェンダーフリーさらにはこの国の社会の成り立ちという大きな視点から論じられている。

気がかりなのは森辞任と引き換えに、こうした議論がいつの間にか姿を消して、「森さんは頑張った」という日本的な収束に至り、〝何が何でも開催〟が既成事実化することだ。

 

「猛暑期前提の立候補」「虚偽の誘致アピール」「疑惑のロビーマネー」「震災復興スローガンとの乖離」「膨れ上がった開催費」「パンデミックの発生」「ワクチン接種スケジュールの不確実性」

問題が多すぎる。大所の議論は後々ゆっくりやるとして、先ずは国民の8割が開催を疑問視している大会を歴史に刻んでよいのかという議論だとずっと思っているが誰も触れない。

12日を境に、ダーッと後任会長の話題に移ってこの国は何も無かったかのようにオリンピックに盲進する姿が蜃気楼のように浮かぶ。消すのは外圧しかないのか。一番の最悪な姿だ。

 

 


森友事件も忘れてならない

2021年02月10日 | 日記

《朝日新聞デジタル 2021.2.9 6:00より》

 

2月9日で朝日新聞が“森友事件”をスクープしてから4年が経つという。この事件を追い続けているジャーナリストの相澤冬樹氏と朝日新聞デジタルの記事で知った。

次から次へと政界スキャンダルが噴出してフォロー報道も無く、風化してしまった感がある。

財務省の調査報告でさえで認めているように、文書改竄、破棄までして国有地の不正払い下げを覆い隠した事件の真相究明は「忘れない」ことなくして出来ない。

 

相澤氏らの記事によると、自殺した赤木俊夫さんの奥さんの雅子さんが、文書の改竄を指示したとされる佐川元財務相理財局長と国を相手に損害賠償を求める裁判が続いている。

8億円もの値引きがされて森友学園に売却された問題の国有地は国が買い戻しているが雑草が生い茂った中にあのレンガ色の校舎が残ったままのようだ。

建物の処分を巡って学園側管財人、工事施工者(工事代金未収)、国(更地変換要求)の3者の協議が続き、値引きの根拠になったゴミは地中に埋まったまま。

近く、雅子さんは俊夫氏が経過をこと細かく記録した『赤木ファイル』の「提出命令の申し立て」を裁判所にするとう。直属の元上司が存在を証言しているものだ。

 

裁判における国のこれまでの回答は「争点に関係がない」という理由で提出には応じていないが、「無い」とも言っていないようだ。

今後は裁判所が存在を確認することになる。何故、自殺したのか、真相解明に向かって事態が動くことを願う。

赤木俊夫さんは旧国鉄が民営化するときに官公庁に新たな職場を求めた人だ。自分の周りにも2名の優秀な若い人が来て、一緒に農業の仕事をした想い出がある。“会社文化”の違いもあってご苦労もあったと思う。他人事に思えない。

 

森発言によって、オリンピックの聖火ランナー、ボランティアの辞退者が出ている。二階幹事長の「瞬間的なもの」という発言を聞くとなおのこと「そのうち忘れる」ということを忘れてはならないと思う相澤さんらの活動だ。

 

 


コロナ対策の無駄遣い

2021年02月08日 | 日記

 

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために国が導入した接触確認アプリ「COCOA」が一部で4ヵ月も機能していなかったことが分かった。

昨年の10月に自転車旅で泊まったニセコのロッジがこのアプリの携行を宿泊の条件にしていたのでAndoroidのスマホにダウンロードしたが、たまに開いても「確認されませんでした」のメッセージ。

まずは喜ぶべき。しかし、殆ど出掛けないから当たり前と言えば当たり前か。機能しているのかなと思ったこともあった。

それが現実のものだった。昨年の9月末にバージョンアップしてからの不具合というから、丁度、ニセコに出掛けた頃からになる。

 

システムの設計不備もさることながら、感染した人がアプリにその旨をインプットすることを忘れていれば通知は来ないことになると思われるので、その点も穴ではないか。

Andoroidばかりでなく、iPhoneも機能していないという話もある。専門家の中では開発費の50億円にも疑問符がついているとか。アベのマスクといい、COCOAといい、コロナ対策に税金の無駄遣いが多い。

霞が関もコロナ対策、スキャンダルの国会対応、オリンピック等々、多忙を極め、やっつけ仕事が多くなっているのではと心配になる。

 

現物が来ていないのに接種スケジュールばかりが先行報道されているワクチン。購入金額が示されていないが、早々に「全額国費」という発表も何かの“予防”線なのかもしれない。

「ただなんだから黙ってろ」と言われても税金である。「ただより高いものはない」になっていなければいいが。

 

 

 

 

 

 


巣籠もり生活

2021年02月06日 | 日記

コロナ禍により家庭消費が落ち込む中で、〝巣籠もりアイテム〟か、加湿器が売れているらしい。

確かに1階の居間はやや大きめのものに買い換えた。

2階の自室はもともと無い。

 

そこで思案した。原始的だが、濡れたタオルを下げれば良いのではと。

流石に乾く。日中に2度、水に浸して絞り、寝る前にも。

 

35パーセントくらいには保たれる。1階の文明の利器(死語)とさほど遜色は無い。北海道の冬は暖房で乾燥する。

買い物以外に出掛けないし、時々、換気もするので、これで感染したらコロナの奴さんも大した力量だ。

 

それにしても何でもロープ紐にぶら下がっていた学生時代の寮の部屋のようだ。

あの頃、50年も前に、やがてアフリカ特有のウイルス、原虫に由来する病気がアジア、日本にも伝播する時代がやって来ることを話していた先生がいた。超・長期的な展望、予測に基づく研究をしていたことに驚く。

 

 

 

 


真の問題はオリンピックそのもののこと

2021年02月05日 | 日記

丁度20年前の2001年2月に、愛媛県の水産高校の実習船がハワイ周辺海域で米軍の浮上する潜水艦と衝突して沈没し、若い命が失われた。

この時、ゴルフ場で報告を受けながらプレーを続行したのが当時首相をしていた森喜朗氏だった。世間の猛批判を受け、やがて支持率もひと桁に下がって退陣した。

オリンピック組織委員会会長の森喜朗氏の常識を外れた言動は今に始まったことではない。

調べてみると、

▽「日本の国、まさに天皇を中心とする神の国であるということを、国民のみなさんにしっかりと承知していただく」(00年5月、首相時代に、神道政治連盟国会議員懇談会で。国民主権に反するなどと批判された)

▽「子どもを1人もつくらない女性が、自由を謳歌して楽しんで年取って、税金で面倒見なさいというのは本当はおかしい」(03年6月、自民党少子化問題調査会長時に、少子化などの討論会で)

▽「見事にひっくり返っちゃいましたね。あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」(14年2月、福岡市で講演し、ソチ五輪フィギュアスケート女子SPで転倒した浅田真央選手について発言)

▽「私はマスクをしないで最後まで頑張ろうと思う」(20年2月、日本選手団の公式ウェアの発表会で)

などがあった。このような人なのだ。

 

誰も森会長に鈴を付けられない。その様子だけが連日TVで見せられる。

きれい事のオリンピック精神云々の以前の問題として、カネさえ集めてきてくれれば多少のことには目をつぶるという政界、組織委員会、スポーツ界の体質が招いた一件ではないか。

真に考えなければならないのはメダル至上の金権主義にどっぷりと浸かっているオリンピックのことである。選手の安全確保のためにも日本はIOCに中止の意向を伝えるべきだ。バッハ会長からは絶対言わない。

 

 

 

 

 


Live配信視聴を初体験した

2021年02月03日 | 日記

 

九州交響楽団の昨年6月からの延期公演が2日に開催され、初めて動画配信というものを視聴した。

これからの世の中はこの手の情報通信がどんどん進み、高齢者はついて行けないことになりそうなので、ついて行ける間に。

 

プロセスは

・オケのホームページのバナーからチケットピアに入って2,000円を支払い

・Cloakなるサイトで動画配信URLを引き取り

・時間になったら動画視聴ページに進む

というもので、通常のコンサートチケットのネット購入にひと手間かけた感じ。今のところは何とかなった。

 

昨年はベートーベン生誕250年だったので、演奏曲目は『田園』と『運命』というてんこ盛りのメニュー。

会場では出来ないお喋りをしながら聴けるのは動画配信の魅力のひとつになりそうだ。ワインも良いかも知れない。

演奏者をきめ細かくフォローするカメラワークもTVとひと味違った。オケの音楽主幹のアドバイスか・・・。

 

 

3次試験の試用期間をパスしてこのコロナの時期に入団出来て、この日が初仕事だったコントラバスの若者の姿が息子の6年前と重なった。

フリーランスの仕事は今は特に大変なことと思う。楽器によっては一つの席に70人くらいの若者が殺到する世界。音楽芸術活動はそうした若者で支えられている。本当にお目出度う !!

国のコロナ支援策が必要だ。

 

終演 2021.2.2  9:00頃

 

 

 


底が抜けている

2021年02月02日 | 日記

コロナ禍は〝街場の商い〟を垣間見せてくれている。

報道で居酒屋チェーンがサラリーマンでは車や家を買ったりする事でもなければ借りないような大金を回して営業していることを知ってびっくりした。

薄利多売でも経営規模は意外と大きいが、閉店も考えざるを得ないような深刻な影響も出ているようだ。細やかながら貢献してきた頃を想い出す。

このような事例を読んだ。

Aラーメン店は11:00から21:00まで営業していた。最近の1日の売り上げは1万円がやっとだった。

Bラーメン店はA店から近いところで11:00から20:00まで営業していた。やはり売り上げは厳しかった。

営業時間短縮の要請があり、

A店は21:00を20:00にして、協力金を月186万円貰う事が出来て、ちよっとしたボーナスだという。

B店は協力金を貰うことが出来ず厳しい経営状況の中でA店を見つめる。

急ごしらえの対策には制度設計の穴があるにしても、もう1年も経っている。2021予算では課税データに基づく簡便な経営支援策と国民への一律支援給付に作り替える必要があったのではないか。現在の継ぎ接ぎ対策との財源比較の議論が深まらない。

 

件の国会議員は銀座のクラブという別世界の商売ぶりも知らせてくれた。この時期にバッジをつけて訪れるというのもたいした度胸だが、双方とも絶対にバレばれないという自信があったのだろう。

以前に“銀座のママ”というテロップのついたTV画面で「家賃がウン百万円で、国の支援金ではここに座っている女の子に給料が払えない」とビシッと和服を着こなしてコメントしている女性を見た。

この世界も大変だと思う反面、固定費から想像するに日々の売り上げは巨額であり、その中には結構な税金も含まれていると思うと腹立たしく複雑な思いがした。

コロナ禍はこの国の底が抜けてきていることも垣間見せている。選挙は大切だ。