新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために国が導入した接触確認アプリ「COCOA」が一部で4ヵ月も機能していなかったことが分かった。
昨年の10月に自転車旅で泊まったニセコのロッジがこのアプリの携行を宿泊の条件にしていたのでAndoroidのスマホにダウンロードしたが、たまに開いても「確認されませんでした」のメッセージ。
まずは喜ぶべき。しかし、殆ど出掛けないから当たり前と言えば当たり前か。機能しているのかなと思ったこともあった。
それが現実のものだった。昨年の9月末にバージョンアップしてからの不具合というから、丁度、ニセコに出掛けた頃からになる。
システムの設計不備もさることながら、感染した人がアプリにその旨をインプットすることを忘れていれば通知は来ないことになると思われるので、その点も穴ではないか。
Andoroidばかりでなく、iPhoneも機能していないという話もある。専門家の中では開発費の50億円にも疑問符がついているとか。アベのマスクといい、COCOAといい、コロナ対策に税金の無駄遣いが多い。
霞が関もコロナ対策、スキャンダルの国会対応、オリンピック等々、多忙を極め、やっつけ仕事が多くなっているのではと心配になる。
現物が来ていないのに接種スケジュールばかりが先行報道されているワクチン。購入金額が示されていないが、早々に「全額国費」という発表も何かの“予防”線なのかもしれない。
「ただなんだから黙ってろ」と言われても税金である。「ただより高いものはない」になっていなければいいが。