楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

朝の自転車散歩も本格化

2023年05月07日 | 円 -bicycle-

毎日が大型連休みたいなものだけれど、ゴールデンウィークは今日が最終日。

これから天気の良い頃に2泊程度のキャンプツーリングをしようと予報を見ると、暫く雨模様で最低気温も5~7℃と寒い。

春は早かったけれど、なかなか気温が上がらない。

しばし、様子見だ。

 

2023.5.7  6:20

 

いつも一緒のAさんとの朝のポタリングコースで、コンパスで描いたような滑らかなカーブの畝に見とれた。

畑起こしは簡単そうで難しいものだと昔の仕事で聞いたことがあった。

下手な人が起こすと、土が片寄りするという。

やっぱり農家はプロだと再認識する。

 

この畑は小麦と馬鈴薯、大豆を輪作している。

北海道の畑は土の上の作物(小麦、豆類)と下の作物(馬鈴薯、ビート)を播種期と収穫期が重ならないように交互に植えるのが一般的だ。

収量低下、病害虫の発生などの連作障害を防ぐ。

 

恵庭ではこれに水田、野菜が入るので、作型は多様だ。

収穫期には人手が不足するで、〝毎日が大型連休〟の人の出番だ。

 

畝を見ると今年は馬鈴薯を播いたのかな。

さて、何が芽を出すか、お楽しみ。

 

小麦の専門家であるAさんと昔の仕事の話しなどをしながら10月まで朝の自転車散歩が続く。

 


卵が不足

2023年05月06日 | 日記

2023.5.5

 

住んでいる恵庭市の隣の千歳市で3月末から鳥インフルエンザが立て続けに発生して、店頭で卵がたちまち売り切れとなっている。

卵は生ものなので、スーパーなどは出来るだけ近くの養鶏場から仕入れる。

 

5つの養鶏場で出荷が制限されていたが、5月1日に解除された。

これから準備用のヒナに対する家畜保健所の検査が行われ、完全に陰性が確認されると飼育の許可が出されるが、7月中~下旬頃に大型のヒナが導入されたとして、卵が出荷されるのは9月頃と見込まれている。

鳥インフルエンザ発生前の流通量に戻るには1年ほどかかるとのこと。

暫くは不足が続きそうだ。

 

妻に頼まれて開店前のスーパーに並んだ。

15分前で二つの入り口に50人ほどが列をなしていた。

 

ドアが開くと、最初は整然と入場していたが、やがて後ろからどんどん前に出て行く女性が出現!

「押さないでください。」の声も。

 

無事、お一人1ケースを買って、家に戻る。

久し振りの目玉焼きだった。

翌日には別の卵の黄身が二つ入っているものがあった。

サービスしてくれたのかな。

 

これからは防疫態勢をより強化する必要があり、〝物価の優等生〟にも影響が出てくるのかもしれない。

 


北の勝

2023年05月04日 | 日記

NHKの朝の連続ドラマ。

今は土佐の造り酒屋を舞台に展開している。

主人公の万太郎は幼い頃からの興味を突き詰めたくて、東京で植物学の道に歩むことを決意、酒蔵の当主を姉の綾に託す。

 

酒蔵が女人禁制であることをドラマで知り、道東の根室市にある酒蔵「碓氷勝三郎商店」のことを思い出す。

今の第5代当主は碓氷ナミ子さんという女性で、第4代勝三郎の一人娘だ。

当主は歴代〝勝三郎〟を名乗ってきたが、流石に女性ということで本名のナミ子で通していると聞いたことがある。

 

銘柄は「北の勝」。

特に、毎年1月に販売される「搾りたて」はほんのり甘く、飲み口が良くてついつい飲み過ぎ、〝腰を抜かす〟ことで有名だ。

その昔、出張で根室に行った時に呑まされて、酒の神様から呆れられるほど見事に〝沈没〟したことがある。

二次会に行けず、ホテルに担がれた。

 

何せアルコール度数は18・5度もあり、加熱して発酵を止めていないので体内で二次発酵?するとの由。

旅人が酒席で注ぎに回っているうちに必ずそうなるのを地元の人は密かな楽しみにしているようだ。

根室でしか飲めず、手に入れるのは至難の業の幻の酒である。

 

碓氷勝三郎商店は新潟県出身の初代・碓氷勝三郎氏(1854~1916)が1887年(明治20年)に創業した。

北洋漁業に従事した漁師に冬場の仕事の場を確保するため、酒造りを始めたと言われる。(かつての鰊漁場である留萌の「國稀酒造」と似ている。)

漁業やタラバガニなどの缶詰製造などで財を成したが、4代目の時に連帯保証人として、突如二十数億円に上る負債が一人娘のナミ子さんにのしかかった。

これもドラマになりそうだ。

 

ナミ子さんは、缶詰製造会社を失ったが、初代から続く屋台骨の酒造りは守り抜いた。

その中で、「トップがいいふりをしない、うそをつかない組織は事業も人もまっとうだ。」という教訓を得たという。

1999年、杜氏が「少し違う程度、これでも良い。」と言う製品を「香りが弱い、うちのお酒ではない。」と出荷停止を決断したのは有名な話しである。

酒は全量を道内の問屋に卸し、中卸し~小売りの流通に拘った「商店」経営に徹している。お客さん第一主義だ。

 

朝のテレビドラマでは綾さんは若いながら気丈だ。

きっと誠実な信頼関係に結ばれた真剣勝負の「峰の月」造りに取り組むことだろう。

 


トマトとレタス

2023年05月02日 | 農作業ヘルパーの記

正面は恵庭岳 1,320m

 

連休前の農作業支援はYさんのところでトマトのハウス内定植とハウスレタスの収獲だった。

昨年は11月の雪が降りそうな肌寒い時期に、ハウスの撤去作業をした。

 

今年は初めての春のハウス作業がYさんの農場になった。

この時期、北海道はやっと畑起こしの季節。

山に雪が残り風はまだ冷たいが、ハウスの中の作業は汗がしたたり落ちる。

 

 

トマト

 

別のハウスで種から60日間育てた中玉トマトの苗。

三輪車で運び込んで、収穫し易いように花が通路側になるように定植する。

成長とともに段々にワイヤーを張って、テープで固定してゆく。

6月から出荷が始まる。

 

レタス

  

 

レタスの収穫。

包丁で根元を切って、外葉を何枚か取り、ひと箱に6玉を入れて午前中に農協に出荷する。

乾燥しないように上部をレタスの葉で覆う。

 

今日(2日)は4人で145箱を作った。

キャベツのように重くはないが、腰が痛い!

 

小さいのを3玉貰ったので、家の昼はパンとレタスサラダ、スープにして貰った。

連休明けは大玉トマトの定植が待っている。