「解散」ありや無しやで与野党、政局解説者が予想合戦だ。
「無い」のに決まっている。
何故なら岸田文雄という人物は〝誰からも文句をつけられないためにはどうしたら良いか〟の一点でずっと生きてきたと思うからである。
今、解散しないことに文句をつける昔の派閥のボスのような人物は見当たらない。
解散したから議席が伸びる補償も無い。
ここは〝今のまま、現状維持でもデメリット無し〟と判断してダンマリを決め込み、秋からの臨時国会まで「解散延期」だろう。
内閣不信任案が出たら「彼の性格からすると解散するだろう。」と言った自民党の幹部がいたが、逆ではないか。
岸田文雄という人物は政治家に珍しい〝依存型〟だ。
外から「やれ」と強く言われない限りやらない。
「次の総理・総裁」と長々と言われても声を上げて取りに行くことはせず、徹底した禅譲・熟柿作戦に徹したことに端的に表れている。
早いとこ解散になって今の悪政が少しでも良くなって欲しいのはやまやまだが、
立憲は、進むも引くも展望の無い地獄のチキンレースに追い込まれた。
この際、岸田首相がぐずくずしている間に秋に備えて態勢を立て直すしかない。
万が一解散となったら政界再編も良し。