覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

土曜重賞 中山牝馬

2005年03月11日 20時18分04秒 | Weblog
 日曜の枠順を見る前の土曜重賞で、わたしは殆ど馬券的興味が湧かない。あるレースから1枠1番 7枠 または11番が発射すると見ていたが、7枠は人気薄の馬が入った。先週、レコルトで苦杯の後藤浩輝の6枠11番は、実は今週狙い済ました読みどころがあり(これは機関紙「優駿」に関係す)、主役馬不在のこのメンバーで、メイショウオスカルの動向に注目している。5枠の宗像厩舎や先週ディープでやった池江厩舎は積極的に買いづらい。

 岡部引退で向こうが用意している仕掛けは明日のこのレースで尽きるようなものではあるまい。昨日の、東京大空襲60周年記念日の岡部引退発表、いずれ決別を意味するものだろう。
 連闘になるディアデラノビアとかの、日曜の位置も気になる。それより、個人的に日本ダービーにつながる発見をひとつ増やし、満足している。
コメント (1)
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主役は主催者 馬ヒトはタレント

2005年03月11日 14時29分38秒 | Weblog
 若手騎手の台頭 という、そういえば向こう側が打ってきた布石は見て取れた。今年の2月13日ダイヤモンドSでの,若手松岡正海の人気薄での重賞勝ち。また、藤岡佑介の今年の京都牝馬特別勝ちなど。時期尚早とも思える若手の重賞制覇で、ベテランに着々と花道を用意し、ご本人の意思などとは本質的に無関係に、イベントの主催者が、タレントを動かす構図でことが進められている。

 私たちは、この「岡部ネタ」を探り、ただのステークス戦に特別な意味を持たせ、十分可能な3000勝をふいにしても、この時期に引退させて、そこに何かを盛り込もうと準備してあるものを、メッセージとして受け取り、表向きこの祭りに参加させていただき、ファンへの真のメッセージたる的中馬券を受け取る。南井騎手の引退の際、何が起こったか、皆さんは御存知だろうか。

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岡部引退という儀式

2005年03月11日 13時59分23秒 | Weblog
 岡部騎手の引退が3月10日発表され、翌日の今日、中央競馬会JRAのホームページを見ると、岡部騎手特別サイトが早々とオープンし、「引退記念イベント」の日程が発表されている。3月20日中山競馬場での、引退セレモニー 全国ウインズでのメッセージ募集はじめ特設コーナーを設けるあたりは好いとしても、引退記念入場券3万枚限定配布 2943岡部幸雄 という生涯勝鞍の入ったゼッケンはじめ引退記念グッズ 競馬ギャラリーでの記念展 2回中山8日10Rの東風Sというレースを、急遽!12Rに移し、岡部幸雄引退記念競争として実施するなどに及んでは、サイト立ち上げを優秀な職員が徹夜仕事でやったにせよ、突如の発表 ではあっても、組織ぐるみの予定の行動であることは疑いようが無い。別に、疑って不審に思うことは無い。要するに、競馬と同じ、馬が主役に見えて、実は演出者の意図が反映しているに過ぎない。

 3月10日付け引退 とは、多くのファンに取り、「突如」「知らなかった」の形をとりたかった何か意味があるのであり、これで岡部も見納めか と予めわかっていた場合に引き比べ、格段の違いがあることは先刻百も承知の向こう様である。

 思い出のレース メッセージの募集 全国規模のイベント開催の手際の良さを見れば、もう引退の日時 発表のタイミング その後のマスコミ対応からサイト立ち上げ イベント準備 すべて、年初または昨年以前から予定していたことの、お役所的な粛々とした手際である。われわれは、こうしたイベントを打ってくる意味と、そこに込められたメッセージを読み取り、馬券に反映するその結果を探るのみ。

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