覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

藤田伸二『二月物語』

2016年06月09日 08時34分19秒 | Weblog

 去年秋、しばらく勝たないなと思っていたら、

     藤田伸二   電撃引退 

があった。騎乗当日、あるレース後、突然引退届を自ら提出、その意を顕かにした、とされている。これは

    藤田伸二   引退   →  藤田菜七子  登場 

 この入換儀式の1つであり、突然でも、電撃でもなく、予定の行動に過ぎなかった。翌年の今年、実に

    藤田伸二のダービー  フサイチコンコルド     1996年 枠連 2-7 3番13番 

      =  2016年 オークス  優勝 シンハライト  池添  枠連 2-7 3番13番

 このような仕掛けもあったが、わたくしが注目したのが次のような連続ドラマだった。

 藤田伸二、最後のGⅠパートナー 無論、2011年 フェブラリーステークス 及び 東京で行われた、南部杯、及び JCダート を連勝した、トランセンド だった。そして仕掛けは、その JCダート(現 チャンピオンズカップ)の次の去年秋のGⅠ 阪神JF から始まった。

  2015年 秋

  フェブラリーS  2006年              阪神JF
   1着 7枠14番 カネヒキリ             1着 1枠 2番 メジャーエンブレム
   2着 5枠 9番 シーキングザダイヤ       2着 7枠13番 ウインファビラス

  フェブラリーS  2007年              朝日杯FS 
   1着 6枠12番 サンライズバッカス        1着 8枠15番 リオンディーズ
   2着 4枠 7番 ブルーコンコルド          2着 6枠11番 エアスピネル

  フェブラリーS  2008年              有馬記念
   1着 8枠15番 ヴァーミリアン            1着 4枠 7番 ゴールドアクター
   2着 5枠10番 ブルーコンコルド            2着 5枠 9番 サウンズオブアース
  
  2016年 春

  フェブラリーS  2009年              フェブラリーS 
   1着 8枠15番 サクセスブロッケン         1着 7枠14番 モーニン
   2着 7枠14番 カジノドライヴ           2着 4枠 7番 ノンコノユメ

  フェブラリーS  2010年              高松宮記念 
   1着 2枠 4番 エスポワールシチー        1着 2枠 4番 ビッグアーサー 
   2着 2枠 3番 テスタマッタ               2着 3枠 6番 ミッキーアイル    

  フェブラリーS  2011年              桜花賞 
   1着 6枠12番 トランセンド             1着 7枠13番 ジュエラー
   2着 7枠13番 フリオーソ              2着 6枠12番 シンハライト
 
  フェブラリーS  2012年              皐月賞
   1着 8枠16番 テスタマッタ             1着 8枠18番 ディーマジェスティ
   2着 2枠 3番 シルクフォーチュン          2着 2枠 3番 マカヒキ 

  フェブラリーS  2013年              天皇賞・春
   1着 1枠 2番 グレープブランデー        1着 1枠 1番 キタサンブラック
   2着 3枠 6番 エスポワールシチー          2着 2枠 3番 カレンミロティック

  フェブラリーS  2014年              NHKマイルC
   1着 7枠13番 コパノリッキー           1着 2枠 4番 メジャーエンブレム
   2着 8枠15番 ホッコータルマエ          2着 3枠 5番 ロードクエスト
    (大外から 4番目 優勝)              (最内から 4番目 優勝)

  フェブラリーS  2015年              ヴィクトリアマイル
   1着 2枠 4番 コパノリッキー            1着 7枠13番 ストレイトガール
   2着 7枠14番 インカンテーション         2着 5枠10番 ミッキークイイーン
  
  フェブラリーS  2016年              オークス
   1着 7枠14番 モーニン               1着 2枠 3番 シンハライト 
   2着 4枠 7番 ノンコノユメ              2着 7枠13番 チェッキーノ


 圧巻は、桜花賞 皐月賞 この2つの枠連ズバリ!だった。シーズン中途でこの間柄に言及し、オークスまでしか使えない、と申したが、根拠は上記の通り。フェブラリーが今年までしかないからだ。

 また、途中で NHKマイルC だけ、例外を作ってきているのも向こうの常套。


 同様、この春のGⅠシステム ただ一度の例外が既に出現済みで、残るGⅠ 宝塚記念 これは明白に示唆を果たす筈だ。宝塚記念は 〇枠 である。


 無論、上記、藤田伸二の置き土産の1つ。終わったから公開申し上げた。


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