覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

2016秋GⅠの真実

2016年12月26日 14時20分52秒 | Weblog

 今年秋GⅠシリーズを支配したシステムをお明かししよう。

 10月6日(日)、あの凱旋門賞当日、秋最初のGⅠ スプリンターズステークス の結末が、あるダービーと同じだった。

   10月6日 スプリンターズステークス
   
   1着 7枠13番 レッドファルクス   デムーロ
   2着 8枠15番 ミッキーアイル 

   
   1992年 ダービー 

   1着 7枠15番 ミホノブルボン   小島貞博 
   2着 7枠13番 ライスシャワー    

 同じ 馬番13番15番 この ミホノブルボン 栗毛の超特急と呼ばれた稀代の名馬逃げ切りのダービー。勝負服が今年話題のNHK大河『真田丸と同じ、六文銭。テンポイントと並ぶ、日本競馬界の代表的な六文銭の勝負服である。これを受け、わたくしは

   今年秋のGⅠは、 ミホノブルボンの1992年以降の ダービー を再現する。

 こう読み 六文銭 ダービー とこのシステムを命名した。


 このように仮説し、2つ目のGⅠ 秋華賞 ヴィブロス パールコード の本命対抗、大本線的中で確信した。

   1992年 ダービー        →  スプリンターズS
    優勝 ミホノブルボン           優勝 レッドファルクス
    枠連 -7 馬番 13番15番     枠連 -8  13番15番 
   

    1993年 ダービー        →  秋華賞 
    優勝 ウイニングチケット         優勝 ヴィブロス
    枠連 -5  7番10番         枠連 2-  3番 7番  


 続く菊花賞は 1994年 ナリタブライアン のダービー反映の筈で、絶対の自信を以て馬券を買ったレースだった。このブライアンのダービーは、2着が 2枠4番 エアダブリン これと全く同じ、菊花賞では 同じく 2枠にダービー2着馬 が配置された。これが 2枠3番 サトノダイヤモンド であり、優勝。

   1994年 ダービー        →   菊花賞 
    優勝 ナリタブライアン           優勝 サトノダイヤモンド
    枠連 -7  4番17番          枠連 -6 3番11番 


 次の天皇賞・秋。該当ダービーは、1995年 タヤスツヨシ これが 枠連 7-7 優勝騎手・小島貞博 まで、3年前、ブルボン・ダービーと全く同じ。即ち、スプリンターズとこの天皇賞は、何か同じことが起きる、と云う予告でもあった。それが、

    スプリンターズS  7枠13番 レッドファルクス  デムーロ  
    天皇賞・秋     7枠12番 リアルスティール  デムーロ

 同じ 7枠のデムーロ の発射だったのである。

   1995年 ダービー        →   天皇賞・秋 
    優勝 タヤスツヨシ            優勝 モーリス 
    枠連 7- 13番14番         枠連 5-  8番12番


 続いて、以下

   1996年 ダービー        →   エリザベス女王杯  
     優勝 フサイチコンコルド         優勝 クイーンズリング 
    枠連 -7  3番13番         枠連 -5  3番 9番 


   1997年 ダービー        →   マイルチャンピオンシップ
    優勝 サニーブライアン          優勝 ミッキーアイル 
    枠連  3-  5番18番         枠連 4-  8番16番 


 女王杯は同じ 2枠3番 発射。ダービー2着馬 ダンスインザダーク と同じ、社台の馬 シングウィズジョイ が2着。2枠3番と社台馬の2着が合致。
 マイルCS は サニーブライアン と同じ、8枠の逃げ切り ミッキーアイル 

 次に初の例外が出現した。

   1998年 ダービー        →   ジャパンカップ 
    優勝 スペシャルウィーク          優勝 キタサンブラック 
    枠連 3-8  5番16番          枠連 1-6  1番12番 


 ただ、共に 武豊 の優勝。そして、この時のダービー2着 ボールドエンペラー これが示唆する、エンペラー = 天皇 で、出走中唯一の天皇賞馬 キタサンブラック 勝利だった。


 この例外の読み、解釈が1つの分岐点だった。後述する。
 
 結局は、これは人為。偶然で神様の遊び、気まぐれで起きていることでは無く、人的意思、知的意図で起こっていることなので、このようシステムを読み取った者が、容易にずっといい思いをし続けるようなシンプル、ストレートばかり投げては来ない。

 結局は、「このまま」だった。以下


   1999年 ダービー        →   チャンピオンズカップ 
    優勝 アドマイヤベガ           優勝 サウンドトゥルー   
    枠連 1-6  2番11番         枠連 2-5  2番 8番 


 これがまた、同じ 2番ゼッケンの武豊 2着 ぴたり合致。   


   2000年 ダービー        →   阪神ジュベナイルフィリーズ
    優勝 アグネスフライト           優勝 ソウルスターリング 
    枠連  -2  2番 4番         枠連 -8  2番18番 
  

   2001年 ダービー        →   朝日杯フューチュリティステークス 
    優勝 ジャングルポケット          優勝 サトノアレス  
    枠連 5-8  9番18番          枠連 5-8  9番18番 

   2002年 ダービー        →   有馬記念 
    優勝 タニノギムレット           優勝 サトノダイヤモンド 
    枠連 2-  3番11番         枠連 1-  2番11番 


 すんなり。何故、このシステムを承知しながら、有馬記念 6枠 サトノダイヤモンド これを本命視しなかったのか。前記事で申し上げた通り、わたくしは、秋GⅠ初日 凱旋門賞 が、1992年 ダイヤモンドステークス と同じ 同一厩舎3着まで独占 の合致から、今年が ダイヤモンド・イヤー であることも承知し、今年の ダイヤモンドステークス 枠連 5-8 もどこか必ず秋GⅠで出現すると踏み、、朝日杯 枠連 5-8 は本線で頂戴した。この ダイヤモンド・イヤー に思い至って以来、当然、年度代表馬は他に考えられようも無く、有馬記念はこの馬、とかねて確信していた。
 上記システム通りなら、合致する6枠に ダイヤモンド馬 万全で本命視の筈だった。
 

 が、問題は結果的には唯一の例外だった、1998年ダービー → ジャパンC この解釈だった。

 実に、

    1998年 ダービー   →  京都2歳ステークス 【JC前日重賞】
      枠連 3-8         枠連 3-8 

    1999年 ダービー   →  ジャパンカップ
      枠連 1-6         枠連 1-6  


 こうなっていたからだ。即ち、経験的に承知しているが、このような一貫システムで毎年のGⅠを企画運営する向こう(=JRA演出側)は、概ねシーズン1回は必ず例外をぶつけて来るが、わたくしは、単純な外しでは無く、JC週は、この土曜の2歳重賞に、この 六文銭 ダービー 一貫するシステムを例外的に適用。だからこそ、上記2つのこの週の重賞が合致するのだ、との解釈を採った。以下


    2000年 ダービー   →  チャンピオンズC 
      枠連 -4         枠連 -5  

 これもまた、2番 武豊 の配置、2着。これが 2000年ダービーの 2番 エアシャカール と今回の 2番 アウォーディー でやはり合致していた。

    2001年 ダービー   →  阪神JF 
      枠連 5-         枠連 1-  


 こうやはり合致が続く。そして注目の次の朝日杯。


   2002年 ダービー        →   朝日杯フューチュリティステークス
    優勝 タニノギムレット           優勝 サトノアレス
    枠連 2-6  3番11番         枠連 5-8 10番17番 

 この実際にわたくしがJC週を経て、採った解釈では、これこそ不一致。が、実際はわたくしはこのレースを本線で的中させ、皆様方にも喜んで頂いている。その読みを御披露しよう。

 実に、2002年 ダービー を踏まえ、考えるべき、この朝日杯。実に、特異なことが提示された。

    フランケルの2歳牝馬 ミスエルテ 阪神JFをパスし、通常牡馬のこのGⅠへ参戦

 しかも、1番人気必至とされ、わたくしはこの挑戦を受け、2002ではなく、その5年後のダービーを思い起こした。

   2007年 ダービー  

    1着 2枠 3番 ウオッカ       四位    タニノギムレット 
    2着 8枠16番 アサクサキングス    福永


 父の優勝した、2002年に続き、実に牝馬の身で果敢にダービーに挑戦。皇太子殿下行啓、また当時の安倍首相夫妻の前で、堂々68年ぶりの牝馬のダービー制覇を成し遂げた女傑。

 わたくしはこれとて、例外措置として、実は、このタニノギムレットのダービーが該当するが、この牝馬挑戦を通し、実は、5年後、勝負服も同じ、谷水雄三馬主の、2002年優勝馬の娘、ウオッカ の2007年ダービー代用再現されると読み、ウオッカを導いた 四位騎手 これが、ウオッカダービーの2着枠の8枠に配置され、この8枠発射と読んだ訳だ。

 この読み替えの勝利を受けた昨日の有馬記念。わたくしが念頭に置き、自信を以て臨んだのは

   2003年 ダービー   

   1着 7枠13番 ネオユニヴァース     デムーロ 
   2着 2枠 3番 ゼンノロブロイ      横山典弘   

 このダービーを踏まえるなら、どう見ても

    サウンズオブアース   デムーロ    同じ、デムーロ騎乗の地球(世界)の馬

 これが浮かび上がるのも当然だった。1枠でも7枠でもなかったが、3枠 サウンズオブアース この3枠に、上記ダービーの1・2着騎手 デムーロ・横山 同居。わたくしはこれを本命視した、と云う次第。

 が、実際は、JCの週以降の読みが、この誤答へわたくし共を誘った格好だ。が、再考すれば、次のように捉えることも出来る。


    2003年 ダービー   →  ホープフルステークス 【有馬記念 当日直前重賞】
      枠連 2-7         枠連 2-7 

    2004年 ダービー   →  ジャパンカップ
      枠連 3-         枠連 1-  
   
 この秋最初のGⅠで見破った 六文銭 ダービー このシステムからすれば、こちらの解釈をとっても、2004年 キングカメハメハ 6枠で優勝のダービーが、昨日踏まえられていた、と云う見方は成り立つ。だからこそ、同じ2着 3枠5番 ハーツクライ 横山典弘 これと同じ 3枠5番 サムソンズプライド 横山典弘 が置かれていた、とも云える。


 実は内幕、わたくしは土曜午前の時点で、この ホープフルステークス は上位人気2頭が同居した4枠 サングレーザー グローブシアター この 枠連 4-4 を買うことを土曜情報でフライング的に申し上げていたが、昨日当日情報では、その土曜~日曜朝までの入念な読込の上、画期的な発見があり 枠連 2-7 で重点勝負。しかもひょっとして同じ7枠でも、人気薄 12番 マイネルスフェーン 14頭立て8番人気 こちらの炸裂ではないか、とまで前記事で申し上げた根拠も手伝い、浮かび上がり 枠連 2-7 1040円 を大口で、また 馬連 2380円 馬単 2670円 3連単 15250円 まで頂戴した。

 そして、問題は、その直後、大儲け後のグランプリ 9Rで出現 枠連 2-7 このネオ・ダービーは既に使われ済み → 2004年 キンカメ・ダービー へ想起、思い至り。これはわたくしにして、こころのゆとり、的中と大レース前の昂ぶりで、浮かばなかった、と云う顛末。やはり、ライアンや武豊並、羽生善治先生レベルの玲瓏、沈着。つまりはクールさが足りなっかった。それ以上に、ずっとこの日曜レース当日。多忙の余り、抱いた自信を改めて疑う、思いの器。わたくしも3歳馬並に若気なのだろうか。


 それはさて、毎年、毎シーズンそうだが、GⅠシリーズでは、今季のような、あるメッセージを発信し、システマチックに全レースを構成する、その中には外し、例外なども盛り込まれる、と云う向こうの遣り口を理解される御参考になれば、と存じ、御約束通り、総てが終わってから、このシステムをここで公開申し上げた。毎度申すが、そんなこと知らなかったよ、と云うファンが大半。そこで、なるべく、シーズンを通し、長期の御登録をお薦め、システムに則り、毎週を凝視して頂き、ここぞと云う時の勝負を考えてもらいたいと思う。

 昨日の狂騒の有馬枠連 330円 馬鎌 440円 でどう儲けよと云うのか。断然、ホープフル 1点目重点勝負と申したし、必ず 2番11番 を買うと申し上げたが、こちらの方が遙かにうれしいレースだった。

 有馬だけ獲りたい、また獲られた方も美味しいレースを取り逃しておられる。


 昨日もわたくしは有馬当日情報の取りまとめに追われ、面白いと見ていた1頭。

   日曜中山 3R 2枠 4番 スーパーブレイク    戸田厩舎  
 
 これを投票に至らず、こんな稼業に追われているから魚を逃すのだ、と悔しさが滲んだ。


   1着 2枠 4番 スーパーブレイク    岩田  戸田    8番人気
   2着 8枠15番 ホーププラウド       横山  柴田政人  7番人気


 ホープフルステークス当日に 15番 ホープ馬 に注目するのは当然で、この枠の発射か、不発ならホープフルへのサインだと見做すのは当然だ。それ以上に、この勝ち馬だが、昨日は

   赤穂特別    → 赤穂浪士の討入、「忠臣蔵」の日

である、との解釈をわたくしは取っていた。討入直前、大石が浅野内匠頭未亡人、瑶泉院に挨拶をしに参り、敵方の間者が屋敷に入り込んでいるのを察知、討ち入りの事実を打ち明けぬまま、面罵され帰途に就く、と云う名シーン、「南部坂雪の別れ」。ここにも登場するが、この瑶泉院の側女が戸田である。この戸田厩舎の

   スーパーブレイク      大事件が出来する、または 不意を突き討ち入る・襲いに入る 

 この意味合いを思わせる1頭。突然、人気薄でやるからこそ、事件の突発性写しとなる。

   単 1680円  枠連 4600円  馬連 97000円  馬単 19590円 

 溜息が出る。ま、近々、来年になるが、また好機はするやって来る。


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