覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

オグリ 輝く3つダイヤモンド

2016年12月27日 09時59分58秒 | Weblog

 原点ともなったレース。

    2016年10月2日(日) 第95回 凱旋門賞    シャンティイ(仏)

    1着 馬番 10番 ファウンド               ムーア      オブライエン厩舎
    2着 馬番  4番 ハイランドリール           ヘファナン    オブライエン厩舎
    3着 馬番  8番 オーダーオブセントジョージ    デットーリ     オブライエン厩舎
           (16頭) 

    1992年 2月2日(日) 第42回 ダイヤモンドステークス 

    1着 4枠 7番 ミスターシクレノン     柴田善臣   小林稔厩舎
    2着 3枠 5番 アローガンテ        塩村克己   小林稔厩舎
    3着 7枠13番 ロングシンホニー     河内洋     小林稔厩舎
         (15頭)

 この 1~3着まで同一厩舎独占。この合致こそが、結局

      2016年 秋   ダイヤモンド・イヤー  

 この宣告だった。そして、このJRA史上稀なダイヤモンドステークスは、実は2年前の著名レースの焼き直しに過ぎなかった。


    1990年 第35回 有馬記念  

    1着 4枠 8番 オグリキャップ       武豊    瀬戸口勉 
    2着 3枠 5番 メジロライアン       横山典弘 奥平真治 
    3着 7枠13番 ホワイトストーン      柴田政人 高松邦男 
         (16頭)

 ダイヤモンドが3つ揃う、並ぶ。これに気付くかどうかのこの秋だった。


 だからこそ、待っていた年末最後の真犯人(ほんぼし) サトノダイヤモンド そして、

     『優駿』1月号付録カレンダー  12月写真 オグリキャップ  (1990年有馬記念)

 これの提示だったのである。さらに、わたくしは次の推定まで申し上げている。

     日本競馬史上最強馬   ディープインパクト     2005年 三冠馬 

     皐月賞   7枠14番 ディープインパクト     武豊   優勝 
     ダービー  3枠 5番 ディープインパクト     武豊   優勝
     菊花賞   4枠 7番 ディープインパクト     武豊   優勝 

 このディープ3冠の発射位置。1992年 ダイヤモンドステークス 小林稔先生 1~3着独占。この3頭の位置のなぞり。

     3着 7枠13番 ロングシンホニー    →  7枠14番 皐月賞   優勝 
     2着 3枠 5番 アローガンテ       →  3枠 5番 ダービー  優勝 
     1着 4枠 7番 ミスターシクレノン    →  4枠 7番 菊花賞   優勝 

 思い出されたいか、動画サイトなどで確認されたい。1つ、皐月賞だけ違っているじゃないか、と云われようしその通りだが、だからこそ、

    2005年 皐月賞 スタート直後、ディープインパクト  落馬しそうなほどの横へのヨレ

 これを、名手、いや名優・武豊が演じて見せ、これは 本当は 「隣のゼッケンですよ」 とのメッセージ。今ももしあの時、ヨレ過ぎ、落馬してしまったら日本競馬の歴史はどうなっていたかとまで思うが、パパ譲りの名優・豊さんに抜かり無し。

 前口上はこれくらいにして、要するに全部演出である。これで

       ダイヤモンド・イヤー   =  GⅠサイン馬 オグリキャップ  

 これが宣告された。ダイヤモンドとは60周年祝いだが、一体、何の、どんな60周年なのか。これは御登録各位様に、出馬表確定前、水曜にお伝え申し上げている。

 で、そのサイン馬 オグリキャップ の仕事。中央入り以来、その破竹の連勝街道がこの秋GⅠのサインだった。

 無論、根拠は、その胸の 3つ揃いのダイヤモンド この勝負服。小林先生独占 ダイヤモンドS 写しである。


 秋GⅠサイン馬 オグリキャップ  中央入り初戦から

    ペガサスS   枠連 4-  4番10番  → スプリンターズS   枠連 7-  13番15番    

    毎日杯     枠連 3-8 10番 3番  → 秋華賞         枠連 2-4   3番 7番 

    京都4歳特別 枠連 -8 15番12番  → 菊花賞         枠連 2-   3番11番 

    NZトロフィー 枠連 6-  11番 9番  → 天皇賞・秋      枠連 5-   8番12番 

    高松宮杯   枠連 -3   2番 3番  → エリザベス女王杯  枠連 -5   3番 9番 

    毎日王冠   枠連 5-6   8番 7番  → マイルCS       枠連 4-8  16番 8番 

    天皇賞・秋  枠連 1-6   9番 1番  → ジャパンC       枠連 1-6   1番12番 

 次が初めての例外。

    ジャパンC  枠連 3-8  16番 5番  → チャンピオンズC   枠連 2-5   8番 2番 

 だが、これも人為。向こうの遣り口の例外で、実はこの 1988年 ジャパンカップ 

      取消  2枠 3番 スカイチェイス    
      取消  5枠 9番 アワーズアフター    

 この2頭の取消があり、この位置2つ 2枠 5番 で決した。加えて、これが中央入り以来、オグリ初の連を外したレースだったと云うことも例外出現の必然性だったのかとも考えられる。

 そして、これ以降、オグリ直接の発射サインでは無くなる。

    有馬記念   枠連 6-7  10番11番  → 阪神JF        枠連 1-8   2番18番 

 これがまた全く不発。が、このからくりはこのオグリ初優勝の有馬の前日、阪神JF向けの阪神メイン

    前日土曜 阪神11R 六甲ステークス   枠連 -6   7番 1番   11頭立て

 これが 1枠と18番目 で決まっており、これを代理援用した格好だ。続き

    オールカマー 枠連 4-7  11番 5番  → 朝日杯FS      枠連 5-8  17番10番 

 これまた不発。そしてこれまた、周辺にズバリがあった。この翌年の オールカマー である。

    1990年 9月16日 第36回 オールカマー   
    
    1着 8枠17番 ラケットボール     
    2着 5枠10番 ジョージモナーク     

 この2着 ジョージモナーク はオグリと同じ公営の馬で赤間清松厩舎。また、前年1989年、オグリには出走権の無かったダービー、正しく平成元年のダービーを制した ウィナーズサークル と同じ勝負服、同じ厩舎 栗山さんと松山康久厩舎の1頭 ラケットボールの勝利。

 残る最後


    毎日王冠   枠連 4-   6番 4番  → 有馬記念       枠連 1-  11番 1番 
 

 わたくしはこの毎日王冠も オグリ優勝位置 6枠6番 この内、6番 サウンズオブアース と読んだが、実際は 6枠 優勝。これが サトノダイヤモンド だった。

 来季も、恐らくは最初のGⅠ フェブラリーステークス の結末を見れば、シーズンGⅠサイン馬が読めると思う。

 できれば、もっと早く読めればそれに越したことはない。


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 さあ、バードウォッチング を始める。

 2歳重賞3連勝   

      阪神JF     ソウルスターリング     藤沢和雄厩舎
      朝日杯FS   サトノアレス          藤沢和雄厩舎
      ホープフルS  レイデオロ          藤沢和雄厩舎  

 全部

       エアスマップ    JRA史上唯一の SMAP馬 重賞勝利   藤沢和雄厩舎 

 無くなって泣いている方々。また7年後の紅白あたりで、一夜再結成なんかもあると思う。


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