覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

タイガーはつらいよ

2020年05月13日 09時08分30秒 | Weblog

 大レースは時代のある証言、メッセージなので、終わってスルー。ではとどまらず、後になって正体が知れる、と云う巨視的な捉え方、受容、理解、読み。常に心掛け、かつまた至難で、苦慮する点でもある。

 歴史に名をとどめる名馬。シンザン最後の傑作と云われた

    ミホシンザン    柴田政人  田中朋次郎 厩舎 

       しばたまさと     じろう  

 この 皐月賞 菊花賞 天皇賞・春 GⅠ3勝の名馬とて、去年末の最新作公開「男はつらいよ」。この国民的シリーズがあったればこその1頭で、当時の並び称されたトップジョッキー。理知派、合理性の岡部幸雄に対し、人情派、浪花節的な柴田政人。かつて、騎乗馬がかち合った時、岡部は打算で選び、政人は人情で選ぶ、などとメディアに評されたこともあったが、これも演出。

 柴田 とは 柴又の男 で、この騎乗の名馬が 田中朋次郎 じろう → 寅次郎 だからこその、5馬身差圧勝、4戦4勝の 皐月賞 後の、ダービーリタイア。骨折と称し、実はに出てしまい、秋に帰ってきて セントライト記念 での初めての敗戦。仕切り直し、予定外に 菊花賞 前に 京都新聞杯(当時、菊花賞トライアル) を使い、復活。そして待ち構えた大輪の。2着は今は太ってしまったが、須田鷹雄 = スダホーク で、2冠達成。無事なら3年連続3冠達成だったと云われる ミホシンザン 

 この読みだが、間違っているとすれば、何故 しばたまさと = 柴又 の ともじろう のこの名馬が、初の敗戦を喫した セントライト記念 この逆転勝ち馬 何故

   1985年 9月29日 セントライト記念  

     優勝  タイガーボーイ

だったのか。偶然で済ます方はそれで良い。

 この 1985年 と云うと、年末に公開された 第36作「男はつらいよ 柴又より愛をこめて」。冒頭の夢は「日本人初の宇宙飛行士」に選ばれた寅次郎。最も日本人らしい日本人と云う理由で、選出。強引にロケットに乗せられるお話し。タコ社長の娘 あけみ(美保純 みほじゅん)が、夫婦喧嘩で家出してしまい、連れ戻そうと奔走する寅さん。いつの間にか、旅先で式根島のマドンナ先生 栗原小巻 に惚れる「二十四の瞳」回想物語。

 やはり出てきた 桂梅太郎の娘 みほさん。これがタイガーと結び付いた旅物語から ミホシンザン物語 に発展した。この最新作公開の年の瀬、第30回 有馬記念 最後はふられ、また旅立つ寅さんだが、ここで 柴又のいい男を待ち構え、立ちはだかったのは皇帝だった。この有馬 1985年12月22日 のちょうど10年後、1995年12月22日に亡くなったのが、この栗原マドンナの真知子先生を射止めた 川谷拓三さん この訃報は全くの偶然だった。

 明けて1986年、次の 第37作目「男はつらいよ 幸福の青い鳥」公開が12月20日だから、盆暮の定番 寅さん映画が何故、1年も開いたのか。理由は不明だが、この86年 ミホシンザン 5戦して未勝利。ジャパンC以外、全部1番人気で秋GⅠ3連続3着。届かない、果て無く流離うシンザンの孤影。だが、1987年 8月公開の「男はつらいよ 知床旅情」ここに 三船敏郎 と云う北海道の馬産牧場などの面倒も見る一徹な獣医。この大物がマドンナ 竹下景子 を凌ぐ超大物ゲストで登場することが決まっていた春、再度の菊の大輪が待ち詫びて居た。第95回 天皇賞・春 ニシノライデン 田原成貴 この 西の雷電 西郷さんが田原坂に戦死する失格の傍ら、アサヒエンペラー を従えた京都、淀の地。

 シリーズ第2作目。京都のラブホで初めて対面を果たす寅さんの実母 さん ミホシンザン は、菊のGⅠを2つ制し、武豊 キャリア初のGⅠ スーパークリーク での菊花賞制覇もまた、北野武さんのお爺さんが 北野次郎 さんだったことでの青春の達成だった。2着は ガクエンツービート 

 さて、思い出の男はさて、今週 第15回 ヴィクトリアマイル 歴史短いレースなので、余り連動に頼りたくないが、これには 過去14年の全歴史、連動と云う重賞が2つあり、これ以外、13年連続だと2レース。さらにこれ以外、過去14年で13回 の連動レースとなる、12もあり、全部列挙することは意味希薄。5レースだけ紹介するが、今年のシステムと傾向で、先ずは 枠連 〇-〇 だと疑う。

 第65回 京王杯スプリングカップ これで今週該当65ページを見ると、あの馬の提示明らかだが、こちらは 18年連続の連動 15年連続の連動 共に 枠、ゼッケンが合致 し、早く出馬表を見たい。

 ラグビーイヤー 2019年 W杯日本開催 の秋、大一番 アーモンドアイ がラグビーボール型のつぶらな瞳で 天皇賞・秋 を制し、有馬で散り、果たしてこの 2020年最初のレース、人気は当然。果たして2週続けて ルメール&シルクの勝負服 の合体が続くかどうか。わたくしは先ずこの不発から考えるが、先週も

    2枠 2番 ゴチソウサン     2013年 NHK朝の連続ドラマ

    2枠 2番 デンセツノマジョ   = 1964年 東京五輪 東洋の魔女 

 この揃い配置で、NHKは 2番 タイセイビジョン 2枠 レシステンシア どちらかだったが、前者を採り、当日の 6枠浮上 をお伝えはしたが、正解 1-6 でなく、2-6 しかも、先週 NHKマイルC 過去24年で23回 の連動 もまた 12番 だったので、同じ6枠でも 12番 ボンオムトゥック の方だと見たわたくしには 11番 ラウダシオン 惜しくなかったが、そうそう、長らくの連動。不発と思えない。 

 既に、明日御送付予定 週中情報 ある結論に達しているが、今年の 京王杯スプリングカップ とて タワーオブロンドン ダノンスマッシュ と云う人気同士の決着とは考えられない。

 先週 津村明秀 リタイアしたが、これはもう 今年のNHKの顔 智光 = 津村明秀 と申し上げていた通りで プリンシパル で ビターエンダー苦い結末、悲劇の人物) で勝って直ぐ翌日はメインGⅠ前、中止、消え去る。正しく光秀を追い、山崎の合戦で神速で仕留めた秀吉写し。その光秀の旗印 桔梗 これで ききょうステークス 勝ち馬 プリンスリターン 同居の2枠であることなどは予め、解かり切っていた。歌舞伎演目「時今也桔梗旗揚」まで持ち出し、お話しした上で、選び間違えた。

 悔しさはパワーに転じ、今週挑む。5月20日で ニキ・ラウダ 栄光、復活のF1パイロット1周忌を迎えるが、悲劇からのカムバック。NHKもカムバックを目指しているし、日本中がそうだ。時代とともにあり、世を前に進めるのがJRAの役目。全ジョッキーもそれを背負い、懸命の予防策の最中。

 わたくしもそうだが、皆様。時にマスクを外し、口元、顔面を開放し、障りない場所で深呼吸、リラックス。日に数度のこころからの大笑い。わたくしなどは人気無い緑地、1時間に4人くらいしか人の姿を見ない場所で、ゆっくりとハバナ産COHIBA。新しくDUPONTのライター仕入れたので、この分くらいは土曜、出来れば早いレースか、メインで仕留めたい。知らずの内に、浅呼吸になっていないかどうか。

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 今週該当15ページ。ディープインパクトがその年の1億円越え7頭の中で、11番目の7千万円だったことを告げている。先週 6億円の高額馬 消えたが、前日6枠を消し、翌日の6枠馬爆発 と云う直球演出。だが、中々、ドストライクが打ちにくいことは御承知だろう。


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