季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

批評的

2013年12月24日 | 音楽
ピアノは、何度もくりかえすが、唯一、他の楽器を想像して演奏する楽器である。

しかし聴き手には当然ながら、想像裡の楽器の音なぞ聞こえない。

つまりピアノという楽器は他の楽器のように充足することが出来ないのである。

想像すると言えば何やらうっとりとした空気を思い浮かべる人が多いだろうが、そうではない。

この想像は極めて意識化されたものであり、他の言い方をすれば、ピアノ ほど自己陶酔型、あるいはナルシズムから遠いものはないのだ。




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