YouTubeにシューマンのアレグロを上げたところ、著作権侵害云々という通知が来た。
当該箇所とやらを聴き直してみたが当然のことながら何もない。そこのメロディが誰かの作ったメロディと似ているのだろうか?
しかしそれならそちらがシューマンのメロディを盗んだのだ、逆ではあるまい。
検索して分かった?のはチェックは機械が自動でするということ。であるからこの通知が来ても思い当たる事がなければ無視して良いのだと。それでも気味が悪いのでアップロードを控えている。
思い出したことがある。
随分前のことだ。近隣の市の警察署から電話があった。その年の元旦夜どこを走っていたのかという問い掛けである。
僕はとっさに海外へ逃げようと思った。しかしここは落ち着きを取り戻し、その時間は多分A市を走行中だったと答えた。
ところがまさにその辺りで事故、ひき逃げがあった。しかも僕の乗った車種が目撃されているというではないか。
僕は動揺した。自慢ではないが僕は記憶力が弱い。もしかしたら警察の言う交差点を通ったのかも知れない。
色は?警察官は重ねて尋ねた。頭はフル回転したがどう答えたら良いのだろうと一言でいえば空回りしたのであった。
正直者の僕はシャンペンゴールドと答えた。それしか思いつかなかった。あとから考えるとすっかりひき逃げ犯モードに突入していたようである。
はい、ありがとうございました。警察官はあっさりと自白した。もとい、言った。何のことはない、目撃者によって車種も色も特定されているのであった。
僕はここでひき逃げ犯モードから解放されてひとりの人間として応対できるようになった。
いやぁ、大変ですなぁ、それにしても僕のボロ車と同じ型が同じ頃走るなんて奇遇ですなぁ、と軽口も飛び出した。
普段僕はそういった反応をする事はない。車で人や建物とぶつかった経験がないからもしやという自信のなさがもたらした態度だったのだろう。
今回のYouTube騒動も、ネット上の何が何だかわからない世界で何となく利用している不安定な心理があり、そのせいでアップロードをためらったのであろうか。
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