
21日封切。当社で試写会予定作品でしたが、他社も別に試写会を予定していたので断念しました。サザンの復活ライヴの際にチラシを撒いていたので気になっておりました。エンディングを「蛍」が流れます。原作は時の人・百田尚樹さん、監督は「ALWAYS三丁目の夕日」の山崎貴監督。主人公に岡田准一君。迫力ある山崎監督のVFXと目で演技ができる岡田准一君の宮部久蔵役にグイグイ引き込まれていきました。孫役の三浦春馬君、久蔵の妻役の井上真央ちゃんが脇を固めます。
命懸けで守ったものは、国でもなく、家族。過去から未来へ愛が届く…。本当の強さとは何か。「優しくなければ生きていけない」というハンフリー・ボガードの名台詞を連想しました。
夏八木勲さん役の大石が「生き残ったものたちは、死に行くものたちを忘れず、物語を続けていかないといけない」という言葉に葬儀のもう一つの意義を気づきました。過去と未来の交差点で春馬君演じる健太郎に、突然零戦に乗って現れる宮部久蔵が手を振って過ぎて行くシーンに故人と遺族参列者の交流を重ねて観たのは職業柄でしょう。百田尚輝さんの原作のテーマは「命」です。今年一番感動した作品です。ちなみに私は物理のテストは「永遠の0点」でした。