🟦さびしいとき🟦
私がさびしいときに、
よその人は知らないの。
私がさびしいときに、
お友だちは笑うの。
私がさびしいときに、
お母さんはやさしいの。
私がさびしいときに、
仏さまはさびしいの。
金子みすゞ👤
三月になりました。三月は弥生。草木がいよいよ生い出る、春の初め月。まだ余寒も残り、風の強い日もありますが、路傍の花をみるたびに、春の足音が日毎に近くなるのを感じるこの頃です。
今日はずっと眺めてきた白梅が満開になっていて、こぶしの梢もかすかに膨らみ、沈丁花はぽつんぽつんと咲きはじめました。まるで花木から季節を喜ぶ声が聞こえてくるようでした。
そうして今日は桃のお節句おひなさま。桃を飾って菜の花そえて、朗らかに迎えましょうね。暖かな一日になるといいですね
🟥ジンチョウゲ 花言葉「勝利」🟥
どんな冬も永遠につづくことはなく、どんな春もやってこない春はない。
No winter lasts forever; no spring skips its turn.
🟥ひな祭り🟥
3月3日は「桃の節供」「ひな祭り」です。もともとは「上巳(じょうし)の節供」といい、旧暦の3月最初の巳の日に無病息災を願う厄払い行事でしたが、現在では陽数である奇数が重なる3月3日になりました。「桃の節供」といわれるのは、ちょうど桃の花が開花する時期であり、古来、桃の木が邪気を祓う神聖な木と考えられていたからです。後に女の子の人形遊びの風習と結びつき、ひな人形を飾って女の子の健やかな成長を願う「ひな祭り」になりました。
ひな祭りの食べものにもいわれがあります。例えば、赤・白・緑色の餅が重なっている菱餅。菱餅の色には、赤は魔除け、白は清浄、緑は健康と長寿の意味が込められており、「雪の下には新芽が芽吹き、地上では桃の花が咲いている」という春の情景も表しています。蛤の潮汁は、蛤が対の貝殻としかぴったり合わないことから、相性の良い相手と結ばれて幸せになるようにと願います。お椀に蛤をひとつ入れ、開いた貝の両側に身をのせて仲睦まじい二人を表現するのが、ひな祭りならではの盛り付け方です🎎。