愛犬ロク

平成2年3月6日に捨て犬を二匹拾いました。

名前は、マーチとロクとつけました。

子犬で全身が草の種子で覆われていました。
兄弟のはずなのだがまったく似ていません。
ロクは、柴犬と言ったら通りそうな姿でした。
すぐに動物病院へ連れて行って体に着いたモノの除去と注射をしたのかな？
マーチは、メスでとても賢い犬でした。
そのせいか塀をよじ登って脱走したり塀の上を器用に歩いたりしていました。
ロクは、まったくそんなことはできません。
見ているだけです。
ある時、河原に散歩に行ってロクの首輪が抜けて走ってどこかへ行ってしまいました。
探しつかれていたら「ウオーーン！ウオーーン！」と犬の鳴き声がしました。
なんとこの段々に流れる川のほうへ行って怖くて動けなくなったようでした。
迷わず私は、その中へバシャバシャ入って重たいロクを抱いて救出しました。
この場所へ来ると思い出します。

犬の命って短いね。

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