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事前の情報収集のやりすぎにはとても批判的な私ですが、旅の記録はしっかり取るようにしています。とはいえ、スケッチやイラストを効果的に組み込んだきれいな旅ノートを作るような才能には残念ながら恵まれていないので専ら文章と数字の表でできた事務的な記録です。
ここ何年かは旅先でなくても毎日日記をつける習慣になっているので、旅先でもそれを続けるだけでそれなりの記録になります。それに加えて添乗員として同行することが多い私は金銭の出入りに関してはどうしても詳細な記録を付ける必要に迫られるので、金銭出納帳の記録が加わるわけです。
日本にいればコンピューターを使って処理する金銭の出入りも、旅行中は手書きです。旅先ではデジタルツールをいつも充電できるとは限りませんし、治安の悪いところでは金目のものを持っていたおかげで怪我をする可能性だってありますから、便利さよりも足枷となる部分が目につきます。ノートとペンなら、物乞いの子供たちに”ペンちょうだい”とねだられる事はあっても、ノートを銃やナイフを持った強盗に狙われることはあまりないでしょう。
ここ数年私が愛用しているのは写真のようなアナログツール。ペラペラの革表紙だけなのに妙に高い”トラベラーズノート”。母親が革細工を教えていたので身の回りに牛革の切れ端ならいくらでもあった私にとっては意味不明な存在だったのですが、使い始めてみると手放せない存在となりました。なぜかというと、論理的な説明はありません。とにかく、持っていて、使っていての雰囲気が良い。それから、なんでも突っ込んでバンドで止めておいて後で整理みたいな使い方が自分の大雑把な性格に妙にマッチしたのかもしれません。それでももっと以前から愛用している測量野帳を手放すことができず、トラベラーズノートの中身は測量野帳という反則気味の使い方をしています。
トラベラーズノートはA5サイズの縦の長さがあるためポケットに入れて常に持ち歩くような使い方はできません。そこで、パスポートサイズのトラベラーズノートを併用します。これも中身は免許証とロディアNO11のメモ帳という使い方をしていて、行動中のお金の出し入れや、ちょっとしたメモはロディアに書いて、後で測量野帳に転記するか貼り付けるようにしていましたが、遅ればせながら最近になってB7サイズのノートがパスポートサイズであることを発見。B7のカットオフノートを使うようになりました。ということはトラベラーズノートはどちらも表紙しか使っていない...わけではなく、カードポケットやクリアポケットを便利に使っています。
旅先ではトラベラーズノートのパスポートサイズをすぐに出せるところ(私はたいてい、ズボンのカーゴポケットに入れています。)に持っていて、必要があればその都度、後回しにせずに記入していきます。私は感じたことや考えたことをその都度書くことはあまりありません。行動中に記録を取るのは一番はお金の出入り。それ以外に多いのは現地の言葉。新しく覚えた言い回しや、料理の名前など。それから予定外に訪れた場所の名前。予定通り訪れたところについてはわざわざメモをしなくても日記に書くことができるでしょうが、予定外の場所は後で地名を思い出すのは一苦労になることが多いのです。行動中、カットオフノートやロディアを使うのは、後でメインのノートに張り付ける為だけでなく旅先で出会った人に何かを書いて渡したいときにも使うからです。意外と多いのは”自分の名前を日本語で書いて”と頼まれて、でたらめな漢字の当て字で書いて渡すことですね。
1日の終わりには酔っぱらってしまう前にその日のガソリン代、食事代、宿代などを測量野帳に作ってある金銭出納帳に転記しておきます。そのあと、夕食代などは翌朝処理です。この金銭出納帳は帰国後、表計算ソフトで清書して会社に保存します。
1日の始まりは前日の日記を書くことから始まります。”スーパーカブで旅するタイ北部”に参加した方は、私が朝、安宿の中庭のテーブルなどで何か書いているのを目にしたかもしれません。それが前日の日記で、これをもとに帰国後このブログに時々アップしているツアーレポートを作成しているわけです。
一晩寝ると、記憶が薄れるのではないかと思われる方もおられるでしょう。実は私も最初はその日のうちに日記を書くようにしていましたが、夜はアルコールが入っていることが多いのと、まだその日の記憶が鮮明過ぎて感情的に書きなぐってしまう傾向がありました。翌朝であれば少し気持ちも落ち着いて、記憶が整理されているので落ち着いた記録がつけられるように思います。最初は前日の事がなかなか思い出せない事もありましたが、習慣となってしまえば、いつも癖にしている書き出し..私の場合”○○時起床。”と書き出せば、前日の一連の流れが順を追って思い出されてくるようになりました。行動中には自分が思ったことをあまり残さないと先に書きましたが、この日記の段階では思ったことや考えたことも書いていきます。
こうやって残した旅の記録ですが、実は私はあまりその後に活用することもありません。ツアーレポートを書く際には目を通しますが、それ以外は書き散らして、そのまま放置です。見直したりすることも正直あまりありません。
むしろ、1日をどう過ごしたか、そこで何を感じたかなどをノートに形として残すという作業そのものがその旅での自分の日々の体験を完結させる作業であると思っています。朝、日記を書くという作業を行う事で自分の昨日の体験が自分の中で整理されて一つの経験として蓄積されていく印象があります。そのためにも記録を付ける習慣をもって損はないと思います。
ここ何年かは旅先でなくても毎日日記をつける習慣になっているので、旅先でもそれを続けるだけでそれなりの記録になります。それに加えて添乗員として同行することが多い私は金銭の出入りに関してはどうしても詳細な記録を付ける必要に迫られるので、金銭出納帳の記録が加わるわけです。
日本にいればコンピューターを使って処理する金銭の出入りも、旅行中は手書きです。旅先ではデジタルツールをいつも充電できるとは限りませんし、治安の悪いところでは金目のものを持っていたおかげで怪我をする可能性だってありますから、便利さよりも足枷となる部分が目につきます。ノートとペンなら、物乞いの子供たちに”ペンちょうだい”とねだられる事はあっても、ノートを銃やナイフを持った強盗に狙われることはあまりないでしょう。
ここ数年私が愛用しているのは写真のようなアナログツール。ペラペラの革表紙だけなのに妙に高い”トラベラーズノート”。母親が革細工を教えていたので身の回りに牛革の切れ端ならいくらでもあった私にとっては意味不明な存在だったのですが、使い始めてみると手放せない存在となりました。なぜかというと、論理的な説明はありません。とにかく、持っていて、使っていての雰囲気が良い。それから、なんでも突っ込んでバンドで止めておいて後で整理みたいな使い方が自分の大雑把な性格に妙にマッチしたのかもしれません。それでももっと以前から愛用している測量野帳を手放すことができず、トラベラーズノートの中身は測量野帳という反則気味の使い方をしています。
トラベラーズノートはA5サイズの縦の長さがあるためポケットに入れて常に持ち歩くような使い方はできません。そこで、パスポートサイズのトラベラーズノートを併用します。これも中身は免許証とロディアNO11のメモ帳という使い方をしていて、行動中のお金の出し入れや、ちょっとしたメモはロディアに書いて、後で測量野帳に転記するか貼り付けるようにしていましたが、遅ればせながら最近になってB7サイズのノートがパスポートサイズであることを発見。B7のカットオフノートを使うようになりました。ということはトラベラーズノートはどちらも表紙しか使っていない...わけではなく、カードポケットやクリアポケットを便利に使っています。
旅先ではトラベラーズノートのパスポートサイズをすぐに出せるところ(私はたいてい、ズボンのカーゴポケットに入れています。)に持っていて、必要があればその都度、後回しにせずに記入していきます。私は感じたことや考えたことをその都度書くことはあまりありません。行動中に記録を取るのは一番はお金の出入り。それ以外に多いのは現地の言葉。新しく覚えた言い回しや、料理の名前など。それから予定外に訪れた場所の名前。予定通り訪れたところについてはわざわざメモをしなくても日記に書くことができるでしょうが、予定外の場所は後で地名を思い出すのは一苦労になることが多いのです。行動中、カットオフノートやロディアを使うのは、後でメインのノートに張り付ける為だけでなく旅先で出会った人に何かを書いて渡したいときにも使うからです。意外と多いのは”自分の名前を日本語で書いて”と頼まれて、でたらめな漢字の当て字で書いて渡すことですね。
1日の終わりには酔っぱらってしまう前にその日のガソリン代、食事代、宿代などを測量野帳に作ってある金銭出納帳に転記しておきます。そのあと、夕食代などは翌朝処理です。この金銭出納帳は帰国後、表計算ソフトで清書して会社に保存します。
1日の始まりは前日の日記を書くことから始まります。”スーパーカブで旅するタイ北部”に参加した方は、私が朝、安宿の中庭のテーブルなどで何か書いているのを目にしたかもしれません。それが前日の日記で、これをもとに帰国後このブログに時々アップしているツアーレポートを作成しているわけです。
一晩寝ると、記憶が薄れるのではないかと思われる方もおられるでしょう。実は私も最初はその日のうちに日記を書くようにしていましたが、夜はアルコールが入っていることが多いのと、まだその日の記憶が鮮明過ぎて感情的に書きなぐってしまう傾向がありました。翌朝であれば少し気持ちも落ち着いて、記憶が整理されているので落ち着いた記録がつけられるように思います。最初は前日の事がなかなか思い出せない事もありましたが、習慣となってしまえば、いつも癖にしている書き出し..私の場合”○○時起床。”と書き出せば、前日の一連の流れが順を追って思い出されてくるようになりました。行動中には自分が思ったことをあまり残さないと先に書きましたが、この日記の段階では思ったことや考えたことも書いていきます。
こうやって残した旅の記録ですが、実は私はあまりその後に活用することもありません。ツアーレポートを書く際には目を通しますが、それ以外は書き散らして、そのまま放置です。見直したりすることも正直あまりありません。
むしろ、1日をどう過ごしたか、そこで何を感じたかなどをノートに形として残すという作業そのものがその旅での自分の日々の体験を完結させる作業であると思っています。朝、日記を書くという作業を行う事で自分の昨日の体験が自分の中で整理されて一つの経験として蓄積されていく印象があります。そのためにも記録を付ける習慣をもって損はないと思います。
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