旅のウンチク

旅行会社の人間が描く、旅するうえでの役に立つ知識や役に立たない知識など。

荷物を減らす

2007年06月20日 | 旅行一般
旅に出る時にいつも問題になるものの一つに荷物の問題があるのではないでしょうか。航空機の受託手荷物にも制限がありますし、やたらと何でも持っていけるわけではありません。しかし、特に数ヵ国にわたって旅する予定の場合は気候の違いなどでどうしても荷物は多くなる傾向があります。

ところが旅行期間が長くなると、面白い事に荷物は少なくなる傾向があります。長いというのは10日とか、そういう話ではなく、6ヶ月とか10ヶ月という話の場合です。これはもしかすると体験した事のある人は少ないのかもしれませんが、非常に長期間の旅に出るとなると、旅行中に必要となる物資を全て日本から運ぶ事は間違いなく不可能となりますから、現地調達を考える必要が出てきます。そうすると、"あれも、これも"現地で調達できるという事に気がついて、結果的にあまり多くの荷物を持っていかなくても良くなるわけです。
旅に出る時にいつも問題になるものの一つに荷物の問題があるのではないでしょうか。航空機の受託手荷物にも制限がありますし、やたらと何でも持っていけるわけではありません。しかし、特に数ヵ国にわたって旅する予定の場合は気候の違いなどでどうしても荷物は多くなる傾向があります。

ところが旅行期間が長くなると、面白い事に荷物は少なくなる傾向があります。長いというのは10日とか、そういう話ではなく、6ヶ月とか10ヶ月という話の場合です。これはもしかすると体験した事のある人は少ないのかもしれませんが、非常に長期間の旅に出るとなると、旅行中に必要となる物資を全て日本から運ぶ事は間違いなく不可能となりますから、現地調達を考える必要が出てきます。そうすると、"あれも、これも"現地で調達できるという事に気がついて、結果的にあまり多くの荷物を持っていかなくても良くなるわけです。

私も最初、旅を始めた頃は60リットルのバックパックを背負っていましたが、回を重ねる度にバッグは小型化していって、結局、寒い国でも暑い国でもショルダーバッグ1個に集約されていきました。寒い国は荷物が多くなる傾向はありますが、実際には防寒の為に着用するジャケットやセーターなどは旅の間は着っぱなしになるので、荷物とはなりません。ですから、あまり荷物の量が多きく変わるわけではないのです。

バイクツアーの場合はライディングウェアがありますので、ショルダーバッグ1個というわけにはいかないのですが、それでもギヤバッグ1個に荷物を詰めていて、いつも空いたスペースをどうするかで悩んでしまいます。寒い国と似ていて、バイクに乗っている間はライディングウェアを着っぱなしになるので、ライディングウェア以外の着替えは逆に普通の旅よりも少なくなるのですから、ライディングウェア一式を荷造りした後は、何を入れるか悩んで、Tシャツを余分に持ってみたり、そして結局そのまま持ち帰るはめになる事がほとんどです。

いつも荷物が多くて悩んでいる方にとってはおそらくココに重大なヒントが隠されています。カバンが大きいと、ついつい予備の着替えなどを入れたくなってしまうのが人の常。ですから、荷物を少なくするために最初に工夫するのはカバンを一回り小さいものに変えてみる事です。そこに入る物だけを持っていくと考えたら、自分が準備しているものの中の不要なものが何なのかが見えてきます。

私が考える目安は、最大でも40リットル。私の場合は秘技-旅先での洗濯術を使っている関係で30リットル弱の容量があるカバンで充分。それで足りなかった物は現地で購入すれば良いのです。現地で買った生活雑貨の中で気に入ったものがあれば、帰国時に買い直してよいお土産にもなります。

30リットル弱に荷物を収めておけば、たとえば発車しようとしているミニバスを追っかけて乗ったりしなければならないような局面でも自分の行動を妨げる事がありませんし、ローカルバスや市バスなどにもあまり気がねせずに乗る事ができます。この事が旅の行動半径を広げる上で大きな効果がある事は想像できるのではないでしょうか。


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